前兆はあった…[病気で早死にした人]の共通項 | 日本のお姉さん

前兆はあった…[病気で早死にした人]の共通項

前兆はあった…[病気で早死にした人]の共通項
2013年11月05日 09時03分 提供:日刊SPA!
遺族や近しい友人への周辺取材を試みると、55の共通項が浮かび上がってきた
誰もが耳を疑った桜塚やっくんの早すぎる死。しかし、世の中には若くして死に至るケースは少なくない。特に病気の場合、当事者たちだけが知りえる“予兆”のようなものは何かしらあったはずだ。11/5発売のSPA!に掲載されている「[早死にする人]に共通するヤバい習慣55」では、30~40代で早死にした人たちの生活習慣、働き方などを周辺調査。専門医の警告と合わせて、その共通項を掲載している。
◆今まで健康だった人に突然忍び寄る死の恐怖
仕事もプライベートも何かと忙しい30~40代。不慮の事故に遭遇することもあれば、気づいたときには「時すでに遅し」な深刻な病にかかることもある。いや、むしろ我々が思っている以上の“高”確率で、突然死は忍び寄ってくるのだ。
2年前、千葉県で洋服店を2店舗経営していた吉本幸治さん(当時30歳・仮名)の例を挙げよう。3店舗目の出店を控え、忙しい毎日を送っていた吉本さん。久々に土曜日に休みをとり、昼食後に7歳の長男、5歳の長女とお絵描きを楽しんでいたときのことだ。突如、吉本さんは激しい胸の痛みを訴え、リビングでもだえ苦しんだ後に意識を失った。そして救急車が到着する前に家族の前で息を引き取ったのだ。死因は「心筋梗塞」である。まだ悲しみのどん底にある妻の清美さん(仮名)に、心苦しくも話を伺った。
「亡くなる寸前まであんなに元気だったのに……いまだに彼が死んだことが信じられません。ただ半年ほど前から『たまに胸がチクチク痛む』と言っていたんです。あれが前兆だったと思うと、なんで気づいてあげられなかったんだろうと悔しくて……」
奈良県でイラストレーターをしていた多田聡さん(仮名)も働き盛りの41歳で突然死した。今年の7月、朝から頭痛がヒドかった多田さんは、気にせずに仕事の打ち合わせに。帰宅しても頭痛はおさまらず、ゆっくりと風呂に入り、妻にマッサージをしてもらった。「う~ん、う~ん」と唸るも痛みはヒドくなるばかり。そして21時にトイレに行ったきり、30分以上出てこない。妻が様子を見に行ったときには、すでにトイレで亡くなっていたという。死因は「くも膜下出血」。多田さんが亡くなった日に打ち合わせをした方に、当日の様子を聞いた。
「打ち合わせのとき『ちょっと頭が痛いんですよ』と言っていましたが、意識もしっかりしていたので疲れてるんだろうと思っていました。まさかこんなことになるなんて……。ただ、以前から頭痛には悩まされていたみたいで、あれは前兆だったんですかね」
吉本さんや多田さんのような例は特別なケースではない。そして、どうやら早すぎる死には、生活習慣や働き方、性格など、遺族や近しい友人だけが感じる共通項があるようだ。そして、そこには不慮の事故や突然の大病を未然に防ぐ“何か”がきっとあるはずだ。 <取材・文・撮影/週刊SPA!編集部>

友達、彼女がいない人は早死にしやすい
2013.08.23 R-30
長寿大国とは言われているものの、“早死に”というキーワードには、関心が高い日本。実際、生活習慣の変化などにより、その順位は将来、覆されるのではと懸念される声もある。そこで、未来の我々に警鐘を鳴らすべく、短命な人に共通するランキングを出した。当てはまる人は気をつけるべし!
◆友達や彼女がいない人は寿命が縮む!
石川善樹氏
「人の寿命はその人の性格や行動傾向によって大きく左右される」。そんな恐ろしい事実を語るのは、「人と寿命の関係」をテーマに、国内外の科学論文を研究している医学博士の石川善樹氏。いったいどんな性格の持ち主だと、寿命が短くなってしまうのだろうか。
「まずは『他者との繋がりがない人』。20世紀の終わりぐらいから研究されてきたのですが、『友達がいない』『家族がいない』『結婚していない』など他人との交流がない一人ぼっちの人は、寿命が短いという研究結果が明らかに。ちなみに、その健康被害は、相当に大きいようです」
特にサラリーマンは一度就職すると仕事漬けになってしまうため、社内以外の交流がなく、定年後に孤独になるケースも多い。外部に繋がりがない人は、いますぐに趣味サークルにでも入っておきたい。
「続いては、『笑顔が少ない人』。アメリカの研究者がプロ野球に入った選手230人の寿命を追跡調査したところ、入団時の写真で自然な笑顔で写っていた人の平均寿命は79.9歳。笑顔なしの人は72.9歳と、7歳も差があることが発覚。ちなみに、作り笑いの場合は平均74.9歳と2年寿命が延びているので、まずは作り笑いでもいいから、心がけては」
http://nikkan-spa.jp/482031
【石川善樹氏】
医学博士。キャンサースキャン・イノベーションディレクター。東京大学卒業後、ハーバード大学大学院で公衆衛生学を学ぶ。社会を健康にするための各種プロジェクトに従事
そして、意外にも「ポジティブすぎる人」も早死にしやすい傾向。
「約90年前から10歳前後の子供たち1600人を対象に彼らの生涯を追い続けるという調査の結果、 『ポジティブすぎる人は短命』という事実になってます。なぜならポジティ
ブな人は、目の前のリスクを過小評価してしまうので、体調管理ができなかったり事故に遭いやすいのです」
無論、ネガティブすぎるのもよくないそうで、ポジティブとネガティブの比率が3対1ぐらいだと適切だと言われているんだとか。
「また、いま注目されているのが、低学歴な人は高学歴な人に比べて寿命が短いという研究。これは低学歴な人ほど社会的地位や収入が低く、他人と比較して、ストレスをためやすいため。世界的にも高学歴と低学歴の人の間には寿命格差が拡大しつつあり、問題視されています。そのほか、周りの友人が太ると寿命が縮まるという研究もあります。これは、友達が太ったのを見ると、『自分もちょっとくらい太ってもいいか』という心理的なバイアスが働くから。肥満は感染するんですよ」
知らぬうちにとっていた行動が、実は自分の首を絞めていたとは。上記に当てはまる人はいまからでも遅くない。ぜひ、改善を。
⇒【ランキング】早死にしやすい性格
1位ぼっち(友達がいない
2位笑顔が無い
3位ポジティブ過ぎる
4位勉強ができない(低学歴)
5位座ってばかりいる
6位趣味が無い
7位不真面目な性格
8位近所付き合いが無い
9位友達が太った
10位生き甲斐が無い

― 短命には早死にする人]ランキング【1】 ―