西暦2000年1月から、台風につけられる名前が、アジア名になりました。 | 日本のお姉さん

西暦2000年1月から、台風につけられる名前が、アジア名になりました。

西暦2000年1月から、日本周辺(北緯0~60度、東経100~180度の北西太平洋・周辺海域)の台風につけられる名前が、今までの英語名(ジェーンとかカスリーンなど)から、アジア名に変わります。

この海域の台風には今まで、米国海・空軍合同台風警報センター(JTWC)が他の地域と同様に、英語のファーストネーム(男女名交互)をつけてきました。一方、台風の国際共通番号は、西暦の下二桁とその年の始めからの通し番号二桁とを合わせた計四桁の数字(例:1999年の15番目の台風は「T9915」となる)からなるもの。
この地域の台風の解析・予報を世界気象機関(WMO)から付託されている日本気象庁(JWA)は、国内向けの情報には国際共通番号を用い、国際向けの一部の情報、予報、資料には、この国際共通番号とJTWCが付与する英語名とを併記して用いてきました。

アジア各国と米国とで構成するESCAP’/WMO台風委員会は1997年11~12月、香港で行われた第30回会合で台風のアジア名の使用を決定。翌1998年12月マニラで行われた第31回会合で加盟各国・地域が提出した呼び名のリストが採択されました。その目的は

(1)国際社会への情報に台風委員会が決めた名前をつけてそれを利用してもらう
(2)アジアの人々になじみのある名前をつけることで人々の防災意識を高める

ことにあり、ひいては、アジア文化の尊重、相互理解の強化、連帯の強化にあるとみられます。

このリストの採択を受け、この地域ではJTWCも従来の英語名に替わってこのアジア名を用いることを決定しました。これにより、この海域で発生した台風にはこのアジア名が付与され、その後域外に移動してもそのままの名前が用いられます。逆に、域外で発生し、別のリストに従って命名された台風は、その後域内に進入しても、そのままもとの名前が用いられます。

リストは第1群から第5群までの5群に分かれ、各群には各国・地域2つずつの計28個の名前があり、全部で各国・地域10個ずつの140個の名前があります。
日本、中国、香港、シンガポール、タイ、マレーシア、フィリピン、ベトナム、ラオス、マカオ、カンボジア、韓国、北朝鮮、米国の12カ国・2地域で構成される。~~~

1. 台風ニュース・ウェブログ

「台風ニュース・ウェブログ (Typhoon News Weblog)」とは、台風に関するメモや衛星画像などの気象資料、外部サイトへのリンク、台風の名前の意味などをまとめた「台風専門ブログ」です。なおマスメディアが配信するニュースについては、台風ニュース・トピックスで自動的にまとめています。またウェブログ中で紹介した気象衛星画像は台風壁紙コレクションで一覧できます。

2013

2013年台風5号(バビンカ|BEBINCA) 2013年06月21日
台風6号(BEBINCA)が南シナ海で発生しました。今後は中国南部からベトナム方面へと進む予報です。
2013年台風4号(リーピ|LEEPI) 2013年06月20日
台風4号(LEEPI)は宮古島付近を通過して東シナ海に抜けました。石垣島の川平では300mm以上の大雨になるなど、一部の地域では雨量が増えています。
2013年台風3号(ヤギ|YAGI) 2013年06月11日
台風3号(YAGI)は相変わらず雲の分布が偏っており、台風の発達は進んでいません。むしろ焦点は台風の北側にある梅雨前線の影響でどれだけ雨が降るかにあります。
2013年台風2号(サンサン|SHANSHAN) 2013年02月22日
台風2号(SHANSHAN)が南シナ海で発生しました。2月22日時点で複数の台風が発生したのは1951年以来5回目で、1992年以来およそ20年ぶりということになります。
2013年台風1号(ソナムー|SONAMU) 2013年01月04日

台風1号(SONAMU)がスル海で発生しました。1月3日21時の発生は、台風195501号、台風195701号、台風197901号に次いで、1951年以来4番目に早い発生となりました。


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