貧乏は病気みたいなもの | 日本のお姉さん

貧乏は病気みたいなもの

おもしろい本を読んだ。

貧乏というのは、親から子にうつるんだって。

親が「貧乏」から脱出できないと思って無気力だと、

子供も「どうせ無理だ。」と思って無気力になるんだって。


貧乏だと思っている人も、ちゃんと収入があるのに

きちんと出る金を管理しないので

お酒やタバコや趣味のためにどんどん使ってしまって

「貧乏」になっているだけで、きちんと

管理したら貯金もできる人が多いのだそうだ。

貯金があれば、病気やケガをした時に

友人や家族にお金を借りなくてもすむし、

たまに旅行にも行ける。


貧乏な人は、自分に自信と誇りがないので

自分の身のまわりを清潔にしたり、家を整理・整頓したり

家計を工夫する「気力が無い」のだそうだ。


だから、一番大事なのは

自信と誇りを持つことなのだそうだ。

「どうせ、ダメなんだよ、オレは、、、。」

「わたし、貧乏だから、無理。」などと言う前に

自分に必要なものは、

自分の力で手に入れることが

できるんだと信じて努力するのが

本来の人間の姿なのですと、本には書いてありました。


貧乏で苦しんでいる人は、

自分の気力のなさから貧乏になっているのか

他人から貧乏にされているのか

原因を調べて、

他人から不当に搾取されているなら

文句を言わねばならないし、文句を言うには

法律を利用することも必要かもしれない。


自分の気力のなさが原因なら、

なぜ、自分には自信が無いのか

自分の尊厳をなぜ失っているのか

見つめ直してみなければならないのだそうです。

他人から、「お前はダメなヤツだ。」と

言われ続けて、負の暗示にかかって

その通りの人間になっているのかもしれない。

付きあっている人間が悪くて、どんどん

自分の金が消えていっているのかもしれない。

自分の人生をダメにしている原因が分かれば、

その趣味やらクセやらあるいはその悪い友人から

離れる努力が必要なのだと思う。


何かに依存して生きている人は、

自分で生きるように

努力しないといけないし、

物や人に依存しないで、

計画的に自分のお金を使わねばならない。

自信と誇りを

失っているから貧乏なのかもしれない。


昨日、友人のB子ちゃんに読んだ本の話をしたら、

「自分で貧乏です。と言っていたら、その通りに

なるから、自分は金持ちだと思って節約しなあかんよ。

金持ちはみんな節約しているよ。

金持ちは、ここぞという時にバ~ンと使うねん。」と

言っていました。

金持ちだから偉いとか、知識があるから偉いとか

学力があるから偉いとか、健康で若く見えるから

偉いとか、そんなのは人間を図る基準じゃない。


生きる気力があるかどうかだと思う。

たとえ、一晩で一文無しになっても、

持っていた美貌や健康や失われてしまっても、

「なんとかなる!」と思って

どん底から這い上がる気力がある人間が

一番強い人だと思う。自信と誇りがあれば、

たいがいの問題も乗り越えていけるんじゃないかな。

他人から酷い目にあわされている人も黙っていないで

ちゃんと、自分の意見を言って反抗して

よりよい生活を手に入れる努力をしてもいいと思う。


読んだ本は、30年も前の本なのですが、

今の日本人にも通用するいいことが

書いてありました。


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文明の条件

アメリカ編(2)

人間と土

デビッド・クン著