頂門の一針 | 日本のお姉さん

頂門の一針

公明党の内閣法制局長官恫喝
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渡部 亮次郎

週刊新潮3月22日号(東京での発売は15日)によれば、公明党の太田代表と北側幹事長が「政教分離」を巡って内閣法制局長官を呼び出し、「恫喝」していた事を、民主党の菅直人代表代行が国会で暴露したのに、新聞もテレビも全く報道しなかった事が明らかになった。

同誌によるとーーー

「創価学会が公明党を使って閣議決定に圧力をかけたとすれば、そのこと自体が憲法20条の政教分離に反する行動になる」

1月8日、衆議院予算委員会。「定期給付金」に焦点が絞られる中、民主党の菅直人代表代行の質問によって、公明党による内閣法制局長官への「恫喝」が暴露されたが、殆ど(新聞もテレビも)報じなかった。

事の発端は、昨年10月7日の同委員会。菅氏の「(麻原彰晃党首の)『真理党』が、多数を占めて政治権力を使ってオウムの教えを広めようとした場合、憲法20条の政教分離の原則に反するのか」という質問に対し宮崎礼壱長官は「違憲になるとい思う」と答弁した。

これを「画期的」と論じるのは、日大の百地章教授(憲法学)である。
「政府はこれまで、宗教団体が国から正式に裁判権や課税権を授けられて行使した場合を『政教分離違反』としてきた。

しかし、それでは極めて限定的で非現実的。今回の一歩踏み込んで、宗教団体が『統治権』以外の政治上の権力を行使した場合でも『政教分離』に反するとした。憲法の解釈として極めて妥当だと思います」

質問には「公明党」や「創価学会」と言う単語は一度も出てこない。ところが、彼らの狼狽ぶりたるや尋常ではなかった。

まず、翌8日、同委員会で富田茂之代議士が長官に食って掛かり、次に15日には参議院の予算委員会で山口那津男政調会長が撤回を要求。さらに山口氏は質問主意書まで提出し、12月24日、会期末のドサクサに紛れてなんと「撤回」の答弁書が閣議決定されていたのだーー。

「1月8日の質問では、当の(昨年10月7日の)質問直後、太田代表と北側幹事長が法制局幹部を呼び出していた事も明らかにされた。長官答弁によって、公明党が如何に"身の危険"を感じたのか良くわかります」(さる政治評論家)。

公明党は"呼び出し"を否定するが、菅氏は「予算委員会での答弁を閣議決定で"撤回"すると言う異常なことが行なわれた。放置できません」と語り、集中審議を求める構え。

しかし、「長官恫喝」だけに鑑みても、「政教分離」の当否は自ら明らかであろう。

以上が、週刊新潮の指摘。新聞、テレビはこれにも沈黙。もともと法務委員会は各社政治部の担当。記事が出てくる事は稀なのだが、

「政教分離」は公明党に関しては古くて常に新しい問題。公明党のマスコミに対する「努力」を痛感する。以下『ウィキペディア』の「解説」である。

<創価学会>

<機関紙である「聖教新聞」は会員による全国的な宅配網が整備されており、一般紙と同じく日刊で全国に配達されている。

自前の印刷所は持たず、全国紙の系列の印刷会社や複数の地方紙に「聖教新聞」の印刷を委託している。

地方紙としては輪転機を遊ばせておく時間を減らし且つ印刷代金を確保できる貴重な収入源。聖教新聞社(=学会)としては自社で全国に高速輪転印刷機の設備を維持せずに全国津々浦々に日刊で新聞を届ける事ができるという風に、両者の利害が一致している。

全国紙でも、毎日新聞社や読売新聞社は聖教新聞の印刷を傘下の印刷会社で受託している。以上のことは新聞社に往々にして創価学会批判を手控えさせると共に半ば宣伝に近い記事を掲載させる狙いがあるという見方があり、経営を優先し、批判を控えるマスメディアに対する批判がある。>

新聞社は新聞社なるが故に創価学会と公明党に主導権を売り渡した部分があると言う事。創価学会に「技ありツ」『木鐸』は買われた!2009・1・16

犬の惑星(新春パロ第2弾)
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山堂コラム 249

ベトナムやインドネシアに行くと、いたるところ野犬が徘徊している。
迂闊にも近づいて噛まれると、「狂犬病」に罹って死ぬこともある。その死者の数、年間決して少なくない。

日本と北朝鮮には野犬はいない。世界広しといえども、野犬のいない国というのは日本と北朝鮮くらいのもの。北朝鮮では野犬の1匹でも見つかろうものなら、そう、人間がすぐ捕って食っちまうのだ。だからいない。

日本には野犬はいないが、野良人なら多々有(ターターウー)。いや野良人というとマタギか百姓と間違えるので「お菰さん」。今では「ホームレス」と呼ばれている。去年の秋ごろから急激に増えた。なぜ増えたのか?

知らぬは麻生のお坊ちゃまだけ。本当は皆ーんな知っている。だからいまさらなのだ、だで。地球とよく似た「犬の惑星」。そこで5年前から起きたこと。紐解くことにするとしょう・・・

[犬の惑星・第1幕]コイズム政府がケンネル行革の本丸と称して掲げてきた「派遣ペット業法改正案」が国会で成立した。

従来「ペット派遣法」では、派遣・貸与が許されるペットは、手鏡痴漢猿とかブッテ尻軽姫蛇といった特殊な能力をもったペットのみに限られていた。

ペットの大部分を占める所謂(いわゆる)製造業の、じゃあなかった「犬・猫」は、「飼い主責任」が大原則で、その派遣乃至(ないし)貸与業―――これを厳しく禁止してきた。今回はその規制を緩和、ずばり
骨抜きにするのが目的。

コイズム内閣はハゲタカの手先といわれる米国被(かぶ)れのヘイコラ・タケナーカKO大教授。これを要の行革担当の閣僚に抜擢。「規制形骸化委員会」の議長には、政商成金総帥の鞭打・オレックス会長を据え、この縛りの「なし崩し策」を進めてきた。

その結果、形骸化委員会は「わが国ではいわゆるペットのほとんどを占める犬・猫が大事にされるあまり、それほど大事にはされない新興国の犬・猫の飼い主に比べてその餌(エサ)代、予防注射、死んだ時の処分そのほか、飼い主の負担が大き過ぎる。

諸外国との国際競争力に齟齬を来たすおそれあり」との答申をするに至った。勿論これは奥歯・犬団連会長ら財界の意向を全面的に汲んでであることは言うまでもない。

この形骸化委員会には、爬虫類労組や曲学阿世学会、胡麻擂り新聞社の代表なども入っている。が、うち労組については、テメエら爬虫類分野の既得権が脅かされない限り「犬・猫なんかカンケーねえ」とまるでタモちゃんのような態度。

学者・マスコミ代表に至っては、政府の委員に選ばれただけでもう感激。
ブンヤとしてハクついたと議長のいいなり。

ヘイコラ行革相からこの答申の報告を受けた猫騙しの純ちゃん・コイズム首相。相好崩し目じりを下げて「女もいろいろ、ぺットもいろいろ、党も規制もぶっ壊す」とのたまうたとか。

コイズム劇場に惑わされたるは有権者。野党、マスコミ、みな騙されて、この法律が通ったので、犬・猫ペットのリース化進む。なにせ「派遣ペット」というだけで飼育責任全くないのだ。

要るときだけ借りて、要らなくなったら捨てる。予防注射も鑑札代も、保険も年金代も、飼い主負担はゼロックス。派遣業界も負担ゼロ。時給900円のエサ代だけ。保健所の世話などならなくて、不要になったらすぐにポイ。かくして派遣は大盛況。派遣にされた犬・猫は3割超の凄まじさ。

犬団連はウッハウハ。自動車・カメラ・家電業、創業以来の大儲け。内部留保金ザックザック。夜な夜なヒルズの大宴会。かくして浮かれるその最中、米のサブペットローンの糞(フン)詰まり。ハゲタカ、ハイエ
ナずっこける。100年に1度と大騒ぎ。

5年も経たぬにわが国も「犬・猫不要」の大本営。恐慌便乗の大リストラ。「チワワ・プードル犬の糞。いや犬そのものだった、もう要らねー」競って捨てる犬団連・・・かくして野犬溢れ出し、街のあちこち犬だら
け。日比谷公園野犬村。(了)

新しい教育の時代へ
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大釜 茂璋
       
新しい年が巡ってくると、今年もなかなか厳しい年になると誰もが気持ちをぐっと引き締めて、この一年に対する意気込みを強く持ちます。

だんだん日数が経緯するとともにその意気込みの薄らいできてしまいますが、これは誰もが同じこと。かといって緊張感の積み重ねはストレスを呼ぶことになります。一年の計は元旦にありと申しますがほどほどにというあたりが無難なところではないでしょうか。

それにしても今年の教育界は多くの課題を抱えていることはご承知の通りです。学校関係者にとっては新学習指導要領の実施が大きな関心事であることは間違いありません。

小学校が平成23年度から、中学校が24年度から新しい教育課程のもとに全面実施が行われ、その移行措置が今年度から小学校で2年間、中学校で3年間の実施となります。

特に移行措置はこれまでにはなかった「前倒し実施」「先行実施」が数多く、これはむしろ本格的実施に限りなく近い取り組みと考えられています。ご承知の通り、小学校5・6年の外国語活動は、各学校の裁量で授業時数を決めて実施することが可能となっています。

昨年12月に発表された高等学校の新学習指導要領案は、平成24年から施行されるものですが、科目構成が変更されたことはご承知の通りです。
論理的に表現する能力の向上を図る「英語表現I、II」と、会話能力の向上を図る「英語会話」に再編されました。

指導の語数も増えて、コミュニケーション英語I、II、IIIの履修には1,800語となり、中学高校の合計で3,000語を学習することになります。

更に生徒が英語に触れる場を増やし、かつ授業そのものをコミュニケーションの場面とするとして授業を英語で行うことを基本となり、これは大きな話題を呼びました。今後パブリックコメントなどを参考に一部修
正が加わることもあります。

新しい教育の年を迎え、これまでとは異なる充実した一年にしたいものです。
(おおかま しげあき NPO法人教育情報プロジェクト代表)

生涯たった1度のヒーロー
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加藤 喬

ハワイ在住の読者からお便りをいただきました。ある父親のエピソードが英文で添付されていました。以下、要約です。

──ある夏の日、重い障害を負った息子が野球に興じる友だちを見て「自分も野球をしてみたいが、入れてくれるだろうか?」と父に聞きました。半信半疑の父親が子供たちに頼むと、意外にも「ぼくらのチーム
は負けかかっているから良いですよ。この回に守備について、次の回に打順が回るようにします」

という答えが返ってきました。息子はもがくようにグラウンドに駆け出し、守備につきました。初めてグローブをはめた息子の輝く笑顔に、父親の目が潤みました。

ところがその後、試合の勢いが変わり、九回裏に息子の打順が回ってくるときは二死満塁。逆転のチャンスとなりました。野球のバットを握ったことも無い息子が打席に立てば、ゲームセットは間違いありません。にもかかわらず、子供たちは約束を守りました。

ピッチャーはバッターボックスに入った息子を見て、相手チームが勝ちを度外視し、何か大切なことをしようとしていることを察しました。そして、マウンドから打席に近づくと、そっとボールを放ったのです。

渾身(こんしん)の力を込めて息子が振ったバットは球をかすり、ピッチャーゴロ。投手がボールを拾って一塁に投げれば、それで終わりでした。ところが、彼が投げたボールは一塁手の頭のはるか上を通り過ぎました!

チームメイトが叫びます。 「二塁まで行け!走れ!走れ!」 息子は、これまで見せたことも無い力を振り絞り、二塁を目指しました。一塁手もピッチャーの意図を悟ったのでしょう。ボールは二塁手がジャンプし
ても届かない高みを飛んでいきました。

「三塁だ!走れ!走れ!」 観客も総立ちになって声援を送り始めました。外野手のボールも三塁手のはるか頭上を通り過ぎました。

「ホームだ!ホームへ走れ!本塁打だ!」チームメイトたちも、観客も、相手チームの選手たちも一緒になった大声援のなか、息子は逆転のホームを踏みました。この日、息子はチームを勝利に導いたヒーローになったのです。家に凱旋したヒーローを、妻は涙を浮かべながら抱きしめました。

息子は次の夏を見ることなく亡くなりました。しかし、人生にたった一度、自分がヒーローになれたあの日のことを胸に逝ったのです。

ふだんは勝つことしか頭にない野球少年たちが、人間の絆とはどういうものかを見せた良い話だと思いました。家庭や学校や政府がなすべきことをしていた時代、こういうことは現実にあったのでしょう。

この逸話の筆者は、「国家というものは、国民の中でもっとも貧しく弱い立場の人々をどのように扱うかで、その品格や懐の深さが評価される」と結んでいます。

ひるがえって今の日本を見ると、大企業が派遣切りを平然と行なったり、落ちこぼれた少年たちがホームレスを殺傷したりするニュースが絶えません。強者が弱者を、弱者がさらに弱い者を食い物にする。日本の国は、これはもう修羅場のような有り様です。

いったいどうしたら良いのでしょう?

ぼくにも定かにはわかりません。しかし、読者はこの話を聞いて、少しでも胸に迫るものを感じましたか? もしそうなら「人の心」はまだ生きています。他人の痛みを感じ、隣人の不運に思いをはせ、弱い立場の
人をいたわる気持ちがある限り、大丈夫です。そんな心で、今日、隣に居合わせる人に接してみてください。
◎もしも、の英会話入門[軍隊式英会話術]より転載。
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http://archive.mag2.com/0000229939/index.html
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話 の 福 袋
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 ◎「ハドソン川の奇跡」 全員救助を導いた機長に称賛の声

【ニューヨーク=長戸雅子】「ハドソン川の奇跡だ」。米ニューヨーク市マンハッタンのハドソン川に墜落したUSエアウェイズ機(1549便)の事故は乗員・乗客全員が無事救助され、大惨事を免れた。気温はこの
冬一番の冷え込みといわれる氷点下にまで下がり、救助を待った乗客は恐怖の瞬間を振り返りながら冷静な対応に終始した機長の仕事ぶりを称賛した。

ニューヨーク州のパターソン州知事は15日夜の記者会見で、「(映画の)『34丁目の奇跡』は知っていたが、ハドソン川にも奇跡があったようだ」と述べ、全員無事救助を喜んだ。

ブルームバーグ市長は「機長の対応は見事だった」と述べ、機長が墜落後、2回にわたって機内を見回り、乗客全員の無事を確認して機外に脱出させたことを明らかにした。乗客は川に浮かんだ飛行機の翼の上に並んで救助を待ち、多くが凍える川に身をぬらすことなく済んだという。
機体は事故から約1時間後に川底に沈んだ。

乗客の1人は米メディアに、「離陸後間もなく、大きな音がして機体が揺れた」と証言。別の乗客も「離陸して3分後にエンジンに衝撃があり、機長から『衝撃に備えてください!』とアナウンスがあった。機長は本当に素晴らしい仕事をした」と述べた。

目撃者によると、飛行機は急激にでなく、徐々に川に向かって降下し、着水の衝撃を抑えるため、機長が最大限の操縦をしていたこともうかがえる。

男性乗客は米CNNテレビに、「機体がひっくり返ってばらばらになるのではないかと覚悟したが、そうならなかった。素晴らしい着水だった」と恐怖が安堵に変わった瞬間を語った。

乗客4人を収容したニューヨーク市内の病院の関係者はCNNに、「低体温の症状があるが、それ以上のけがはない」としている。

事故の原因は飛行機のエンジンが鳥を巻き込んだことが原因とみられるが、この問題を研究しているグループによると、1970年以後、同様の原因で5つの大型旅客機が重大事故に巻き込まれているという。
1月16日10時41分配信 産経新聞

 ◎<四川大地震>被災地にホワイトハウス?豪華すぎる庁舎に批判の嵐―四川省

14日、四川大地震で大きな被害を受けた四川省綿陽市で、ビザンチン式の豪華な政府庁舎が建設されており、ネット上では「“えせ”ホワイトハウス」などの呼称が付けられ、官僚の腐敗や公金乱用が指摘されるなど、騒ぎになっている。

2009年1月14日、荊楚網の報道によると、四川大地震で大きな被害を受けた四川省綿陽市で、ビザンチン式の豪華な政府庁舎が建設されており、インターネット上では「“えせ”ホワイトハウス」などの呼称が付けられ、官僚の腐敗や公金乱用が指摘されるなど、騒ぎになっている。

「えせホワイトハウス」建設の状況は、ネット上に写真付きで紹介され、すでに多数のサイトに転載されている。閲覧数は、1つのサイトだけですでに2万5000ビューを超えており、コメントも殺到しているという。
【写真】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090116-00000003-rcdc-cn

コメントの多くは、官僚の腐敗や汚職との関連性や、基準を超えた建設費を投入しているのではないかとの疑いを指摘し、「世界初の8つ星ホテル」「義援金の提供者に申し訳が立つのか?」など、豪華すぎる外観に疑問を投げかけるものとなっている。

政府関係者は、「建築中の建物は綿陽市の中級人民裁判所、経済貿易委員会、旅游局の3部門、合計約300人が使用する合同庁舎になる予定で、2004年から建築に着手している。

大地震の影響で一時中断したものの、昨年10月から工事を再開した」とし、「建物はけっして豪華なものではなく、建設決定の過程や予算も公開されており、腐敗や公金乱用などはない」とうわさを否定している。(翻訳・編集/HA)月16日7時13分配信 Record China

 ◎中国が早速動き出した 古沢襄

北朝鮮の金正日総書記が自身の後継者に三男の正雲(ジョンウン)氏を指名したという韓国の聯合ニュースは世界を駈けめぐった。ソウルの共同、時事両通信社は聯合ニュースを短く伝えただけで論評を避けている。
日本では早稲田大国際教養学部の重村智計教授が疑問符をつけた。正雲氏は交通事故で再起不能といわれているという。もっともこの交通事故説も風評に過ぎない。北朝鮮通のコリア・レポートの辺真一編集長も疑問を持っている。

情報が錯綜する中で中国が早速動き出した。金正日総書記と親交が深い王家瑞・中国共産党対外連絡部長が近く平壌を訪問するという。王部長は金正日総書記に直接会うことが出来る数少ない人物。

昨年1月にもピョンヤンを訪問、金正日総書記から破格の歓迎宴で迎えられている。ことしが中朝国交樹立60周年に当たるので、その下準備なのだろうが、後継者問題について金正日総書記の意向を探る絶好の機会になる。

 ◎<高速道料金>休日の地方1000円、首都・阪神500円に

高速道路各社は16日、国の第2次補正予算案に盛り込まれた高速道路料金引き下げの具体案を発表した。

普通車以下を対象に、休日(土日祝日)に地方で距離にかかわらず料金を1000円とするのをはじめ、首都高速道路、阪神高速道路は休日に700円区間を500円に引き下げる(首都高の土曜は除く)。期間は10年度までで、国民から意見募集したうえ、第2次補正予算成立後に実施する。

当初1500円とすることを検討していた本州四国連絡高速道路の料金も、地元の要望を受け1000円に引き下げる。東京湾アクアラインも1000円。このほか、平日も地方で全車種を対象に割引率を3割以上にする。

料金引き下げの対象はすべて自動料金収受システム(ETC)の搭載車。
国土交通省所管の財団法人がETCを普及させるため、購入者に助成を行う。 1月16日12時21分配信 毎日新聞

 ◎渡辺喜美氏ら新グループ結成 脱官僚、国民の手に政治を奪還

自民党を離党した元行政改革担当相の渡辺喜美衆院議員(56)=栃木3区、当選4回=は16日、国会内で記者会見し「脱官僚、地域主権で国民の手に政治を奪還する」と述べ、新たなグループの結成を宣言した。

渡辺氏は「衆院選が近づけば別の動きがあるかもしれないが、新党構想とはまったく関係ない」と強調し、議員や地方自治体の首長のほか文化人や経済人らにも参加を呼び掛ける考えを表明。同席した無所属の江田憲司衆院議員(52)=神奈川8区、当選2回=は「あくまで国民が主役」と述べ、近く全国で対話集会を開くことを明らかにした。新集団の名称は公募する。

会見には、政府の道州制ビジョン懇談会の座長を務める江口克彦PHP総合研究所社長、評論家の屋山太郎氏も同席した。2009/01/16 16:15 【共同通信】

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反     響
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 1)[訂正」渡部亮次郎様

私の論文を載せていただいてありがとうございました。今になって気がついたのですが、ジョン万次郎の姓は中沢ではなく、中濱です。私の単純なタイプミスですが、何らかの機会に訂正していただければ幸いです。ご迷惑をかけます。 渡辺泰造

主宰者より。私が気付くべきでした。お詫びして訂正します。




 2)渡部亮次郎様 有意義なメルマガ毎日拝読いたしております。

さて、英語の達人、前田正晶 氏の卓越した英語力にはいつも脱帽です。
しかし、1月15日号での「アメリカ人はキャジュアルか」を読んで多少の
違和感を感じました。

前田様は極力正確な英語発音をカタカナで文字化されようと努めれれておられるようですが、日本語になってしまった外来語は「日本語になった外来語」のままで表記してもよい、むしろ、日本語化した外来語表記でいいのではないかと強く思う次第です。

「キャジュアル」ではなく「カジュアル」、「ペンシルヴェイニア」ではなく「ペンシルバニア」「ベビー・スィッター」ではなく「ベビー・
シッター」でよろしかろう、と考えます。

もし前田流に正確な発音を日本の文章に文字化するならばプリマス(Plymouth)は「プリマス」ではなく、「プリマす」とでも表記して、"th"は「す」と表記するのであるという前田流規則でも作られたらいか
が?

より正確には、プリマスの"ly"は”ry”ではないのですから「プリマス」ではなく「プりマす」と区別した標記にすべきでしょうね。
なんだか厄介なことになりそうです。すでに日本語化してしまった外来語はそのまま標記したほうがよろしいかと考えます。
(印尼爺)

 3)>  2)荒木純夫様。アメリカ西海岸の発音が標準になるだろうという主張についてご意見がありましたので、私見を。

なぜアメリカ西海岸の発音なのかということを書かれたとき,その理由を具体的に書かれていなかったので,不躾なことを書かせていただきました。きっとそうだろうなとは思っていたのですが,御説納得いたしました。教えるに当たって何を幹とするか,それはやはり一番高い確率で遭遇する言語とすべきだと,私も思います。

ただ,私が言いたかったのは「アメリカ西海岸の英語がすべてではないよ」ということも合わせて教えることが必要ではないかと思ったのです。
さて,UK英語なんですが,前田様がかかれているように人口6000万人のうちでも,階級による違い,地域による違いが著しく,実際その発音はUK英語とひと括りにできないほどの違いがあります。

たとえば,バーミンガム訛りはイギリス人をして「あれは英語ではない!」と言わしめるものです。また,人口6000万人のうち83%がイングランドであり,この人達は英語が母語ですが,それ以外の,スコットランド,ウェールズ,北アイルランドの人達は,本来母語が英語と異なる言語です。

7年前にC. W. ニコルさんと一緒にマルタとイングランドを旅行した時,ポーツマスへ向かう途中の南イングランドの田舎町のパブで昼食を取った時に「BBC英語とは,UKにおいてどんな存在なのですか?」
と質問をしたことがあります。その時にニコルさんは

・オックスフォード訛り
・ケンブリッジ訛り
・BBC発音
・英国陸軍訛り

の4通りで同じ構文を話してくれました。
どのような違いがあるかというと,オックスフォード訛りはゆったりとしていて聞きやすく,ケンブリッジ訛りは飛び跳ねるような発音になりBBCの英語にきわめて近く,陸軍英語はさらに飛び跳ねるように軍隊特有の威勢の良さがあります。
聞いていて,日本人にとって馴染みのある発音はオックスフォード訛りだと思いました。これが前田様の言われるアメリカ西海岸の発音にきわめて近い。私もUK英語の発音を聞き取るのはつらいのですが,オックスフォード訛りだとなんとかなります。また南イングランドの発音は,ほぼオックスフォードの発音に近くなっています。
もっとも,オックスフォードの街中の店に寄ったりすると,todayを「トゥダイ」と発音していたりします。ポーツマスやさらに西のデヴォンシャーあたりではそんなことはありませんでしたが,これは労働者階級の言い回しでしょう。
私も英語が母語の人達に良く「発音がきれいだ」と言われるのですが,前田様と同様,rを強調しない発音をしております。これはかつてポーランド語をポーランド在住の時に習ったとき,共通言語は英語だったのですが,ポーランド人の先生から「そういう,rを強調した下品なアメリカ英語を話してはいけません!」と注意されたからかもしれません。
追伸
7年前の2002年にC. W. ニコルさんと旅行したのは,この年が日英同盟締結100周年であり,それにちなんでの旅行でした。

私の祖父は日英同盟に基づいて第一次世界大戦時に地中海に派遣された日本海軍の第二特務艦隊の駆逐艦榊の乗組員の一人であり,地中海に着いて作戦行動を開始した1か月後の1917年5月3日,僚船の駆逐艦松とともにドイツUボートの攻撃によって撃沈された輸送船トランシルバニア号か
ら,Uボートの魚雷攻撃がまだ続く中,1800名を救助ということをやっております。

さらに1か月後の6月11日,駆逐艦榊がオーストリア海軍のUボートの魚雷攻撃を受け,艦橋を含め前部三分の一が大破した時,祖父は間一髪助かっております。

直前に艦橋の艦長の隣から機関室に移動していて,怪我一つ負いませんでした。祖母の話によると,魚雷をくらったときに昼食の御飯をお櫃からよそっていたそうです。なおこの時,祖父を含め,横須賀から佐世保に移動し,途中金毘羅さまでお参りしていった人達は,全員生存したそうです。

C. W. ニコルさんは,この時の日本海軍の活躍を「特務艦隊」(文藝春秋刊)という小説にまとめており,小説執筆のために資料を提供したことにより知己を得るところとなりました。「特務艦隊」には,わたしの
祖父も実名で登場しております。
この旅行では,日英同盟を署名調印した場所も訪問したのですが,なんと署名調印した年からぴったり遡ること120年,同じ部屋でアメリカ独立のための条約の草案が練られていたのでした。  荒木純夫

 4)荒木純夫様の電光石火の反響に敬意を表します。そこで、私からの反響は回顧談とします。経験が違えば意見が違うこともあるからです。どのような経験をしてきたかを知って頂きたいからです。

私は中学校1年の終わり頃から話すようになった英語を、仕事の場で使いたくありませんでした。それはその分が余計な負担になると知っていたことと、当時のアメリカ人達の空威張りをすでに承知していたからでした。
アメリカとUKの英語の違いと、ヨーロッパとUKの人たちのアメリカ語に対する「見下した認識」を知ったのは大学の4年間でした。特に、大きな影響を受けた千葉勉教授(今や故人で、東大から移ってこられた発音学の大権威)のQueen's Englishの 発音の美しさもさることながら、アメリカ英語の発音に対する厳しい批判には驚きました。
そして、望み通り普通の日本の会社で英語と何ら関係ない仕事を17年続けた後で、偶然の積み重ねで望んでも思ってもいなかったアメリカの会社に転進しました。1972年です。
アメリカン・イングリッシュとUKの英語の違いを本当に経験したのは、それから後のことでした。そこに大学時代に受けた差別化の経験が役に立ちました。だが、仕事上では一切Queen's Englishに触れることはありません でした。同僚にオックスフォードのMBAであるニュージーランド人はいましたが。

私にとっては英語は仕事上の意志の表現と意思の疎通のための道具であって、それ以上でも以下でもありませんでした。その中でアメリカの売上高上位50社に入り、トリプルAの格付けをされている会社内では、その道具に過ぎないものにどれだけ「格」が求められているかを知りました。

英語との本当の格闘が始まったのは1975年以降です。それまでは友人や仲間との間の意志の表現の手段だっただけの英語では、社内に通用しないのにはかなり戸惑いました。特に書く方が難関でした。

厳しい指南役だった12歳年下のUniversity of WashingtonのMBAには「貴方は基本的に英語の書き方を知っているのだから」とばかりにかなり厳格に指導されました。それとは知らずに話の中で使ってしまった"swearword"については厳しく教育的指導を受けました。「西海岸の発音」についてはこのMBAに教えられたのです。
さらに短期間上司であったニューヨーク州ローチェスター出身でノースウエスタンのMBAの東海岸の早口から、東部訛りを知りました。南部訛りは最初に転進したM社の事業部の本拠がアトランタだったので、否応無しに知りました。

それにアメリカの50州のうち東西南北をムラなく歩き回ったので、各地の訛りを知り得たのです。全て経験であって学問的な裏付けはありません。

通訳は「通訳も出来る営業の当事者」として、イヤと言うほど経験しました。そこで、人によって異なる表現と話し方と言葉の使い方の違いを知り得ました。

英語とは何であるか、どのように学ぶべきかは中学から大学の経験で解ったいました。だが、英語だけで暮らすようになってからは「英語が解らない方の心の中が読めない」ようになりました。換言すれば「誰だってこのくらいは解っているだろう。こんな通訳をしたら嘲笑われるかも知れない。聞いた風なことを教えたりしない方が無難だろう」と密かに悩んでいました。
気楽に自分の思うようなことを言い出したのは、1990年に紙業タイムス誌に連載の機会を与えられてからです。それの集大成は1994年1月にリタイヤーしてから後です。某商社で社員教育で教えた経験は貴重でした。

英語のことにしても、アメリカ人論でも、「書き残しておければ良いな」と心密かに考えていました。そこに、渡部亮次郎様に機会を与えて頂いたから出来ることです。感謝に堪えません。しかも、荒木様と意見の交換迄出来ました。有り難いことです。

実はこの期に至って荒木純夫様で検索しました。そしてどういうお仕事をしておられるかを知りました。私とは英語に接しておられる形が違うと解りました。ですから、意表をつかれることを言われるのかと悟りま
した。異なった分野の方のご意見が聞けるのは貴重であり、光栄です。何分にも私の周囲には「手段としての英語遣い集団」しかいないので。
以上ですが、私はこういう経験を経ているとご承知置き願います。
前田正晶