多臓器移植を受けて10年以上静脈栄養なしで元気にしている | 日本のお姉さん

多臓器移植を受けて10年以上静脈栄養なしで元気にしている

小児科移植医めたぼさんの意見。↓

>小腸を含めた多臓器移植は成人も含め5年生存率35%

>8年以上生きた人はいません。

というのは、誤解です。

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小腸移植の成績は2000年以降向上しており、短腸症候群やヒルシュスプルング病類縁疾患などの腸管機能不全の治療として欧米ではすでに確立されています。上記のデータの出典は不明ですが、かなり古いデータだと思われます。多臓器移植を受けて10年以上静脈栄養なしで元気にしている患者もいますよ。小腸移植は日本では保険適応になっていない、小児の脳死ドナーが認められていないなどの問題はありますが、成績が悪いからというわけではありません。日本国内ではこれまでに12例に14回の小腸移植が行われ、最近の8例はすべて生存しています。うち5例はヒルシュスプルング病類縁疾患などの腸管運動機能不全の患者ですべて生存されているだけではなく、移植前にはほとんど不可能であった経口摂取が全例で可能となり、静脈栄養から完全に離脱し、進学、就職するなど全く通常の社会生活を送っていらっしゃる方もいます。 小児の特に肝不全を合併する症例に対する小腸移植に関しては、上記の保険や小児の脳死ドナーの問題があり海外での移植に頼らざるを得ないのは大きな問題ですが、募金や移植医療に関する問題をどのように解決していけばよいのかを、皆さんが真剣に考えてくださることを期待しています。


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みんなで、真剣に考えていきましょう。

病気の子供がなぜ、募金を募ってアメリカに

いかないといけないのか。

by日本のお姉さん