◎クライン孝子の日記  「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 | 日本のお姉さん

◎クライン孝子の日記  「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」

ようちゃん、おすすめ記事。↓2月7日の記事です。

■2008/02/07 (木) 洞爺湖サミット、自衛隊は最善を

尽くします!
小牧基地で講演させて頂いたのは昨年11月のことでした。
防衛省スキャンダルたけなわのころで、
何とか自衛隊の方たちのために、少しでもお力になれば
との願いを込めて、お話したものでした。

意気消沈している隊員の方たちに、
小泉元総理のお言葉「人生、いろいろ」ではありませんが、
何があっても、自らの信念に従って、わが道を進むこと。
スキャンダルは防衛省にとって大変残念なことだったけど、
若い隊員の皆さんにとっては とてもいい人生勉強になり
いい教訓と思って、目に見えない何かに感謝し、
今後、一層、頑張ってほしいとお頼みしました。

以後時々、隊員の方からメールを頂いております。

これもその一つです。

<<7月7~9日に北海道洞爺湖で主要国サミットが
開かれます。

その警備で今から大変です。
もし万一サミット中に不審な航空機(9.11のような
ハイジャック機を含む)が洞爺湖の
ホテルに近づいてきた場合、航空自衛隊千歳基地から
F-15をスクランブルさせ、その航空機に通告、さらに進入
してきた場合は警告(信号射撃を含む)をやる態勢は整って
おります。
(あと地対空ミサイル「パトリオット」も配備します。)

しかし、例えば敵がテロリストの場合、自爆テロ覚悟で特攻
してくるわけですから、そんなものは屁でもありません。

今検討されているのは、ホテルの周囲1分前(約10km)
に近づいたら「撃墜」するというものです。
(根拠:治安出動)
即ち、ハイジャック機の人質の乗客は犠牲となるわけです。
そんな理不尽なことがありえるでしょうか?
ハイジャック機乗客の「人間の尊厳」はどうなるのでしょうか?

当然、各国の要人がやられれば日本のメンツはまるつぶれ
国際問題に発展しかねません。(いや絶対になります。)

洞爺湖に近づく飛行機は蟻の子一匹入れないという
完璧の態勢作りに防衛省は総力を挙げて取り組んでおります。

「どっからでも来い」という心構えは不可欠であります。

ドイツでは法整備が整っていると伺っておりますが、日本は
とにかく遅れています。
現行法規でどこまでやれるかは
空幕の法務幹部が今検討しているところです。
とにかく何も無いことを祈ります。

P.S.先日の講演の際の懇親会の写真添付させて
いただきます。

航空自衛隊 小牧基地 第5術科学校 研究部
          3等空佐 北口 正樹 >>

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宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
平成20年(2008年) 2月7日(木曜日) 
通巻 第2078号  

広州駅でついに圧死者。大雪の混乱やまず軍隊1500名が警戒のなか
 胡錦濤の子分・王洋新広東省書記の指導力が問われる
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 大雪で輸送麻痺状態にある中国。
 鉄道輸送がいくぶん回復したが、帰省客より石炭輸送を優先しているため、毎日二十万人前後帰省客の積み残しが広州駅で見られる。
 このため軍隊が1500名、広州の駅周辺に派遣され、装甲車がブロックをつくって人の波を誘導してきたが、ついに圧死者がでた。

この悲惨な事件は2月3日に起きたといわれ、犠牲となったのは湖南省からの出稼ぎだった。ほかにも混乱による死者が噂として伝わっているが真偽は不明。

広東は重慶特別市の書記を務めてきた王洋(胡錦濤派)が新しく書記として赴任したばかり。
省の人民大会は、王を小馬鹿にしており、昨年十二月の地区大会では50名の代議員が無断欠席をやらかして、新書記を冷やかすという事態まで発生している。
広東軍はもともと独立色強い反中央で、混乱は王新書記への嫌がらせではないのか、という穿った説も浮上しているという。

 華南一帯から上海周辺にかけての広い範囲で発電所がパンクしているため停電が続いている。近郊では蝋燭をともす旧正月となったうえ、輸送の麻痺によって諸物価が暴騰し、商店は売り惜しみ、駅のキオスクは弁当やミネラルウォーターを二倍の値段で売っている。

 農業歴の正月は、ことしは今日(2月7日)である。
 日本のマスコミは餃子一色だが、中国は餃子のギの字も報じられていない。連日、大雪の災害報道である。
 
(注 王洋の「王」にはさんずい)

□◎□み○や▽ざ○き◎▽◎○さ◎ひ○ろ○□○
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南京研究第一人者の東中野教授と展転社が中国から不当に訴えられた事件で、所謂「夏淑琴裁判を支援する会」が設立された。
このたび報告集会が行われます。ふるってご参加ください。
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「日本の進路」  日本戦略の研究会   No.0376   2008/02/07

★ 表題: China 製毒入りギョーザ事件、「ピンチをチャンス」に変えよ
                    佐藤ライザ qx1x@104.net

◇ China の「天洋食品」が製造した「冷凍ギョーザ」には、結果として有毒物質(メタミドホス・ジクロルボス)の検出が続いており、意図的に注入された可能性が、次第に高まっています。

◇ China では、従来から「毒入り食品」で中毒する人民が、相当数発生していました。しかし、今回の事件は、「暗躍団」が、関係者を誘導(教唆)して起こした、根深い事件と睨んでおります。


◇ China は現在、食品を輸出していますが、近未来には、食糧の不足が発生し、大輸入国に転じます。その主たる根拠は、次の三つの要因であります。

 1、農地の砂漠化が、一段と進んでおり、作付け面積の減少・農産物の生産量が縮減する可能性が極めて高いです。
 2、沿岸地域の高所得層を中心に、食事内容に変化(穀類中心から肉類=牛・豚・鶏の多用への移行)が生じており、早晩、農産物の不足と価格高騰が鮮明となります。 3、当分の間、China 人口の増加が避けられず、食糧の需給バランスが壊れ、供給不足に至ります。


◇ 日本では、China からの「冷凍食品」依存を継続しようとして、正常な食品輸入を確保するため、安全性確保を求めて、China 側と交渉したい考えと見受けられます。

◇ しかしながら、かかる「ムダな努力」を放棄して、China 当局とは、挨拶程度に留め、「China 製品を輸入しない」方向に、進路(舵取り)を変更する必要があります。「不良=毒入り食品事件」のピンチを、日本の食糧自給率向上を達成するための、「チャンス=好機到来」とすべきであります。


◇ 現在、China から日本に輸入されている品物(食品・繊維品・雑貨・部品等々)の殆ど全ては、日本国内で製造可能なものであります。人件費を主因にして、コスト面に差があるだけであります。

◇ グローバル化(平準化・グローバルスタンダード)の波は、早晩、China にも行き渡り、Chinese 人件費の高騰は、目前に迫っています。日本が、技術向上・革新によって、生産コストの削減を図って行けば、予想以上の速さで、両国の生産費格差は大幅に縮減して行きます。

◇ 日本国家と日本民族は、食糧自給への道を目指して、目を覚ますべきであります。

(日本の進路、No.0376、China 製毒入りギョーザ事件、ピンチをチャンスに変えよ、完)