2007年の外国人入国者数が前年比12.9%増の約915万人(速報値)となり、過去最高に。
法務省は11日、2007年の外国人入国者数が前年比12.9%増の約915万人(速報値)となり、過去最高で初めて900万人を突破したと発表した。新規入国者数も同14.7%増の約772万人と初の700万人台となった。
近年、中国、韓国、台湾などからの入国者が急増傾向にあり、同省入国管理局は「アジアからの観光客が増加した結果と考えられる」としている。同省は3月末をめどに確定値をまとめる予定で、その際に国・地域別の入国者数も発表する。
また、指紋と顔写真の提供を義務付けた新たな入国審査を導入した11月20日以降の外国人入国者数は約98万人で、前年同時期に比べ13.4%増だった。
一方、日本人出国者数は前年比1.4%減の約1730万人(速報値)で、4年ぶりに減少に転じた。同局は「原油価格高騰による航空運賃の値上げが影響した可能性がある」と分析している。