前から観たいと思っていた「力道山」を劇場で観て来ました。なぜ観たかったかって?ソル・ギョングがどのように力道山を演じるかが見たかったからです。私にとって力道山は昔のプロレスラーで力道山の試合が街頭テレビで放送されると、町中の人たちが画面に向かって声援を送っているというイメージでした。

この映画を観てびっくりした~!ソル・ギョングの日本語がすごく上手だった。正直、「ロストメモリーズ」のチャン・ドンゴン程度の日本語だろうと思っていたらそれ以上だった。さらにあの体格!今まで見てきたソル・ギョングの出演作「シルミド」や「ペパーミントキャンディー」「ジェイルブレイカー」はスリムだったのに、どうやって20キロ以上も体重を増やしてあの筋肉質の体格を作り上げたのだろうか?ソル・ギョングの日本語と体格で度肝を抜かれました。ソル・ギョング恐るべし・・・ ストーリーもなかなか面白かったですよ。でもストーリーよりソル・ギョングの演技が光っていました。綾役の中谷美紀や藤竜也の演技もよかったな~~ いい映画だったようんうん。あとは、建物のセットも当時の風景を自然に表現してて素晴らしかった。家の壁に密かに昔のオロナミンCのホーロー看板がかかっていたり結構芸の細かいことをしていました。さっきネットで調べたら美術監督は日本人でした。日本人じゃないとあそこまで忠実な戦時・戦後の風景なんて作れないか・・・ この映画、日本人ばかり出演していますが、韓国人の監督が作った韓国の映画なんですよね。二つの国の人たちが協力してここまで素晴らしい映画を作り上げた事は素晴らしいと思います。朝鮮日報に映画「力道山」のインタビューがあったのでリンクしておきます。興味があったらどうぞ・・・

映画「力道山」公式HP(日本語)

俳優・薜景求がつづった『力道山との出会い』(1)

俳優・薜景求がつづった『力道山との出会い』(2)

俳優・薜景求がつづった『力道山との出会い』(3)