第14話「人口ビースタム」その4 | にゃんすけのオモチャ箱

にゃんすけのオモチャ箱

何が飛び出すか不明の、面白ブログを目指しています。好きなことをひたすら自由に書きたいと思います。注意事項をサイドバー(フリースペース)に表示しました。初めての方はご覧ください。

格之進が左の胸を貫かれ、血反吐を吐いて意識を失ってしまった。


テツヤとアラタはリリーサを守るべく、マァル将軍に視線を向けて、戦闘態勢を取った。


マァル将軍はそれを見て笑った。

「俺もナメられたものだ…こんな子供に勝てる相手と思われているのか」


しかしテツヤとアラタが思わぬスピードで以て接近し、無数の正拳突きと蹴りを見舞ってきたのだ。


それを受けながらもマァル将軍は面食らった。


「な…なんだ、このガキ共は…!」


マァル将軍が驚いた好きにテツヤがチョークスリーパーを決めた。


テツヤは一瞬でマァル将軍の意識を奪った。

そしてアラタに「リリを連れて逃げろ!」

と指示を出した。


アラタはリリーサを抱きしめ、必死で逃げようとした…






その頃、人口ビースタムはN国軍を殲滅せんと暴れまわっていた。


最後のモビルスーツを破壊したのを確認した地ビースタムは、マァル将軍の下へと向かっていった…



格之進達のピンチを懸念し、F00も現地へ向かっていったが、その時コクピットの中で眠る生明の意識に、子供の声が聞こえてきた。


「ママ…助けて!」


生明はその声で、目覚めた…!


「り、璃彩…!」

確証はない。が、生明は璃彩(リリーサ)からのメッセージだと直感した。


「うぉぉぉぉおおおおおおお!今すぐ助けに行くからねーーー!」


本来、近くにビスタムのチカラを感じなければF00はデストロイモードに変身することはない。


が、生明の持っていたビスタムのチカラが大きくリリースされ、デストロイモードへとかわってしまったのだった…!


「あ…生明ちゃん…?ど、どうして?!」


「Fちゃん!急ぐよ!璃彩が…璃彩とみんなが危ない…!」


しかしそこへ思わぬ衝撃を受け、F00が倒れ込む…


「いたたたた…な、なに…?」

生明がモニターを見ると、そこにはマァル将軍の下へと向かったはずの人口ビースタムが行く手を阻むかのように立っていたのだった…


(15話につづく)