以前、BWにおける乱数調整 を紹介しましたが、最近というはCギアなしの乱数調整が流行っているみたいで実際にやってみました。
BWではCギアを起動するたびに個体値を決める乱数の初期Seedがリセットされることを利用して乱数調整をしていくのが従来のやり方だったが、この方法だとストップウォッチやエメタイマーといった時間を計るためのツールも必要がなくなるというわけ。つまり、フレーム単位(BWの場合は1/60単位)や初期Seedがあっているかどうか確認するといった煩わしさから解放されるぐらい画期なことなんです。
ちなみに、この方法で乱数調整をするときに必要なのがDSとソフト固有のパラメータ。というのも、ブラックとホワイト
ではこの値が違ってくるんです。こればかりは実際に固定シンボルなどを捕まえてみて個体値を調べるしかありませんね。ただ、捕まえたポケモンの個体値からDSとソフト固有のパラメータを調べるツールが最近出たらしいのでこれを使って説明したいと思います。今回、必要なツールは次の通りです。
- msg (ktxaさん)
- SyokiSeedSearch4 (錆びたコイルさん)
まずはmsgを起動して以下の値を入力します。
MAC=DSのMACアドレス
nazo=ブラックなら0x2215f10、ホワイトなら0x2215f30
VCount=0x50-0x70(ブラックなら0x60、ホワイトなら0x5fになると思うけど…)
Timer0=0xc60-0xc80(ブラックなら0xc78近辺、 ホワイトなら0xc68近辺になると思うけど…)
Frame=初代DSなら0x8、DS Liteなら0x6
次にブラック・ホワイトを起動してポケモンを捕まえたり化石を孵化させて個体値を調べます。この際、ブラック・ホワイトを起動させた時刻をメモしておいてください。個体値や起動した時刻を入力し、検索開始を押せばその個体値に対応したパラメータを検出することができますのでこれをメモします。なお、検出されるパラメータは「nazo、VCount、Timer0、Frame、GxStat、年、月、日、時、分、秒の順となっています。
そして、SyokiSeedSearch4にはmsgで検出したパラメータや欲しい個体値を記入して消費の欄を0~0(固定シンボルの場合)を記入して検索開始を押せば起動時刻を検出することができ、その時刻にあわせてブラック・ホワイトを起動すれば狙った個体値が出ます。
ここまでが、Cギアオフの乱数調整の説明だけど、起動時刻を算出するに時間がかかるほかは1秒単位ということもあり、Cギアを起動するよりもはるかに楽にできちゃうんです。ということはBWroopは何だったのと思ってしまいそうかも。
自分も実際に試してみたけど、簡単に5Vのゼクロムをゲットしちゃいました。
ただし、この方法でも性格を固定させることはできないのでシンクロの特性をもったポケモンを先頭にしておくとある程度性格を狙いやすくしておくといいと思います。この調子で次はテラキオン
をゲットしてみようかな。