アルビ エスプリ・デュ・ヴァン Restaurant l’Esprit du Vinへ
赤いレンガ造りの建物が美しい街並みを通りながら、ダヴィッド・アンジャルラン氏のお店・エスプリ・デュ・ヴァン(Restaurant l’Esprit du Vin)にむかいます。
【レンガ造りの建物が美しい街並みです】


この場所では石が取れないため、赤いレンガは、タルン川の粘土を使用して作られているそうです。
【赤いレンガです】

街並みの中に立派なドアが。これは、15世紀のものだそう。これだけ大きいドアは、お金持ちの証拠で、かつて、パステル染料の商売でおおいに繁盛して豊かになったので、このような立派な建物が今でも残っているとのこと。
【15世紀のの立派なドアです】

【コロンバージュ(木の柱や梁を壁面に露出させる建築様式)様式の家もみることができます】

ようやく、エスプリ・デュ・ヴァン(Restaurant l’Esprit du Vin)に到着です。同店は、17世紀の建物・丸天井をもつ地下の古い酒蔵を改装したレストランとなっています。
【お店の前で、ダヴィッド・アンジャルラン氏とともに写真を撮っていただきます】

ダヴィッド・アンジャルラン氏は、アルビ出身のシェフ。パリにあるキャレ デ フイヤン(Carre des Feuillants)のグランシェフであるアラン・ドゥトゥルニエ(Alain Dutournier)氏のもとで3年修業し、独立。創意溢れる料理が認められ、2006年にミュランガイドの一ツ星を獲得され、現在にいたります。アルビでは、こちらが唯一の星付きレストランとなっています。お店の特徴は、メニューがなくておまかせコースのみで勝負。(※事前に苦手なものをいうことはもちろん可能です)新しいものを発見するワンチャンスを大切にし、市場で美味しい食材があれば使用。イマジネーションを働かせ、毎日挑戦していらっしゃいます。前日のお料理も少し手を加え、一日たりとも同じメニューを出すことはないというこだわりがあるそうで、お得意様もいつも楽しんで通われています。また、シェフ自身、医学部にいらしたこともあり、料理を化学ととらえて作られているので、化学的な発想のお料理も楽しめるとのこと。それでは、驚きと発見のあるエスプリ・デュ・ヴァン(Restaurant l’Esprit du Vin)をご紹介します。
奥様も一緒にむかえてくださいます。今、お子様(ルーちゃん)が産まれたばかりとのことで、とても幸せそうです。
【奥様も一緒にむかえてくださいます】

【中に入ります】

【待っています】

まず、ぶどうそのものを熟成させた自然の甘さが楽しめるガイヤックのワインをいただきます。口当たりがよく、非常に飲みやすいワインです。シャンパーニュ地方よりも古くから作られているスパークリングワインだそうで、ローマ時代からの作り方を参考にし、収穫したぶどうジュースを6ケ月寝かせた後、発酵をさせるためにボトルへ。自然にたくさんの泡が出てきて自然の甘みがするフルーティーなスパークリングワインになるそうです。話によりますと、シャンパーニュ地方でシャンパン作りをはじめたドン ペリニヨンがここのスパークリングワインで成功したものをシャンパーニュ地方にもっていき、シャンパーニュが産まれたとのこと。
【ガイヤックのワインです】


前菜は、オリーブをパルメザンチーズでカリッと揚げたフライや、サクサクしたバターサブレとともに滑らかなサーモンムースと鱒のたまごのマリアージュが楽しめる逸品、キャラメリゼしたホワイトチョコとタイムを添えた濃厚なシェーブルを楽しみます。
【前菜です】


アルバ地方の白トリュフオイルがふんわりと贅沢に香る優しい甘みが感じられる濃厚な栗のスープとともに、あつあつのとろけるフォアグラのフリットをいただきます。2大珍味が引き立つようにお料理されたすばらしいスープを堪能します。
【濃厚な栗のスープです】


このあと、特別に厨房を見せてくださることに。熱気のある厨房でテキパキとお料理をされるシェフの姿を拝見します。
【厨房の様子です】


厨房見学が終わった後は、お料理をいただきます。白ワインでゆでたぷっくりとした牡蠣とともに、鴨が入ったガーリックを使用したパリパリのチュイルを巻いた春巻きをかぼちゃのクリームとともにいただきます。添えられたオイスターリーフにびっくり。なんと、牡蠣の味がする葉っぱなんです。この葉っぱは、スコットランドの北の方の海近くで採れるそうです。調べてみますと、日本では、礼文島や東北地方に自生している「ハマベンケイ」という植物の近種のようですよ。
【牡蠣と春巻きです】


続いて絵画のような素敵な一皿。ムール貝とゆずで味付けしたふっくらとしたすずき、香ばしいナッツとカリフラワーが入りましたクスクスをキャベツのソースとともにいただきます。
【絵画のような一皿です】


お次は、海と陸のマリアージュを。先ほど厨房で調理していただいた柔らかくて肉汁したたるシュヴルイユ(鹿)とスモークされたプリプリの海老をカカオソースとともにいただきます。野菜は、甘みのあるネギやアスパラ、ニンジンが添えられています。
【先ほど厨房で調理していただいたお料理です】


プレデセールは、メレンゲがのりましたサブレで挟んだヌガーのアイスをチョコソースといちじくのジャムとともにいただきます。
【プレデセールです】


デセールは、チョコレートでコーティングされたふわふわのムースを。ムースの中には、なんと梨のピューレまで入っています。アイスキャンディのような姿も斬新ですね。下には、ピーナッツを砕いたケーキがしいてあります。
【デセールです】



梨つながりで、西洋梨のリキュール・ウィリアムを使用したソルベを。冷たくすることで、お酒の強さが和らぎ、とても美味しくいただけます。ジャスミンのお花が添えられているところもかわいいですね。
【ウィリアムを使用したソルベです】

【最後はショコラをゆっくりいただきます】

最後に母が描いた絵を。私が写真を撮っている姿だそうです。
【私が写真を撮っている姿だそうです】

~西 理恵のおすすめ~
あるびで唯一の星付き店・エスプリ・デュ・ヴァン Restaurant l’Esprit du Vin。アルビの旧市街の街並みを散策したあとは、驚きと発見のあるダヴィッド・アンジャルラン氏のお料理をぜひ召し上がっていただければと思います。
David Enjalran - L'Esprit du Vin
Restaurant gastronomique
11 Quai Choiseul - 81000 Albi
05 63 54 60 44
Ouvert du Mardi au Samedi. Service de 12h à 13h15 et de 20h à 21h15.
※コメントは、フェイスブックやツイッターにいただけたらうれしいです※
※西 理恵のフェイスブックページを作成してみました。「いいね!」を押していただけますとはげみになります。
※ツイッターでは銀座ランチの情報をはじめ、美味しいお食事を実況中継しています
赤いレンガ造りの建物が美しい街並みを通りながら、ダヴィッド・アンジャルラン氏のお店・エスプリ・デュ・ヴァン(Restaurant l’Esprit du Vin)にむかいます。
【レンガ造りの建物が美しい街並みです】


この場所では石が取れないため、赤いレンガは、タルン川の粘土を使用して作られているそうです。
【赤いレンガです】

街並みの中に立派なドアが。これは、15世紀のものだそう。これだけ大きいドアは、お金持ちの証拠で、かつて、パステル染料の商売でおおいに繁盛して豊かになったので、このような立派な建物が今でも残っているとのこと。
【15世紀のの立派なドアです】

【コロンバージュ(木の柱や梁を壁面に露出させる建築様式)様式の家もみることができます】

ようやく、エスプリ・デュ・ヴァン(Restaurant l’Esprit du Vin)に到着です。同店は、17世紀の建物・丸天井をもつ地下の古い酒蔵を改装したレストランとなっています。
【お店の前で、ダヴィッド・アンジャルラン氏とともに写真を撮っていただきます】

ダヴィッド・アンジャルラン氏は、アルビ出身のシェフ。パリにあるキャレ デ フイヤン(Carre des Feuillants)のグランシェフであるアラン・ドゥトゥルニエ(Alain Dutournier)氏のもとで3年修業し、独立。創意溢れる料理が認められ、2006年にミュランガイドの一ツ星を獲得され、現在にいたります。アルビでは、こちらが唯一の星付きレストランとなっています。お店の特徴は、メニューがなくておまかせコースのみで勝負。(※事前に苦手なものをいうことはもちろん可能です)新しいものを発見するワンチャンスを大切にし、市場で美味しい食材があれば使用。イマジネーションを働かせ、毎日挑戦していらっしゃいます。前日のお料理も少し手を加え、一日たりとも同じメニューを出すことはないというこだわりがあるそうで、お得意様もいつも楽しんで通われています。また、シェフ自身、医学部にいらしたこともあり、料理を化学ととらえて作られているので、化学的な発想のお料理も楽しめるとのこと。それでは、驚きと発見のあるエスプリ・デュ・ヴァン(Restaurant l’Esprit du Vin)をご紹介します。
奥様も一緒にむかえてくださいます。今、お子様(ルーちゃん)が産まれたばかりとのことで、とても幸せそうです。
【奥様も一緒にむかえてくださいます】

【中に入ります】

【待っています】

まず、ぶどうそのものを熟成させた自然の甘さが楽しめるガイヤックのワインをいただきます。口当たりがよく、非常に飲みやすいワインです。シャンパーニュ地方よりも古くから作られているスパークリングワインだそうで、ローマ時代からの作り方を参考にし、収穫したぶどうジュースを6ケ月寝かせた後、発酵をさせるためにボトルへ。自然にたくさんの泡が出てきて自然の甘みがするフルーティーなスパークリングワインになるそうです。話によりますと、シャンパーニュ地方でシャンパン作りをはじめたドン ペリニヨンがここのスパークリングワインで成功したものをシャンパーニュ地方にもっていき、シャンパーニュが産まれたとのこと。
【ガイヤックのワインです】


前菜は、オリーブをパルメザンチーズでカリッと揚げたフライや、サクサクしたバターサブレとともに滑らかなサーモンムースと鱒のたまごのマリアージュが楽しめる逸品、キャラメリゼしたホワイトチョコとタイムを添えた濃厚なシェーブルを楽しみます。
【前菜です】


アルバ地方の白トリュフオイルがふんわりと贅沢に香る優しい甘みが感じられる濃厚な栗のスープとともに、あつあつのとろけるフォアグラのフリットをいただきます。2大珍味が引き立つようにお料理されたすばらしいスープを堪能します。
【濃厚な栗のスープです】


このあと、特別に厨房を見せてくださることに。熱気のある厨房でテキパキとお料理をされるシェフの姿を拝見します。
【厨房の様子です】


厨房見学が終わった後は、お料理をいただきます。白ワインでゆでたぷっくりとした牡蠣とともに、鴨が入ったガーリックを使用したパリパリのチュイルを巻いた春巻きをかぼちゃのクリームとともにいただきます。添えられたオイスターリーフにびっくり。なんと、牡蠣の味がする葉っぱなんです。この葉っぱは、スコットランドの北の方の海近くで採れるそうです。調べてみますと、日本では、礼文島や東北地方に自生している「ハマベンケイ」という植物の近種のようですよ。
【牡蠣と春巻きです】


続いて絵画のような素敵な一皿。ムール貝とゆずで味付けしたふっくらとしたすずき、香ばしいナッツとカリフラワーが入りましたクスクスをキャベツのソースとともにいただきます。
【絵画のような一皿です】


お次は、海と陸のマリアージュを。先ほど厨房で調理していただいた柔らかくて肉汁したたるシュヴルイユ(鹿)とスモークされたプリプリの海老をカカオソースとともにいただきます。野菜は、甘みのあるネギやアスパラ、ニンジンが添えられています。
【先ほど厨房で調理していただいたお料理です】


プレデセールは、メレンゲがのりましたサブレで挟んだヌガーのアイスをチョコソースといちじくのジャムとともにいただきます。
【プレデセールです】


デセールは、チョコレートでコーティングされたふわふわのムースを。ムースの中には、なんと梨のピューレまで入っています。アイスキャンディのような姿も斬新ですね。下には、ピーナッツを砕いたケーキがしいてあります。
【デセールです】



梨つながりで、西洋梨のリキュール・ウィリアムを使用したソルベを。冷たくすることで、お酒の強さが和らぎ、とても美味しくいただけます。ジャスミンのお花が添えられているところもかわいいですね。
【ウィリアムを使用したソルベです】

【最後はショコラをゆっくりいただきます】

最後に母が描いた絵を。私が写真を撮っている姿だそうです。
【私が写真を撮っている姿だそうです】

~西 理恵のおすすめ~
あるびで唯一の星付き店・エスプリ・デュ・ヴァン Restaurant l’Esprit du Vin。アルビの旧市街の街並みを散策したあとは、驚きと発見のあるダヴィッド・アンジャルラン氏のお料理をぜひ召し上がっていただければと思います。
David Enjalran - L'Esprit du Vin
Restaurant gastronomique
11 Quai Choiseul - 81000 Albi
05 63 54 60 44
Ouvert du Mardi au Samedi. Service de 12h à 13h15 et de 20h à 21h15.
※コメントは、フェイスブックやツイッターにいただけたらうれしいです※
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