「働くこと」とは・・・必要とされる人になるため成長し続けること | 医師事務作業補助者の道

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おはようございます。

当院では昨日からインターンシップの専門学校生を受け入れ、医療秘書課と医事課の職場体験をしてもらっています。インターンシップは毎年2回ずつ、定期的に受け入れています。医療秘書や医療事務、医師事作業補助者を目指す学生に研修してもらうことや、これらの仕事を知ってもらい従事しようとする人を増やすことを目的にしています。

この5年間、学生をみていて思うのは、「動機」の重要性です。
医療秘書の専門学校生ですから「病院で事務員として働きたい」という目標をはじめから持っている学生がもちろん多いですが、その動機は大きくわけて
①子供の頃に病気やケガをして病院に行ったときに受付の人が優しくしてくれたので私もそのようになりたいと思った
②病院は安定している職場だから就職したい

というふたつがあります。

①の動機の人は、「どのようなふるまいをしたら患者さんに喜んでもらえるか」ということを考えている。
②の動機の人は、「仕事内容を知って就職活動の面接時に役立てたい」ということを考えている。
私には、そう見えます。態度に表れていますね。

私は、①の動機をもって働く人と、②の動機をもって働く人とでは、就職だけでなくその後の人生の歩み方が大きく変わっていくような気がしてなりません。なぜなら、成長のための努力に差が出ると思うからです。①の人は「人の役に立つため」の努力をし続けますが、②の人は「就職が目的」なので成長が止まるか成長スピードが落ちます。

この「動機の違いによる成長度合い」は、決して会社勤めの人にだけあてはまるものではなく、家庭に入る人にも同じことがいえるのではないでしょうか。「家族のためになにができるか」と考えるか、「家庭に入れば安定できる」と考えるか。大きな違いですよね。

今の時代、日本で暮らすのであれば衣食住に困ることはほぼないといえます。ですので、若い人達には「安定」よりも大事なものを自分なりに見つけてほしいと願います。

人は成長に喜びを感じる生き物だと思います。「働くこと」とは、必要とされる人になるために成長し続ける努力をすることだと思いますので、苦労があっても喜びを感じられる素晴らしいものであるはずです。人の役に立つために努力し成長することは、相手のためにもなりますが自分の幸福にも繋がるものだと思います。

せっかくインターンシップで出逢った学生さんですから、この期間中いろんな話をできたらなと思っています。

  
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