本日原宿のKDDIデザイニングスタジオ5F Wired Cafe 360°で開催された「UQ WiMAX お客様の会」に出席させていただきましたので、そのレポートです。
<UQ WiMAX お客様の会>
1.日時
4月20日(月)19時~21時(18時30分受付開始)
2.会場
Wired Cafe 360°
渋谷区神宮前4-32-16 KDDIデザイニングスタジオ5F
TEL: 03-5413-2630
https://www.cafecompany.co.jp/
旧URL https://www.cafecompany.co.jp/shops/
旧URL http://www.wiredcafe.jp/shop_360.html
3.主催
UQコミュニケーションズ株式会社
<会場ビル KDDIデザイニングスタジオ>
会場は東京・原宿のKDDIデザイニングスタジオです。
Wired Cafe 360°は5階です。
<WiMAX基地局を手に社長が語る>
UQコミュニケーションズ田中社長自らユーザーの質問に答える形で会は進行しました。写真は基地局を手に語っているところです。
2月26日にモニターサービスを開始して、都内500局だった基地局は現在600局になり、7月には1500局へ拡大するとのことで、エリア密度が高くなるので通信が切れにくくなると期待しています。
全国では2000局、主に東名阪、政令指定都市から広げていくということです。
<PC内蔵タイプが夏にも登場予定>
こちらはノートPCにWiMAXとWi-Fiの一体モジュールが組み込まれています。どのメーカーの機種か気になり、担当者の方に聞いてみたところ、このノートPCはマウスコンピュータ製でした。規格化されているのでメーカーに関係なく搭載可能だそうです。
<会場内の模様>
約30名のユーザーを前に質疑応答をしているときの様子です。約半数の方がノートPCやミニノートをもってきていました。
ちなみに参加条件は、UQ WiMAXのモニターでかつ今回の募集に応募した人です。抽選の倍率は、約8倍だそうで、UQ WiMAXモニターになるために4倍の確率でしたので、実に32倍の確立になります。私が今回の参加できたのは非常に幸運でした。
田中社長曰くまずやっていくこととしては、
1.エリアを作る
2.地下対策(地下鉄・地下街)
3.Wi-Fiでまずカバー
ということだそうです。
WiMAXとWi-Fiとをシームレスに、ユーザが気にすることなく利用できるようにすることを目指しています。
7月からは白ロムとして、UQ WiMAX端末やモジュール内蔵PCを買った利用者がWiMAXのポータルに接続し、MVMOの事業者、ISPの選択ができるようになるということも話されていました。
<屋内用小型基地局>
屋内用小型基地局とはいえ、まあまあのサイズと重量があります。現在この基地局をどんどん設置してエリアの拡大とエリア内での電波密度の強化をしているそうです。
屋内用小型基地局の概要とスペックです。
最近では、羽田空港ビルへの基地局設置が完了したそうです。主にビルに設置しているそうで、ツーカーの基地局の跡地を主に使っているとのことです。都内エリアの中にもUQコミュニケーションズとしては設置したい場所の地権者・ビルオーナーとの交渉が難航していて設置が済んでいない電波の空白地がまだまだあるとのことで、ネット上のつながった/つながらない、速度がこれくらいとかそういう話は日々改善していくつもりであるといわれていました。
アンテナ工事中でまだ調整段階の間に利用があって、速度が遅かったといった声が返ってきたりという苦労もあったそうです。
質疑の中で、特に気になったのがも今どのような場所で利用したいのか、ということです。このようなワイヤレス通信のニーズの把握は大変そうでした。
利用時間を考えると自宅や会社など滞在時間が長い場所を重点的にすべきでしょうがこのような場所にはすでに光・ADSL回線などが引き込まれていて、有線・無線LAN環境があります。
多くの人から要望があった電車・地下鉄の移動中での利用ができたら、私も素晴らしいと思います。他のデータ通信サービスよりもWiMAXは高速通信が可能ですから、移動中も切断されることなく使用できればかなり利便性が良くなります。携帯電話ですら地下鉄の駅間では利用できない場合もあるのでこういう場所も使えるのであれば、ニッチな部分ですが需要はあると思います。
私が使用しているのはUD01NA、他の端末機種を実際に見るのは初めてです。
LTEの話や、SIM方式について、1日利用(1Day)、プリペイドの展開予定、企業向けのサービス体系について、プロモーションが6月から予定していることなどについても質問に答える形でお話していただきました。
<PC内蔵用モジュール>
WiMAX Wi-Fiチップセットは、ノートPC向け、WiMAX&WiFiコンボ・モジュールです。ワイマックス(WiMAX)と無線LANのモジュールが一体となっていて、従来の無線LANのモジュールと置換え可能に設計されています。
今年のボーナス商戦、夏のレジャーシーズンに向けて、WiMAX対応PCの新製品の発売に期待大です!
<インテル WiMAX/WiFi Link 5350>
WiMAX&WiFiコンボ・モジュール
インテル WiMAX / WiFi Link 5350
WiMAX : 1x2 MIMO
WiFi: 3x3 MIMO
<インテル WiMAX/WiFi Link 5150>
WiMAX&WiFiコンボ・モジュール
インテル WiMAX / WiFi Link 5150
WiMAX : 1x2 MIMO
WiFi: 1x2 MIMO
フォーム・ファクター: Half Mini Card
<インテル WiMAX/WiFi Link 5350>
WiMAX&WiFiコンボ・モジュール
インテル WiMAX / WiFi Link 5150
WiMAX : 1x2 MIMO
WiFi: 1x2 MIMO
フォーム・ファクター: Half Mini Card
<インテル WiMAX/WiFi Link 5150内蔵ノートPC>
こちらがWiMAX搭載ができることを示すノートPCの写真です。
バイキング形式の軽食でしたが、話の途中ではスタッフの方が取り分けてくれたりしてついついたくさんいただいてしまい結構お腹がいっぱいになりました。
こういったイベントでありがちなPowePointのスライドをプロジェクターで映しながらといったことが全くなかったのが新鮮でした。社長自ら最後まで進行していたことや技術担当者の方とのお話から、ユーザーと向き合っていく姿勢にとても好感を持ちました。
このような貴重な、提供者の考えや事業展開の予定やユーザーの声を聞ける機会をセッティングしていただきありがとうございました。
私の目下の心配事というと、基地局が増えたときに自宅の自室が電波が入らないことが改善されるかということです。このあたりが改善されないと、外出時に数時間使うだけでこの料金では本サービス開始後の継続はしにくいです。これからの基地局の設置、エリアの拡大に期待しています。
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