小学校の時、ハンガリー人はヨーロッパの中にあってアジア系の民族で、話す言葉もアジア系。でも白人との混血進んですっかり血が「まじゃって」いるから、彼らは自分らのことを「マジャール」って呼ぶ。
ま、そんな風に社会の先生に教わったワケだね。ハンガリー人が名前は姓+名の順番だってのにもなんか近しいものを感じたけれど、その後、バルトークとベラとどっちが名前なんだ? ゾルタンとコダーイはどうなんだ? ってこの問題はしばらく解決されないままでいた。
*****
実際に来てみると、ハンガリー人の風貌にアジア系の痕跡をみつけることは出来ないし、今ではボクらが思うようなアジア系民族であるとは考えられていないようだね。でもハンガリー語は、確かにヨーロッパで話されている他の多くの言葉(インド・ヨーロッパ語族)と大きく異なっていて、だから旅行をしていて看板や標識を見ても、見当付かない感が強いんだ。
綴りと発音のルールを覚えてないからいけないんだけれど、トラムの停留所の名前を見て発音の見当を付けていても大抵間違ってて、次の停留所のアナウンスが聞き取れることはない。
そんな中でも、時に見て分かる単語がある。たとえば「busz」ね。
なんか、蜂がブンブン言ってる感じもしないでもないけど、これはバス「bus」のこと。
あ、そうなんだ「z」が付くんだってちょっと興味が出て来た。ハンガリー語では「s」は「シャ」行の音で、「サ」行の音は「sz」で表すんだそうだ。なるほど。なるほど。
調べるてみると、 saxophone は szaxofon だし、 tennis は tenisz だし、soda は szóda だった。
興味を持つと、看板を見るのもちょっとだけ楽しくなる。
そんな時に見つけた看板がこれ。
なんか、ちっともエロい感じがしないんだな。
←click me!
ボクが泊まってる宿の近くには、けっこうこの手の施設が多いんだ。いや、そういう場所を選んだワケじゃないんだよ。朝ご飯を食べに行った店を出てみたら、その店の隣も、その向かいもストリップのお店だった。ま、朝だからね。営業はしてなかったけどね。
看板は、SZTRIP じゃなかった。