4都物語(ピープショウの想い出編:Barcelona) | /// H A I H A I S M ///

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あわてない、あわてない。赤ちゃんが「はいはい」するように、のんびりゆっくり進みましょう。

ピープショウ(peep show)ってのは、西洋風の「覗きからくり」の事を言う場合もあるらしいですが、
今回に限っては大人の話題ってことでどうぞよろしく。
なつむぎ」です。

でね。ピープショウってのは何かって言うと、たいていポルノショップに併設されていたりして、
男性が小部屋に入ってしかるべき所にコインを入れたりすると、
目の前のガラス窓のカーテンが開いて、
中にいる裸の女性のエロチックな姿を鑑賞することができるってもので、
いやはや、なんもステキな、じゃなくてふしだらな施設なんです。あはは。

で、ボクは今までにこの手の施設に3回かかわったことがある。
1回目と2回目については、悪いけど端折らしてもらうよ。
あしからず。


さてさて、これがボクとピープショウとの3回目のコンタクトの物的証拠です。
1982年の6月2日に180万ドル払ったって、ちゃんとレシートに記録されてるでしょ。

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*****

バルセロナのカタルーニャ広場から港に向かって、長さ1.2kmの並木道が伸びていてね。
これがランブラス通り。

この通りに特徴的なのは、道の両側の建物に面して普通の広さの舗道があり、そして一方通行の車道があり、道路の中心が広い並木道になっているところなんだな。
通りの南の端にはクリストファー・コロンブスの像がある。アメリカ大陸を発見した人ね。
このランブラス通りには、多くのキオスクや、花屋や、レストランや、カフェが並び、大道芸人が芸を競っていて、昼夜を問わず人が集まるバルセロナで一番の目抜き通りだってワケ。

ボクは程よい気候の6月の昼間、ここのカフェで一杯ビールを飲んだんだ。
ボクのブラジルへの憧れを掻き立てるだけ掻き立てて、 ●ここ
その後一緒にサハラ砂漠まで二階建てのウンコをしに行くことになる、 ●ここ
T氏と一緒にね。

ランブラス通りを散策する人たちをビールを飲みながらしばらくの間眺め、
会計をしてもらおうとしてウェイトレスの女の子を呼んだんだな。
180ペセタよ。そう言われて200ペセタを出して、
トレイの上にお釣りと一緒に持って来たレシートが、こいつの正体なんだ。

驚いたよ。ピープショウだもの。
そりゃ確かに見ましたよ。街行く人をね。時には女性を見ました。えぇまぁ、たまには穴のあくくらいじっと。
でも、それは覗きじゃないでしょ?

----- ね。このさ、ピープショウってのお店の名前なの?

----- そうよ。ほらこの裏の店「ピープショウ」でしょ。

----- ってかさ、SEX SHOP がカフェをやってるってこと?

----- この並木道の部分にね、お店を出す権利は、面してるお店にあるのよ。

なるほどね。そういうことね。
だから、ここでカフェをやる権利は、裏のSEX SHOP屋さんに有ったってワケね。

*****

まぁ、そういうことです。
今回29年ぶりにバルセロナを訪問した時にランブラスを散策して、想い出の Peep Show がまだあった事に、
なんか懐かしさを感じちゃったりしてさ。

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どういう訳かこの手の店は英語なんだな。
1つだけスペイン語。SALA ってのは ROOM の意味です。


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彼女が店を出す権利について教えてくれたあと、実はT氏とはこんな会話をした。

----- なつむぎ君ね。彼女は昼間はカフェでウェイトレスしてて、夜は Peep Show なんだろか?

----- いやぁ、どうでしょう。彼女に聞いて見たらどうですか? え!? ボクはイヤですよ。

----- 何言ってるんだよ。こういうのは年下の任務だろ?

----- 知らないですよ、T氏さん。もしかして彼女、タイプなんですか?

以降の会話は秘密だよ。そして、その夜のボクらの行動も。