はんぶんブラフ

前回の「リバーまでカードが見たい」ってとき ではフラッシュドロー、ストレートドロー、ロー・ミドルペアでリレイズして、リバーまで見る、またはポットを奪い取るという方法を紹介しました。つまり、言い換えればこれはセミブラフです。セミブラフとは自分がまだ１００％完成したハンドを持っていない時にブラフすることを大抵いいます。つまりアウトがあり、まだ勝てる見込みがあります。

セミブラフはまだブラフに慣れていない人にもお勧めします。セミブラフをして本当のブラフすることに慣れましょう。セミブラフは自分からベットしてもいいし、相手のベットをレイズしてもおｋです。きっと相手のベットをレイズするパターンの方が効果的でしょう。

例えば・・・
ハンド：8, 9
フロップ： 3, T, J

で、open ended straight draw（両サイド待ち）になったとします。そこで、例えば相手のベットをチェックレイズしましょう。相手がブラフしていたのならば、その時点でポットをすぐに獲得できるし、コールされてもストレートをキャッチする可能性があります。しかし、inside straight draw（真ん中の１枚のカード待ち）でセミブラフはなるべくしない方がいいかもしれません。コールされた場合、勝てる可能性が低いからです。

ここで少し話しがずれますが、ハンドを引きにいく時に気をつけなくてはいけない点があります。まず、フロップで同じスーツが２枚落ちている状態でストレートを引きにいく事です（例：）。理由はストレートをキャッチしたとしても、その同じカードで相手がフラッシュをキャッチするかもしれないからです。そしたらもちろんストレートはフラッシュに負けます。気をつけなくては大きなポットを負けることになるでしょう。また、ボードにペアがある状態でフラッシュを引きにいく事です（例：88K）。理由はフラッシュをキャッチしたとしても、相手がフルハウスを持っている場合があるからです。ストレート対フラッシュの状況と同じように、大きなポットを負けてしまうかもしれません。この２点に関しては一応頭においておいた方がいいと思います。

またセミブラフをより効果的に行うには、むやみにセミブラフしてもダメです。相手が強いハンドを持っている時には通用しません。つまり、「相手が弱そうだな」「相手を落とせそうだな」って思った時にセミブラフをすると効果的です。それは自分のリーディングで判断しましょう。またフロップのセミブラフでコールされたら、スローダウン（ターンとリバーはキャッチしない限りチェック）しましょう。相手が自分のベットをコールしてきた場合、何か強いハンドを持っている可能性が高いです。無理してターンとリバーでブラフするとチップを沢山無くしてしまうかもしれません。もちろん、ターンとリバーでベットすれば落とせそうだなって判断したのならどんどんアグレッシブにやっちゃってくださいｗ。けどもうその時点でそれはセミブラフではなく、完璧なブラフですね＾＾；

それでは、今度から相手にセミブラフをいっぱいかましてやってください