さてさて
↓
最後の晩餐、90年代の会
長~くなってしまっておりますが
<貴腐ワイン&デザート編>で、
締めくくらせていただきたいと思います
ただ貴腐ワインと申し上げるには、
少々、申し訳なくございましたね~
カヌレ、初の体験でございます
いつの日かこの機会にめぐり逢えるかと、
とっても、とっても、心待ちにしておりました
シャトー・ディケム 1998
フランス・ボルドー
セミヨン 80%、ソーヴィニヨン・ブラン 20%
カヌレメモ 1785年以来、リュル・サリュース公爵一族が所有し、当時から名声を博していたシャトー。
99年から造りの指揮をとるのはピエール・リュストン。生産量は少なく、一株から1杯という計算。ぶどうの選別が厳しく、
貴腐化した粒だけを何度にも分けて収穫する。1855年の格付けでは、ソーテルヌとバサック地区だけが対象になり、
唯一特別第1級に選出された貴腐ワイン。絶対的な補糖拒否、全てオーク樽使用、
完璧さを維持する為に不作の年はイケムの瓶に詰めないスタイルを取っている。
カヌレ、正直申し上げますと・・・
世の中の方々が、
なぜ、ここまでディケムに魅力を感じ・・・
ここまで特別視される貴腐ワインであるのか、
少々、疑問に思ってまいりました
それに・・・
そうは言っても、
やっぱり所詮、デザートワインであるわけでしょう?
こう思っておりましたことも、決して否めません
人生初!
ひと口、口に含んでみまして・・・
本当に、本当に、申し訳ございませんでした~
なにぃ~、これ!
この近寄り難いほどの高貴な品は、
一体、どうして可能になるのでございましょう?
これまで口にしてきたデザートワインとは、
全くもって、比較しようもなく
別格としか言わざるを得ない存在でございました。
デザートワインおいしく感じるものとて、甘くて、ベタベタしている!
この安易な想い・・・↑
一瞬にしてかき消されてしまいました
うぅ~
やはり・・・
上手に表現することなんてできませんよぅ。
ベタベタだなんてとんでもない
美しく品のある甘い液体が、
むしろ、すぅ~と!喉の奥へと流れ落ちる
ただただ、そんな瞬間でございました
そこには・・・
ため息をもらすことしか出来ないカヌレがおりましたよ
感激~
そしてこれまた!
素晴らしい相性が実現するものを、用意してくださってましたよ
メロンロックフォールドライフルーツ ( ←おそらく、クランベリーだったのかな )
こちらのロックフォール ( フランス・ルエルグ地方 羊乳 )
↓
もう~、ハンパない。
ねっとり濃厚
ピリリの後に、
塩味と甘みが、ダブルで襲ってまいりましたよ
全く・・・
チーズに於いて詳しくございませんけれどもね
おそらく・・・
相当、素晴らしい状態のものであったと思われます
菩提樹の八チミツと共に
ディケムといただいて・・・
素晴らしすぎるに決まっておりますでしょう~
ふぅ~
そうそう出逢える機会では、ございませんからね
悔いることなく・・・
心行くまで堪能させていただきました
デザート
~イチゴのクレーム・コンフィ
チュールソルベを焼きメレンゲの食感と共に~
最後の最後・・・
デザートに至るまで、
単純では済ませれないですよ
解読不可能なのですけれどもね
全てを含みますと・・・
ようやっと、お口の中でひとつのタルトに仕上がるようになっているのです
焼きメレンゲとは・・・
もう~
ついでに とか・・・
よろしければ みたいな・・・
そんなニュアンスで、持ってきてくださるのですけれどもね
こちらの焼菓子だけでも・・・
↓
充分すぎます!や・ば・い~。
紅茶と共にいただきまして・・・
シェフの最後のお料理
心の底から・・・
満喫させていただきました
会の終了後、
この日もシェフも含めまして、
お店の方々と、少々はしゃぎましたけどね
なんだかなぁ~
毎回お店に足を踏み入れたときには、
本日もお願いしますね!なんて、声をかけることすら躊躇われるのです。
ご自分とVSしてらっしゃる、
シェフの意気込みが、ヒシヒシと伝わってまいりますからね
で、ございますので
これほど幾度もお邪魔しながら、
あえてカヌレも、戦いが終了するまでは話かけずで、やってまいりました
まっ、どうせ
戦いが終了した後には、
めっちゃ、フランクな方でらっしゃいますからね。
実は・・・
カヌレがシェフのお料理の虜になってきたのにも、
そんな人間性としての部分も、含まれていると思うのですよね~
バレエに対してのカヌレと・・・
おそろしいほどに、よく似ている
ハッ!と我に返ったとき
私って・・・
そんなにイヤな人かなぁ?
ってなくらい、誰1人話しかけてこない・・・
間違いなく・・・
↓
自分とVSしているときは、
決して、話しかけてくれるな!オーラを、放ちまくっているのでしょう
まっ、幸運にも!
それを理解してくれる、周りの方々にも恵まれてきましたし・・・
カヌレ自身も
自分とのVSが終わったならば
あれがほんとにぃ!
数分前まで、「姫」を追求していた同一人物なの? って思われるほどに、
オーラのかけらすら、消えてなくなる。
そんなこんな、
なんとかバランスを保ってきた、この30年のバレエ人生だったからかなぁ?
大きく脱線いたしましたが・・・
今回も、
本当に素敵なワイン会となりました
初めて シェフのお料理をいただいて以来、
そのほどんどの期間、
定期的にお邪魔することが出来ましたこと、とても幸せに思います
心から・・・ごちそうさまでした
トルヴェールの皆さま!
今回も、心地よいひとときをありがとうございます
そしてなにより・・・
共に過してくださる、
今回もご一緒してくださった皆さま
幸せなひとときを、ありがとうございました