脱皮を繰り返すとどうなる? | 渡辺喜美 公式ブログ

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政治経済の解説・提言

今年2月末に開かれたG20以降、世界のマクロ経済運営の中心課題は「財政出動」となっていますね。強調してやりましょう、ということです。

米フォーリン・アフェアーズ誌3ー4月号では、「低成長をどう生き抜くか」と銘打ってトップに元財務長官のローレンス・サマーズ教授の論文を掲げています。

同氏は先進世界で「長期停滞論」が現実化しており、アメリカが1年以内に景気後退に陥る可能性が三分の1、2年以内で半分あると指摘。財政出動の必要性を唱えていますね。

世界経済停滞の元凶が中国ですから、日本が沈まないようにするには、財政金融一体政策が必要です。私が2月14日付のブログで言っているように増税凍結はもとより、7兆円規模の財政出動(28年度補正予算)は、最低線でしょう。さらなる金融緩和とセットですよ。

何せ、日本は「長期停滞論」を身をもって証明してきた国ですからね。原因は簡単明快。財政政策は財務省の言いなり、金融政策は日銀官僚に任せっきり、司令塔不在がその根本原因でした。

官邸主導型の政治システムをつくるには公務員制度改革が避けて通れない。だからやりましたよ、私は。命がけですよ。頭のてっぺんから爪先まで徹底的にスキャンダル調査をやられました。

そんなことに怖じ気付いていたら日本が衰退する一方じゃないですか。だからこそ、リーマンショックの後で次の未来を先取りした非常時対応がユルユルだったから、みんなの党を作ったんです。日本を復活させる‼️この一点ですよ。

ところが、誰とは言わないが、次の選挙目当ての人達が引っ掻き回しやがった。私だって選挙区では自民党の現職と戦うんだから、安倍政権批判だけ言ってた方が楽に決まってるよ。

でも、安倍内閣がかなりみんなの党の主張を取り入れて日本復活に取り組んでいる時、更にみんなの党の政策を実現するためテコの原理を効かせるのは、私に課せられた「義命」だと思いましたね。

安倍総理とメシ食ってすり寄ったとかホザイてる輩がいるらしいけど、情けないね。今だに予定通り増税やるべきだと信じている岡田代表(ブレない点はご立派)に「今回はかける」んだとか。次回は別の人と白状してるようなもんだ。

ザリガニも二回脱皮に失敗するとお陀仏だそうですが、政党脱皮は何回でもOK。脱皮を繰り返すと、政策も記憶も抜け殻になっちゃうのか~。

政党の使命は政策の実現にあり❗️ ブレない信念を持った政治勢力が不可欠です‼️