布亀ストーリー(ヒストリー) 第4話 「CMでみなさんのもとへ」
関西では、たくさんの方に布亀のことを知っていただいています。
それは何より、昭和61年（1986年）に初めて放送されたテレビコマーシャルの
おかげであるということは間違いありません。
関西人なら、歌える方も多いと思います。
兵庫県出身のSNS担当も、もちろん入社前から歌えます（笑）。
第3回でお話した、モータリゼーション（クルマ時代の到来）に引き続いて、
布亀が大きく飛躍する結果となったのは、テレビというメディアのおかげでもあります。
放映開始から30年以上経った現在でも、赤ちゃんとひよこが競演する
テレビコマーシャルは、「関西のなつかしのCM」のひとつとして、
テレビの特集などで取り上げられることもあります。
↑●布亀のテレビコマーシャル
テレビ番組の特集で取り上げていただいたように、
このかわいい赤ちゃんは女の子でなく、実は男の子。
布亀の救急箱のコンセプトでもある「お母さんの愛情」「やさしさ」、そして「安心」。
当時、現在の社長が作詞家の荒木とよひさ氏と会い、この布亀のコンセプトと思いを
お伝えして、作詞をお願いしました。
その結果、ご提案いただいたのが「赤ちゃんとヒヨコ」でした。
テレビコマーシャルの内容も歌詞に沿って組み立て・構成。
赤ちゃんはオーディションで選考を行い、迅（JIN）くんが選ばれました。
たくさんの赤ちゃんに参加いただきましたが、選ばれた理由はたくさんのひよこに
囲まれたときの抜群の対応力？とアドリブ。笑顔もたくさん振りまいてくれました。
しかし迅くん、鳥はとても苦手だったそうです。
それを感じさせない抜群の笑顔だと思いませんか？
作詞の「荒木とよひさ」さんは、数々の有名アーティストに作品を提供し、
日本作詞大賞、日本レコード大賞などを何度も受賞されています。
テレサ・テンさんの「つぐない」、芹洋子さんの「四季の歌」、
森昌子さんの「哀しみ本線日本海」など、
長年愛される名曲の作詞を手がけてこられました。
作曲は、数々の人気アニメソングを作ってこられた「田中公平」さん。
代表作には「筋肉マン」「ドラゴンボール」から、「サクラ大戦」そして「ONE PIECE」まで、
みなさんがご存知の人気ソングを数々生み出されてこられた方です。
そして歌。これは表現者としては申し分のない、藤本房子さんでお願いしました。
数々のCMソングを歌っておられる藤本さん。
トーンの高いすばらしいお声で「ひらけポンキッキ」の楽曲や、
アニメでは「パタリロ!」のオープニングソングなどを担当されています。
こうして数々の才能のお力を経て完成した布亀のテレビコマーシャル！
関西のみなさまには本当に愛していただき、たくさんの方に演奏していただいたり、
動画サイトにアップを頂いたりと感謝・感動の連続です。
ありがとうございます。
現在でもCMの内容は基本変えていません。
何ものにも変え難い迅くんの笑顔と、ひよこたちの競演が布亀の思いをちゃんと
表しているからです。
ここ何年かは年末など年に数回スポットで放映（関西以外でも放映）しています。
↑1986年放映のオリジナルバージョン
2019年の年末にも放映予定です。
ぜひ、テレビコマーシャルをごらんになられましたら、ご一緒に口ずさんでみてください。
（歌詞は3番まであります）
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