出ちゃった | 沼津港深海水族館・シーラカンスミュージアム公式ブログ

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このページでは、沼津港深海水族館の飼育員が水族館で会える生物たちの飼育状況や、日々のちょっとした発見などを随時お届けしていきます。
随時更新していきますので、是非ご覧ください。

みなさんこんにちわ!




今現在、水族館の駿河湾水槽には2種類のサメが泳いでいます。






1種類はナヌカザメ。性格も温厚で底でじっとしていることが多いサメ。水槽内でも頻繁に卵を産んでくれたりします。







もう1種類はフトツノザメ。ナヌカに比べて水槽内を活発に泳いでくれていることも多いため、仲間入りしたばかりではありますが大変人気のサメです。





そしてバックヤードからは第3の刺客。






それがこちらのイズハナトラザメ。名前にも伊豆とついていますが、伊豆半島を中心とした狭い海域でしか見つかっていない比較的珍しいサメ。ナヌカザメに少し似ていますが、全身に美しい白点があるのが特徴です。





今日はそんなスーパーサブ、イズハナトラザメのお話。





普段飼育していた水槽から移動しようとした時の事。捕まえて大き目のバケツに移して、新しい水槽まで移動。イズハナトラザメの移動を完了させて、空になったはずのバケツに残されていたもの、それは






あれ?卵産んでるあせる

移動のショックで出ちゃったって感じなんでしょうか。





ナヌカザメの卵は15cm~20cmくらいですがイズハナトラザメの卵はわずか5cm程度ととっても小さくて可愛いです。



イズハナトラザメは1匹しかいないのでおそらく無精卵なんですけどね(一緒に入っていたナヌカザメと交雑していなければ)



ちなみにフトツノザメは胎生(子供の形で産まれてくる)なので卵を産むことはありませんが、水槽内で赤ちゃん産んでくれないかな~と期待してしまいますね。





バックヤードにはナヌカの卵が大量にあるので成長を見守っていきたいと思います。




フトタ