“ヘア・メタル”と言えば、80年代に人気を博したグラマラスなハード・ロック/ヘヴィ・メタル・バンドに対する蔑称。だそうです。このCDをRealPlayerで聴くとですね、ポップ/ヘア・メタルなるジャンル表示になりましてね、まぁ、ちょっとだけ調べましたよ。
PULL / WINGER
RELEASED 1993
3rdアルバムにして、ラスト・アルバムでし・・・。
秋の夜長に何を聴きましょうか!って「営業車で聴くROCK」じゃないじゃん(´_`。) まぁ、いいがなぁ。
さて本作品からキーボードが参加していない(HLみたい(^_^;) ため、ギター・サウンドが十分に堪能出来ます。リフを奏でるサウンドもリードのサウンドも非常にいい音に仕上がってます。サウンドにエッジが立ってまして、レブ・ビーチの魅力を余すことなく表現しておりますなぁ。しかも上手い。
ヴォーカルのキップ・ウィンガーですが、力強くしぼり出すように歌い上げ、しかも非常に安定してます。艶があって、これぞロックっと言わんばかりの声色が、今聴くととても新鮮です。
楽曲の雰囲気としては、いきなり激しいものはありません(と思います)。秋の夜長に聴きたい感じですね。作曲のクオリティーは高く、メロディー・ラインやギターのコード・トーンも申し分なし。
確かに前作と比較すれば「華やかさ」は大きく後退しましたが、逆に楽器の表現や一音一音への拘りがよくわかる「スルメ」アルバムです。
このアルバムを聴きながら、俺が変わったのか奴がかわったのかを漠然と考えておりましたが悪かなかったですよ。前々エントリーのKILLERSの冒頭 に訳のわからんことを書いてますが、今は完全にふっ切れておりますぞよ。
1. Blind Revolution Mad | |
2. Down Incognito | |
3. Spell I'm Under | |
4. In My Veins | |
5. Junkyard Dog (Tears on Stone) | |
6. Lucky One | |
7. In for the Kill | |
8. No Man's Land | |
9. Hell To Oay | |
10. Like a Ritual |