MENACE TO SOCIETY / KILLERS
RELEASED 1994
何時の時代も変わる物があれば普遍的に頑なに変わろうとしないものがある。己を刻む歴史に沿って変化する奴も居るだろうし、逆に原理主義的な生き方に目覚める者もいる。この相対する二者に接点は存在しない。
しかしお互いが自己の生き様を正直に欲するままに、或いは他人からの干渉を一切受け付けずとも、仮によかれと思い手を差し伸べても、一方からのこの純朴な思いは決して相手の心に到達することはなかった。
変わること、変化する事は仕方がないことだ。10年一昔と云われたものが、今では2~3年のサイクルになっている。時流も年々早くなっていて我々はその環境に順応するべく、適応能力の強化を要求される。
その流れにあって有る部分、意識として共有出来ていた部分だけは、変えるべきではないと思っている。その部分を変えるか或いは削除されると、哀しいかな、やはり接点がなくなってしまう。
逆説的に、接点が不要となったからその部分を変化させたか削除したか。その動機が一方の行動・言動にあったのか。
この考察レベルになると、不信感と苛立ちが芽生えてくる。でも、まだ心の奥底には「有る部分」が存在していることを願う一方がいる。
だから懲りずに、また手を差し伸べてみる。
だがしかし、「有る部分」はDELETEされているようだ。
アクセス・パスが存在しないので、デフォルトなアクションでは限界である。
これ以上のアクセスは意味がないし必要もない。
だからDELETEではなくFORMATさせてもらう。
1stは俺の好みとしてはなかなかの出来だったと思っているんですがね。様式美の展開もあるし、ヴォーカル・メロディーも良かった。ギターのコード・トーンも考え抜いた素晴らしいものになっていました。何と言っても楽曲の出来がよかった
今回の入手CDにも、1stの出来映えに近い期待は確かに有りましたが、聴いて愕然としてしまった。
曲調が全く違う。
工夫が感じられないつまらないリフが延々と続く。ギターは激歪みの音で1stみたいにエッジがたっていないし、おまけにパワー・コードのみ。単調な楽曲と抑揚のないヴォーカル。
何がそうさせたのだ。
これではデス・メタルとなんらかわらん。
レーベルの指示ですかね。受動的か能動的かは判りませんが・・・・
1. Advance and Be Recognised | |
2. Die by the Gun | |
3. Menace to Society | |
4. ? | |
5. Think Brutal | |
6. Past Due | |
7. Faith Healer | |
8. Chemical Imbalance | |
9. Song for You | |
10. Three Words | |
11. Conscience | |
12. City of Fools |