ぱっつんぱっつんのスケジュールをやりくりして、
ようやく先週の日曜日に国立近代美術館で開催してる『菱田春草展』 に出かけてきました!

前売券は8月中に買ってあったんですけどね(^^ゞ
なんだか10月が予定外に忙しくなっちゃって…気づいたら前売の有効最終日になってしまった(>_<)


菱田春草は横山大観の良き友でありよきライバルでもありました。

師の岡倉天心が茨城県の五浦に転居すると、
大観たちと共に春草も移転して日本美術院を助けます。

しかし、絵はなかなか売れず生活は貧しく、やがて眼病を患います。

そんなある日、師の天心が「空気を描きたい」とを言ったのを聞いて試行錯誤の結果生み出したのがあの朦朧体という表現方法。

輪郭線をぼやかしふわっと幻影的な描写が、繊細な彼自身と重なってなんとも情緒的な作品に仕上がっています。

会期末まで残りわずかとなっていたし、TVでも放映されたあとだったので、自分で思っていた以上に混雑した展覧会になってました。
グッズ売り場の会計待ちは2つに折れて並んでたしね。

これだけの作品が一堂に集まる機会はめったにないということだったので、とても貴重な展覧会になったと思います。



で、観賞後はそのまま皇居へ。

北桔橋門(きたはねばしもん)から入ります。
門のすぐ前が天守閣跡。

で、会場になってる楽部庁舎まで来ると、やや出遅れた感(・。・;

確かに、15分前だからなぁ~。
ちょっと遅かったかも。

今回は一階席後方の真ん中。


前の席が前半後半で人が入れ替わって、後半の人がめっちゃ落ち着きなく左右に動くからしんどかった…。
自由席じゃなかったら確実に注意してたわ。


出演者は宮内庁楽部の方々。
いただいたパンフレットにお名前が出ているんですが、

東儀さんとか多さんとか…みなさんそれらしい方たちばかりです(笑)。

一般の人が入るにはやはり狭き門なのでしょうか?


客席は相変わらず千差万別。

綺麗な着物を着てる人もいれば、Tシャツにジーンズのおじちゃんもいる。
中には、何処で何をしてきたのか聞きたくなるくらい着崩れた着物の方もいたけど、個性とか育ちとかっていうのがこういうところで出るんだろうなぁ。

演目については以前の記事で書いたのでそちらを参照してください


【還城楽】はさすがに覚えてきました(笑)。
【越天楽】も辛うじて…。


やっぱり舞楽の方が覚えがいいですね。
音だけでは記憶が曖昧になってしまいます(^^ゞ

舞楽も個人的には足元を見たいので、やっぱり二階席の方が見やすかったかな?と反省。

次回はもうちょっと高めの位置から鑑賞させて頂けたらと思います。