さてさて。
修学院離宮もいよいよ最後の上離宮です。
何処にあるかというと・・・先ほどの下離宮の裏口から出たところから眺めたお山。
ここが上離宮なんです。
中離宮のあたりからだとこんな感じ。
道は舗装されていて、緑の松林も黄金色の田んぼも綺麗だったけど、一瞬そんな事を忘れてしまいそうなくらいけっこうな上り坂でした(笑)。
マジきつかった(>_<)
ふり返ると京都の市街地が一望できるんですよ。
最高のロケーションです。
そして、上離宮最大の特徴がこれでしょうか。
緑に覆われ4段に整えられた刈込。
実はこれ、離宮内に造られた人工池の堤防なんです。
高さ13m、延長200m。
石垣で補強されていて、それを隠すように3段の石垣と大刈込(異種類の樹木を混ぜ植えたもの)。
外からはまったくわからないけれど、この人工池を中心に上離宮は造られているんです。
すごいですよ!
よくもまぁ、あんな山の上にこれだけのものを造ったよなぁ~って。
さすが上皇さま♪
ただただ感服するばかり。
離宮内の堤防の上から下界(離宮内はちょっとした別世界なので…)を見下ろすとこんな景色。
写真中央にトラックが停まってるのわかりますか?
田んぼを管理されてる方たちがお手入れをされていたのですが、松林の両脇にはこうして一般車が走れるくらいの畦道があって、叔父ちゃんたちが普通に生活してます…。
煙草吸ったり、コーヒー飲んだり(・_・;)
あまりにも離宮内とは違う普通の景色なので、ちょっと戸惑うくらいです。
ちなみに、トラックの後ろの松林が上離宮への道で、
その奥の田んぼの背後にある松林が林丘寺や中離宮あたりです。
自分の遠近感もおかしくなりそうな広さです(笑)。
というわけで。
さっそく中へ入ってみましょう。