次のお部屋は『朝日の間』です。

部屋の名前から単純に朝日が差し込むお部屋かな?なんて考えましたが、こちらも天井画のモチーフからの名前でした(^^ゞ
部屋の入り口上部にも朝日をイメージした絵があります。


天井画は、ギリシャ神話の女神のような方が昇る朝日を背にして月桂樹を手に馬車に乗ってる姿が描かれています。

…ってことは、月の女神アテネ?

朝日=太陽=天照大神!っていうモロ日本人な考えの私(笑)。



『朝日の間』は玄関からまっすぐ二階へ上がってきた突き当りにあるお部屋。

天皇皇后両陛下の表敬訪問の際などに使われるお部屋で、室内にはその写真パネルが展示してありました。


私、この時初めて知ったんですけど、

迎賓館で催される歓迎式典などの主催者は賓客側なんですね。

なので、天皇皇后両陛下はじめ皇族の方々が出席される際も、

○○首相(国王など)“が”両陛下“を”お迎えする。という表現になるんです。


迎賓館はあくまでも海外の賓客が日本に滞在中に住むお家っていう体なんですね。







ふっかふかの絨毯が敷かれたお部屋。


このお部屋は両サイドに鏡があるだけで、あとはタペストリーがはめ込まれています。
西陣の織物だそうです!

内閣府の迎賓館紹介VTR でじっくり見れるのでよかったら見てみてください!
(スタートから10分後くらいです。)



梁の部分にあたるのかな?
壁の上部、四方には戦いの雄姿をイメージさせる獅子。
法堂に描かれる雲竜図と同じように、どの位置に立っても獅子と目線が合うように描かれているそうです。

南北には海軍をイメージした船のデザイン、
東西には陸軍をイメージした鎧のデザイン、
そして、いたるところに現在の日本政府の紋章である五七桐花紋がありました。


帝政を目指した時代の名残……なのかな。





お部屋の外は大ホール。
イタリアやフランスの大理石で彩られています。

中には、かのフランス女王マリー・アントワネットの離宮プチトリアノン宮殿と同じ大理石もあるんですって!

こんなところに居たら、毎日『ベルサイユのばら』ごっこをしてしまいそうです(笑)。


お部屋の入り口には修復の際に新しく飾られた絵画が2点。
音楽家と画家とをそれぞれテーマに描かれたものでした。



いやぁ~。
まだ2部屋しかみていないけど、物凄い充実感と満腹感です(笑)。



それでは次のお部屋へ行ってみましょう。