台風接近中の最中、久しぶりの東博ワークショップに参加してきました。


テーマは『古文書のかたち』 です。
ちょうど東博の企画展で『古文書のかたち』展が始まったのでその一環で……。

東博のワークショップは子供向けと大人向けがあるんですが、
知能が幼いせいかどうにも子供向けの方が興味をそそられて仕方がありません(笑)。

しかし子供の保護者ならともかく、それも無理なのでおとなしく大人回の方に参加です。

ちなみに、この日の子供回の方は『花押を作ってみよう!』な内容だったようです。

おもしろそうでしょ???


月例講演会やワークショップ。
博物館の研究者たちは机に座ってるだけでは務まりません。

慣れ不慣れがあるだろうし、準備もさぞや大変だろうなぁ~と毎回思います。


今回の担当者は古文書の専門家である高橋先生。

東博には古文書専門の研究者は数名いるらしいのですが、
展示となるといろいろ難しいらしく、
最近になってようやく小さいながらも企画展をやれるようになったとか。



ワークショップは、

先ずは資料を使って座学が1時間ちょっと(笑)。

それから、実際の展示品を見に行きその場で解説をちょっと(笑)。

最後に、お部屋に戻ってきて文書の織り方を実際にレクチャー(自由参加)。

って言う流れ。



古文書のワークショップと言うと、たいていは内容を紐解く、文書を読み解くと言ったことが一般的。

でも、今回の目的は“かたち”です。

使われた紙の材質、
使われた文字のかたち、
文章の配列、
署名の位置、
捺印の位置、
折り方、

などを見ていきます。

それだけでも、
どの時代にどんな身分の人がどんな目的で書いたのかがわかるそうです。


今回参加したのは
常日頃いつかは読んでみたいある方の文書があったので
そのための知識になればいいかなぁ~と言う程度だったのですが、

まぁ、知らないことだらけであっという間の楽しい時間を過ごしました。


先生もとってもチャーミングな方で(笑)。
ところどころ「西山先生に似てるかも?」と思ってしまいました(^^ゞ
(※真顔でボケたり毒を吐いたり…。)

研究者・学者先生が全体的にあぁいう雰囲気をもっていらっしゃるのかもしれないですね(笑)。



というわけで、
8/31までの短い期間の企画展ですが、よろしければどうぞ足を運んでみてください。

文書は紙を真横から見ても楽しめますよ!