本題に入る前に、根本的な疑問を1つ。
私が学生の頃は【栄西】は「えいさい」と習った気がするのですが、いつから「ようさい」に一本化されたんでしょうか?お得意のWikiで調べると「えいさい」と「ようさい」のどちらも掲載されてるけど、こう言う展覧会やTVでの報道も「ようさい」とされてるってことは、今は「ようさい」の方が正しいとされてるんですよね?
歴史って古いことでもどんどん新しくなっていくから、やっぱりずっとお勉強し続けないとダメですね…。
ではでは、前置きはこれくらいにしてさっそく『栄西と建仁寺』展 のお話。
先月のお彼岸くらいでしたか。
伯母より「チケットが当たったから一緒に行かない?」とのお誘いを受けまして、すっかりシンポジウムの日程を勘違いしていた私はすんなりOKのお返事をしました(詳細はこちらの記事で★ )。
混雑具合が分かりかねたので上野駅に10時に待ち合わせたのですが、予定よりちょっと早く合流できたので結果的に博物館に10時くらいに到着。
でも、特別展の会場は思いの外空いていて、書物類が多かったわりにはじっくりと鑑賞できました。
中谷美紀さんの音声ガイドを聴きながら、所用時間はざっと2時間。
中谷さんの落ち着いたトーンで【安国寺恵瓊】の名を聞くと、ちょっと不思議な感じです(笑)。←大河ドラマの影響です
建仁寺 はご存知の通り京都祇園のど真ん中にあります。
が、ワタクシはいつも東山の行き帰りに通過するばかりで実は一度も立ち寄ったことがございません
近くにある六波羅蜜寺や建仁寺の塔頭だった(?)六道珍皇寺には何度も行ってるんですけどね(^_^;)
何だか大きすぎてついつい…。
そんなわけで、ワタシには初めての建仁寺!
四頭茶会の一式をどど~んと展示されてる1室から始まります(この為、今年は本山での四頭茶会は中止だそうです)。
栄西禅師の達筆な文書、安置されていた仏像や肖像。中には本舗初公開の資料もあってとっても興味深かったです。
個人的には、大好きな白隠さんの作品や伊藤若冲の作品をみることが出来て大満足♪
大きな襖絵や屏風なども、展示室の真ん中に置かれた椅子に座ってぼ~っと眺めて、最後の最後にあの有名な俵屋宗達作の風神雷神図。
祖父の名前が“雷太郎”な我が家では、雷神さまはちょっと特別な存在です(笑)。
お土産コーナーでも、伯母は雷神さまのグッズを買ってました(^^ゞ
会期は5/18(日)までですが、4/22からはキトラ古墳壁画の特別展 もありかなりの混雑が予想されます。
一緒に済ませてしまおうという考えもあるでしょうが、展示替えをするものもありますので、先ずは静かなうちに禅の世界をお楽しみくださいませ。