先ごろ、【和食】が世界文化遺産に登録されました。



が、

我が国において、食は法的には“文化”ではなく“風俗”なのだそうです。



風俗…(・・?


そう。
今でも、京都の老舗料亭の旦那さんと祇園のキャバクラの店長さんとが一緒に研修を受けるんだそうです。


想像してみて?


確かに出費する金額にはそんなに変わりはないかもしれないけど、雰囲気はまったく違う!




今回の文化遺産登録の目的の1つに、その食文化というジャンルを定着させて認識させるということもあるそうです。


そして、遺産ですから…いずれなくなってしまうかもしれない危機管理をするということ!も重要な目的だそうです。



例えば…と言って挙げたのが大根。


私が子供の頃に祖母から教わった大根の煮炊き方は、まずお米のとぎ汁で一度下ゆでして、それからお出汁で浸して煮炊きして味を仕上げるという手順。

「とぎ汁が無ければ米粒入れちゃいな!」くらいの脱線はあったけど、流通してる今どきの一般的な大根は、こんな手順をしてたら中身がすっからかんになっちゃうらしい…。



文化じゃないんだってことが衝撃的でした。


「文化勲章とか受けた料理人はいないでしょ?」って壇上の村田さん(菊乃井のご主人)に言われて、場内みな一斉に「おぉ!」って納得(笑)。


料理を作る包丁や、料理を盛り付ける器、などを作る人たちは文化勲章受けてるけど、それを全部使って仕上げる料理人は文化人じゃない?!



・・・じゃぁ、いったい彼らは何なんだ???




というように、登録されてようやく動けることもいっぱいあるそうですし、登録にあたっていろいろと見直す必要がある事もいっぱいなんだそうです。


ちなみに、京都府内では既に動き出したプロジェクトもあって…その一つが学校給食。

現在、府内の給食は週4日はごはん食なんだそうですね。
和食の一汁三菜を目安に造っているそうです。


約1時間のディスカッションだったんですが、めちゃめちゃ面白くてお勉強になる時間で…書ききれない事がいっぱい(笑)。





なので、、、しばらくシリーズで続けることにします(笑)。