那智の滝を間近で拝した後は、最後の参詣地である那智本宮大社と青岸渡寺へ。
年配の客が多かったせいか、ｶﾞｲﾄﾞさんが「なが～い階段ですからねぇ～。」と散々に脅していたのでどれほどのもんじゃ？と思っていたけど…
そんなに気の遠くなるような階段ではないですよね。
目的地も見えてるし、階段はちゃんとしてるし…。
いやぁ～。
室生寺の奥の院の階段とか、神護寺の階段とか、目的地の見えない階段ほど心が折れるものはありませんから…(^▽^;)
さて。
いちおうｽﾀｰﾄはこんなところ。
あまり他人様が映り込むことを良しとしないせいか、写真が一枚も残ってないことに愕然としたんですけど、この参道の両ｻｲﾄﾞはびっしり土産物屋です！
途中からは那智の滝も遠目に見えたりして。
えっちらおっちら階段を上り、到着したのは分れ道。
(…どこのｶﾞｲﾄﾞさんかわかりませんが、待っててもどいてくれそうになかったのでまるで主人公のように真ん中に写っちゃった！)
左へ行くと那智本宮大社。
右へ行くと西国大一番札所の青岸渡寺。
今回の旅は紀州道成寺から始まったし、どちらかと言えば寺派な私。
それに、鎮守さまからってのが定番の寺社参拝もあり、先に那智本宮大社へ参りました。
こちらの手水舎も龍でございます。
一の鳥居からもそれなりの階段。
さすがに神馬は造りﾓﾉでした…。
狛犬？狛獅子？
本殿まであと少し…。
うわぁ～。
山の上にこんな開けた空間！
開放感半端ない！
背景の山の緑に境内の朱が映えますね～。
本殿のお隣には八咫烏のお社。
熊野の神々と八咫烏は、切っても切れない間柄です。
この工事は台風被害の修復工事だったのかな？
未確認ですが…。
境内には平清盛が植えたという大きな樟の木もありました
そして、そのままちょっと鳥居をくぐると…そこはもう青岸渡寺！
だから、青岸渡寺の境内から那智大社を見るとこんな感じ。
仲良く並んでおります。
さて、最後の参拝地となりました青岸渡寺ですが、こちらは現在は天台宗。
しかし、創建の時期など詳細はよくわかっていないそうです。
熊野は自然信仰で発展したところだから、いつのまにか口伝えで広まって今に至るんでしょうかね。
現在の本堂は、廃仏毀釈の中で残された如意輪堂を信者の手で復興したもの。
前日にお詣りした熊野大社や速玉大社にもかつては仏堂があったそうが、すべて廃されたとか。
堂内は意外と広くて、ご本尊は遠くに…。
時間もないことですので、ちゃちゃっとご朱印をお願いしてご本尊をお参りして次へ…。
そう！
ここへ来たら塔ｺﾚ増やさないとね(笑)。
もっともﾎﾟﾋﾟｭﾗｰな撮影ｽﾎﾟｯﾄは、この青岸渡寺の境内から三重塔と那智の滝を一緒に収める事ができるこのｱﾝｸﾞﾙらしい。
・・・が。
この付近、親切顔のお兄さんやお姉さんが「ｼｬｯﾀｰ押しますよぉ～。」と言いつつ寄ってきては、その撮影ｴﾘｱから追い出そうとする…。
ので、ささっと撮ってもう少し三重塔の近くまでいってみました。
途中には鐘楼と(正直、千社札ｲﾔ…)、
如法堂は大黒天さま。
で、さっきのとこよりいい感じで三重塔と那智の滝。
階段を最後まで降りるのも面倒だし時間もないしで、けっきょく三重塔へはこれ以上近づかなかったけど、たぶん中に入れるんだと思う。
もぉ～。
団体旅行じゃなかったら間違いなくいくのになぁ…。
そうこうしてると集合時間が迫ってきて、帰りの階段を考えるともうそろそろﾀｲﾑﾘﾐｯﾄ♪
帰りは本堂をすり抜けて、青岸渡寺の境内の階段を下りていきます。
行きの那智大社の階段同様、こちらもなかなか急斜面ですね(笑)。
山門の狛犬(狛獅子？)はわりとざっくりした造り。
金剛力士像もいたけど、とにかくゆっくりしてる時間がなくて撮影断念(｡＞0＜｡)
こうして、駆け足ではありましたが、私の初めての熊野詣での旅は終わりました。
自分のﾍﾟｰｽで神々と向き合いながら旅をしたら、もっといろんなことを感じ取れた旅になったかもしれません。
個人的には、速玉大社が一番いい気がしました。
あそこは、ちょっと歓迎してもらった感じです(笑)。
海の近くだからかな？
いずれにしても、なんとなくﾓﾔっと感が残ってるので、生きてる間にもう一度熊野詣でに行きたいと思います!!
道成寺も、やっぱり個人的に行かないとﾀﾞﾒですね（;´▽｀A``
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