昨年の台風被害の痛々しい現状を目の当たりにしつつ、バスはぐんぐん山を登りまして熊野本宮大社へ向かいます。

ちょっと行くと、そこはもう奈良県十津川村!!
日本で一番長い路線バスが走るところです。

8月の奈良らんの時に、この路線バスに遭遇しました!
…乗ることはないでしょうねぇ。


バスは駐車場に到着。
この駐車場っていうのが、いつもの一人旅にはないスタンスでなんとなく慣れない…。
壱の鳥居を通って、弐の鳥居を通って…っていう参拝経路を無視してる感じがするんでしょうね。

ま、そんなことを思いつつも置いて行かれるのでさっさと参拝。

鳥居にかかる勅額には『熊野大権現』とあります。

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ちょっとした階段を上り、

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社務所にご朱印をお願いしてとりあえず拝殿から。

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で、神門を通り奥の本殿へ。

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渋い造りです。

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熊野本宮大社の主祭神は家都御子神。
イザナギノミコトとイザナミノミコトの御子神だとか?
他にもたくさんのお社があり、それぞれにたくさんの神々がお鎮まりになってます。
(※詳細は公式HPでご確認ください)

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しめ縄もご立派です。

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境内には使いとなったとされる八咫烏がいっぱい!

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この黒いポスト、めちゃめちゃ気に入りました(笑)。

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やっぱり本殿前の空気は違う気がします。
神門をくぐると空間が開けるせいもあるのかもしれないけど、やはり神域と言いますか清らかな空気が流れている気がしました。

もっとゆっくりしていたかったなぁ~。


社務所の前の灯籠は苔むして草が生えてたりしますが、

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かつての熊野本宮大社があったのは今とは違うとこ。

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明治時代の洪水被害で以前の熊野本宮大社は濁流に飲み込まれたのです。
そこで、少しでも被害がないようにとこの山川へ移されたのが現在の熊野本宮大社。

それでも、昨年の台風被害で一部の施設は流されて、今でも間借りしてるって言ってました。
もちろん、本殿等には被害はなかったようなんですけど。

一度バスに乗って少し行くと、今現在、日本で一番大きい鳥居が見えてきます。
これが一の鳥居。

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で、すぐそばを流れる川の辺に見えるこんもりした森。

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あれが、もともと熊野本宮大社だったとこ。


資料をみると、だいたい100年~120年周期で水害はあったようですね。

人の命が80年くらいのサイクルを生きるように、自然だってサイクルがあるのでしょう。
ましてや、そこに人の手が加えられてるのだから、もはや自然ではなくなってたりするわけで…。


もともと自然信仰から始まった日本。
ちゃんと畏れ敬う生活にしなきゃなぁ~って反省しました。



さて。お次は?
まだ時間があるから、熊野速玉大社に行くってさ!

…けっこう突飛なことするのね、団体旅行って(笑)。



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熊野本宮大社 

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