雨が降ったり止んだりの中、金堂前の特設ステージで奉納される雅楽を観に来たかわじーさんたちと合流。

私も雅楽が観たかったからこの日の参拝を決めたの。
ちょっと雅楽がブームになりつつあります(笑)。


昨日は暗くてよくわからなかったけど、金堂の中は綺麗な十種類の造花で飾られていて、そのお花は代々二家で手作りで作られてるそうです。

日夏詩



十種のお花は、梅・椿・牡丹・菊・山吹・藤・桜・桃・百合・杜若だったかな?
昔ながらの薬草で生地を染めて作るんですって。

花で飾られた金堂はお釈迦様のお誕生日を祝う花祭りの花御堂が大きくなった感じ(笑)?
違うか…(^_^;)


約半年ぶりのかわじーさんと、一年ぶりのお友達。
どーもどーも。お久しぶりです(^O^)/


さてさて日中・日没の行が始まり…練行衆の方々の入堂。

日夏詩


可愛い稚児行列が続きます。

法要って言うより、ちょっとしたお祭りや七五三みたい。


昨夜の厳かな雰囲気とは違いますね。

納経結縁者への記念品の贈呈などを済ませ、長くも有難い管主の法話。
すると、お話の最中に大粒の雨(^^ゞ

私は金堂へ避難。かわじーさんたちは野点席へ御茶をいただきに(笑)。

管主さま、ゴメンナサイ<(_ _)>


結局、法要自体も私は金堂内の壁にひっついて参加したんですけど、まぁ、金堂内の騒々しいこと!

昨夜のような静けさはかけらもなく、おばちゃんたちはず~っと喋りっぱなし!
法要に参加してるという意識は見られません…。

(実際、そんなふうに意識なんてしてないんでしょうけど。)


そんな状況だったけど、最後まで法要を見守り、雨の上がった野外舞台で再びかわじーさんたちと合流!


今日のお目当てはこのあとの雅楽だもんね。

あいにくのお天気で観客が少なくなっていたのをいいことに、かぶりつきで観てました(笑)。



ちびっ子たちの雄姿!

「将来が楽しみだねぇ~。」なんて、完璧にオバちゃんの発言。

日夏詩


大人になるとこんなにかっこよくなるんだよぉ~。

日夏詩



日夏詩


最初、東塔を背景に撮っていたんだけどどうにも画にならないなぁ~と思い、西塔を背景にしてみました(笑)。

日夏詩



うん。こっちの方がよりかっこいい!


お目当てだった雅楽を堪能し大満足で借りてた傘を返しに行くと、『法話を聴くといいことあるよ。』って言うので、御用があったお友達は帰っちゃったけど、私とかわじーさんはお写経道場に執事長の法話を聴きに行きました。



うわぁ~、人がいっぱい!!!
執事長のお話は説得力が違いますね(笑)。


そうして、法話も終盤に差し掛かった頃。

“良い事”の詳細があかされたんです。



なんと、花会式期間中の特別法話を聴いた方だけに、晴れた日限定ではありますが、東塔の素屋根

の中へ入れて頂けるというんです!

日夏詩




ただ、異例の事なのでルールを守れない方はご遠慮してください&何かがあっても寺側は一切責任取りません!とのことでした(笑)。



えぇ、もちろん参加しましたよ!

行かないわけないじゃないですか(笑)。

東京のご縁日でも「見学が出来るようにしますね。」ってお話は伺っていたんですが、こんなに早く実現するとは思っていなかったので大感激。



ところが。この時ですよ。

このお写経道場を出る時に履こうとしたブーツ。


それが壊れたのはこの時なんです(>_<)

何も、よりによって今じゃなくてもいいのに。。。



東塔見学におけるルール1
ヒール靴やサンダル靴などでの見学は禁止!

「大丈夫!大丈夫!」とかわじーさんの励ましもあり、代替えもありませんから、仕方なくデニムの裾で隠すようにして入らせていただきました(笑)。
ま、実際大丈夫だったけど…。



東塔見学におけるルール2
塔内部は非常に繊細で危険もあるので、一組60名ほどのグループで移動してください(重量制限的な事ですね)。

私たちは最後のグループ。

「最後だから、心行くまで観てていいよ!」と、最上階で言われて(笑)。

ホントに「そろそろ。」って促されるまで観てしまった…(^^ゞ



東塔見学におけるルール3

塔内部は一切撮影は禁止です。荷物も落とす危険があるので貴重品以外手ぶらでお願いします。


じゃあ、持ってっても仕方ないし重たいから一眼カメラ置いて行こうかな。と思ったのに、「カメラは貴重品だから持ってって!」って言われて(笑)。

結局、何一つ荷物を預けることなく塔内へ…。



東塔見学におけるルール4

ヘルメット&軍手の装備!


すごくしっかりしたヘルメットでした(笑)。会社のより頑丈かもしれない…。




すったもんだありましたが、いよいよ東塔の素屋根の中へ。

日夏詩




一般的なビルの6階くらいの高さが最上階になるそうです。
ちょうど装輪のつけねくらいの高さ。

足場はちゃんと見学しやすいように板が敷かれてあって歩きにくくはなかったですね。

でも、やっぱり足に不安がある方は危険かもしれません。意外と急なので、下りが負担になると思います。


スロープを上っていくと、屋根がどんどん小さくなってるのもよくわかるし、木の表情って言うか風雨に堪えた様子もわかる。

水煙はちょっと遠いけど、それでも地上から見るよりよっぽど近い。

鬼瓦はもう少し目を凝らしてみないとよくわからないかもなぁ~。暗かったせいかな。

一階あがるごとに興奮も増す(笑)。

口をついて出てくる言葉は「わぁ~すごい!」のみ(笑)。


素屋根の外に視線を投げれば、金堂や講堂は眼下。
玄奘三蔵院も、まるでちょっとしたCMやポスターを観てる気分。
遠く東大寺の大仏殿も、ドリームランドの観覧車も観える。


若草山の山焼きや大文字焼を観るには、ここは特等席でしょうね(笑)。


高いとこ大好き!

ジェットコースターや観覧車が大好きな私にはちょっとしたアトラクションみたいです!


工事完了まで8年。

その間に、何度こうして東塔の屋根を間近に見ることができるか…。
機会を逃さないようにしなきゃ。


そのどれもが素敵なご縁であるように、これからも薬師寺へ足を運びたいと思います。



そんな初めての花会式をた~っぷり堪能して、私とかわじーさんは靴を直しにならまちへと向かったのでした(笑)。




…ちなみに。

薬師寺へは最終日も寄ったので最終回はまた後で(笑)。