さぁ、花火が終わるといよいよ山焼きの始まりです!!

花火を打ち上げてる間に、火付け役の消防団の方々が火種を持って持ち場へ移動しスタンバイ。

普段は火を消すのがお仕事の方々が、唯一この日だけは火をつけても怒られない日だそうで(笑)。
でも、ちゃんと火が広がらないように“三種の神器”と呼ばれる道具を持って作業されるんですよ!

その三種とは、①先の割れた短い竹、②竹ぼうき、③水の入った袋(背中に背負ってく)だそうです。
いずれも、火の延焼を抑えるのに使うんですって。

実際の使用状況は、遠いし暗いしでまったくわかりませんでしたけどね(笑)。


若草山の山焼きは遠くからでも見えるので、例えば薬師寺近くの大池や平城京跡からなど、山焼きを背景に寺社仏閣を入れた写真を撮る愛好家の方も大勢いらっしゃるそうです。

しかし、漏れ聞いた話では、イ○ンが出来て明るくなってからは若干見にくくなったとか?!


夜は暗いからいいのになぁ~って思う、都会の生活に馴染めない私…。
奈良でもそうなんですかねぇ~。


ま、そんな話は置いといて。
私たちはかなり近くで山焼きを見物することが出来ました。

花火同様、五感の全てで体験です!!


今年は風向きがいい具合に山頂に向かって吹いていたのと、このところの乾燥で草がよく乾いていたとのことで、なかなか見応えある燃え方だったようです。

私は初体験で比較対象がない為よくわかりませんが、思っていたよりもあっという間に燃え広がる炎に驚きました。
それにも増して、パチパチと炎が燃える音が感覚を刺激してさらにテンションアップ!!

「うわぁ~、すごーい!!」

を何度口にしたかわかりません(笑)。
って言うか、多分それしか口にしてなかったハズ…。

火が付いてから10分ほどで山の半分くらいが燃え、後はジワジワと山頂へ向けて炎が動いていく様を下から見上げ、集合時間もあるし、入山口も混み始めたので6時40分くらいには若草山を後にしました。


じゃじゃ~ん♪
お待たせしました!山焼きの写真ですよ!!

日夏詩-若草山:山焼き①

日夏詩-若草山:山焼き②


日夏詩-若草山:山焼き④


日夏詩-若草山:山焼き⑥

日夏詩-若草山:山焼き⑦


日夏詩-若草山:山焼き⑨

日夏詩-若草山:山焼き⑪

日夏詩-若草山:山焼き⑩


日夏詩-若草山:山焼き⑫

日夏詩-若草山:山焼き⑬


日夏詩-若草山:山焼き⑭


日夏詩-若草山:山焼き⑮


本当にすごい迫力でした。
そして、火の威力を痛感しました。

かつて、古の人たちが“炎”に感じた畏怖の念。
敬意と恐怖の入り混じる感情が、私にも少しわかった気がします。

まだまだ乾燥した日々が続いていますので、みなさまくれぐれも火の元にはご注意なさってくださいませ。



で、そんな若草山の帰り道。
混んでる道を行くよりはと、東大寺の二月堂を巡って帰ることにしたわけですが…。
夜の東大寺は大仏殿止まりだったので、二月堂に明りが灯るのを初めて見てまたまた大興奮(笑)。


日夏詩-夜の二月堂

ここでも懲りずに「うわぁ~、すごーい!!」を連発(笑)。
しょうがないヤツですね…、自分。


バスに戻る途中、南大門付近からは見上げた若草山はまだ焔がチラチラ燃えてました。
明日には真っ黒になっちゃうのねぇ~と思いつつ、興奮が冷めないままに美味しいディナーの待つ奈良ホテルへ戻ったのでした(笑)。

日夏詩-若草山:山焼き⑯



以上、若草山の山焼き初体験記でした!!