レナの子供達 レナの息子達 

全国で児童生徒による殺傷事件が相次いでいます。

長崎の小6女児の事件は、大きな衝撃でしたが、最近も山口県の高校爆発事件や東京都板橋区の社員寮管理人夫婦殺害事件・・悲しい事件が続き、この世代のの子供を持つ親として、とても他人事とは思えず胸が痛みました。


今回、「麻布台学校教育研究所」の調査により、中学生の半数以上が「自分が好きではない」といい、小中学生の七割近くが疲労感を感じ、さらに五割近くが「自分はいつかキレるかもしれない」と思っていることが判りました。

今年1~2月に都内や神奈川県、神戸市の小学5年生の1054人を対象にした調査によると・・。

「自分が好きではない」

小学生が男子23%、女子31%。

中学生は男子50%、女子63%


「疲れる」と思うことがある
小学生 男子67%、女子70%、
中学生 男子66%、女子87%

「自分はいつかキレてしまうかも」と思ったことがある
小学生 男子50%、女子54%

中学生 男子36%、女子54%

女子小学生で「疲れる」と「キレるかも」と答えた児童の関係をみると、「とても疲れる」と答えた子供の70%が「キレるかも」と答え、逆に「全然疲れない」という子供は38%と答えています。

こうした傾向は小中学生共通で、疲労感を持つ子供ほど「キレるかも」と自覚する割合が高いという結果となりました。

娘の仲の良い友人のA子ちゃんは、笑顔が可愛い女の子です。

中学校に入学し、運動部に入部して、習い事も頑張っていましたが、最近疲れ気味で、時間的な問題や対人関係で、ストレスがたまっているようです。

彼女は、ストレスがたまると、いつもの可愛らしさから一転し、攻撃的になります。

と、言っても暴力的なわけでなく口撃が激しくなり、弱者に対する思いやりが欠け、心無い言葉を友人達に発してしまいます。

A子ちゃんの場合、小さく噴火を繰り返しているので、むしろ大事には至らないと思いますが、自分を抑圧し、内側に溜め込んでいる子供ほど、大噴火を起こしてしまって、大きな事件となってしまう可能性もあるのではないでしょうか?

また、調査では、自己肯定感とその他の回答との関係で、小中学生共通して、自分を肯定的にとらえている子供ほど、そうでない子供に比べ、「目標を持っている」「自分には良いところがある」「自分はクラスの中で役に立っている」「家庭内で助け合っている」などの質問への回答が高い傾向にあったということです。


調査結果について同研究所は、子供が自己肯定感をはぐくむうえで次の三つが大きな要素となると分析しています。

(1)将来への夢や目標、希望をもてるか
(2)自分の長所への自覚があるか
(3)自分の存在が他人のために役立っていること

これは、子供だけに限ったことではないかもしれませんね。


   (=^^=)Mika




関連リンク:

<中学生の問題行動>親より友人関係が影響 アンケート調査


「自分嫌い」な子供たち 中学生の半数以上 心の意識調査