おやまぼくち

(オヤマボクチ)


先日TVでも話題になっていましたが、24時間操業の工場や鉄道、ホテルなどの交代制職場で働く男性は、昼間働く日勤職場の男性に比べ、前立腺がんになる危険性が3・5倍、心筋梗塞(こうそく)などの虚血性心疾患で死亡する危険性が2・8倍高いことが、文部科学省が補助する大規模疫学研究の分析で明らかになりました。

不規則な勤務による体内時計の乱れが関与していると考えられいて、虚血性心疾患は血圧上昇やストレスも原因とみられています。

厚生労働省の調査によりますと、午後10時以降の深夜業に従事する労働者がいる事業所は2割に上り、うち半数が交代勤務を導入しています。

前立腺がん検診の導入や、循環器病の危険因子を持っている人の適正配置など、労働管理の在り方を考えるべきだと研究者も語っています。


ちなみに、このデータによると、完全夜勤勤務者は、日勤者と大きく大差はなかったようです。


毎日の生活サイクルが、大きく変わることは、自律神経バランスをとるのが難しいという証明ですね。

そんな中、花泉町と岩手大学が02~04年度に実施した共同研究の結果、オヤマボクチに前立腺がんの予防に結びつく成分が含まれていることが分かりました。


前立腺ガンが男性ホルモンに依存して増殖する性質に着目して、オヤマボクチには、男性ホルモンを合成するアンドロゲン合成酵素を阻害する物質があることから研究が進められたのだそうです。

今後さらに研究を進めて、この成分を商品化して地域活性化につなげたいとしています。


オヤマボクチってなんぞや??と思ってちょっと調べてみました。


ヨモギの代用として若芽を茹でて餅に入れ、草餅を作る草だそうで、蕎麦のつなぎや漬物としても利用されているのだそうです。


広辞苑によると・・キク科の多年草で、西日本の山野に自生。高さ約1メートル。全体に綿毛があり、葉はゴボウに似る。秋、アザミに似た淡黄色または紅紫色の大きな頭花をつけ、総苞片は針状で多数。根茎・若葉は食用、葉は煙草の代用、綿毛は火口(ホクチ)に用いた。東日本には近似のオヤマボクチなどがある。やまごぼう。


な~~るほど。。いろいろ活用できるんですねぇ。ところでヤマゴボウって、よくオレンジ色で土産物店でみかけるお漬物と同じモノ?? 



 (=^^=)Mika



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