東京スカイツリーと、地中海の神殿(2)/ 神殿と月と七重塔 | パオンのブログ

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最初から続いている不思議な話です。
読まれていない方は、ブログのテーマ・「まとめ」から
読んで見て下さい。

前からのつづきです。

地中海のサルベーニャ島にあるプラヌムテッド遺跡のピラミッドには、

色々な文明に結びつく特徴が見られます。

このピラミッドは、モンテダコッディ神殿と言い、石を積み重ねた階段状

のピラミッドで、5000年前に建造されました。

この地の研究者は、メソポタミアの「ジグラット神殿」と、石造りと、日干

しレンガの差は有るが、似ていると話されていました。

モンテダコッディ神殿

ジグラッドは、サルベーニャのピラミッド建造と同じ年代のシュメール時

代に、西アジアに登場します。

このジグラッドは、神が降臨する盤座(いわくら)として造られたとされ、

旧約聖書の創世記に登場する「バベルの塔」がモデルとされます。

このバベルの塔は、神の住む世界へ近づくための塔で、人間の神へ

の挑戦でした。そのため、神はこの塔を壊したとされます。


かごめ唄は、東京スカイツリーが造られる事を予測した唄と紐解いてき

ました。

この唄に書かれている「鶴と亀がすべった」は、この神話を表していた

のではないかと、この記事を書きながら思うのです。

このバベルの塔は、バビロンのマルドゥク神殿に建てられた90メートル

もあるジグラッドの「エ・テメン・アン・キ(天と地の基礎となる建物の意)」

ではないかと言う説があります。

私が、一番驚いた事が、この
エ・テメン・アン・キの構造でした。

七層になっているのです。

スカイツリーと七重塔の関わりを、私は重要視して来ました。

何もこれと繫がる歴史的資料は有りませんが、私は、この塔とのつな

がりを感じました。

その思いを強くしたものが、この塔の各層が表すものでした。

一層・・・・土星
二層・・・・木星
三層・・・・火星
四層・・・・太陽
五層・・・・金星
六層・・・・水星
七層・・・・月(最上層)

これを見て何を思いますか?

現在、我々が使っているカレンダーの七曜です。

しかし、順番がバラバラですね。

この順に並んでいるのは何だと思いますか?

地球から遠い順に並んでいるのです。

5000年前にこのような天文学があったのですね。

そして、神に一番近い場所にあるのが「月」と言うことになります。


名古屋の甚目寺観音の五重塔は、愛染明王を祀っています。

以前の記事で、スカイツリーを紐解いた時にも出てきた明王です。

この明王と桂の木とのつながりが深いと紐解いてきました。

信州の妙見信仰を持つ、北向観音のご神木・愛染桂や、日光の輪王

寺の愛染桂の名前からも推測できます。

桂の木は月に生える木の意味を持ち、高い塔と繫がるとしてきた私の

推論がここでも結びつきます。

陰陽道も天文学が基本にあります。

陰陽道と言えば京都の賀茂神社ですが、葵祭りにも桂の木は使われ

ます。
「エ・テメン・アン・キ」のジグラットを造った人々の天文学の智識

ともつながります。

何故、葵祀りに桂の木なのか不思議でしたが、ジグラットが私に教えて

くれました。


善光寺に伝わる逸話に出てくる「龍宮の前に桂の木」や、高い塔は竹

を表しているとしてきた私の説からも、月へ帰るかぐや姫の伝説や、浦

島太郎が亀の背中に乗って竜宮へ行く話しも、亀の上に乗った鶴の具

足とスカイツリーの結びつけた私の説が、このジグラッド(聖塔)の最上

階の「月」と、妙見信仰の日蓮宗の「鶴と亀の具足」が結びつけてくれま

す。


何故、桂の木は「月に生える」とされるのか今一不思議でした。

そして。竜宮の前に何故生えているのかもです。

竜宮は「神の領域」と言葉を変えたら、このジグラットが見えてきません

か。

琵琶湖の竹生島を表した「能」の内容にも、うさぎ・月・龍宮・竹が使わ

れている事からも、このジグラットが根底に有る事が見えます。

そして、、私が気にしている愛知町も、この法則通り、猿子橋西にある

月島町の西宮神社にある月のモニュメントも「月が神に近づける」を裏

付けるのではないかと思います。

この地は、日置部が関わっている痕跡が有る事も、聖なる塔の天文学

と結びつくのではないでしょうか?

また、月山の月読命と、伊達政宗とピラミッドと目を紐解いた事も、これ

が根底にあるのでしょうね。

サルベーニャの「サル」も「猿」と重ねてしまうのは妄想し過ぎなのでしょ

うか。