信濃諏訪を訪ねて その23「聖石の聖なる謎!」




聖石は舟形をしていると前回のブログで書きました。

舟形石がある場合、その近くには別の石の遺跡などが存在するということが記された資料をどこかで目にしたことがあります。

別の遺跡とは、例えば地表面から石柱が突き出たものが近くから見つかることがあるそうです。

うろ覚えなので、かつて閲覧した資料を探すと同時に、そのような遺跡を見つけるのも面白いと思います。




通常、舟は水面を移動し、目的地に着いたら舟が流されないように縄を使って繋ぎ止めます。

いわゆる係留する場所を意識するのは舟を操作する人にとってみれば、当たり前のことです。

そのように考えると、舟形石の近くに、舟を繋ぎとめる係留杭のようなものが見つかっても当然に思われます。




さて、ここで聖石遺跡の舟形石が「聖石」と呼ばれていることに注目してみたいと思います。

「聖石」と呼ばれているのはいつの頃からなのか…ということも重要ですが、聖(ひじり)という言葉は大切なキーワードです。




漢字で書くと「聖」の一字になりますが、「ひ・じり」つまり「日をしる」という古い言葉が由来となっています。

「しる」にはいろいろな意味がある古語です。

この古語に漢字を充てると、皆様ご存知の「知る」が一番最初に思い出されるかと思いますが、それ以外に「統る」や「治る」、「占る」、「領る」、などもあります。

ひじりとは、「太陽の運行を観測し、それを用いて暦を作って法制度を整備し、国を統治すること、またはそれを行う人物」を意味します。

簡単に言えば、太陽祭祀王の存在こそが聖(日統り)なのです。

そうなると、天体観測をする装置が必要となり、規模や精度はどうであれ遺跡として残るとするならば、石を立て、また一定エリアの地面に石を敷き詰めたものが存在するはずです。

これが環状列石、いわゆるストーンサークルです!

古代において、天体観測は科学的な学術というよりも、その観測行為そのものが祭祀でした。

まさに、太陽祭祀王は聖なる観測者だったのです!




つづく











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