信濃諏訪を訪ねて その19「縄文時代の復元住居の落とし穴!」





まさか!の足の裏ヒビ割れ事件は携帯品のフォローで、事なきを得たところで、続きましては尖石縄文考古館の裏側にある与助尾根遺跡へ足を運びました。

与助尾根遺跡は1993年に特別史跡に指定された遺跡で、現在、当時そうであっただろうと考えられる住居が復原されて建てられています。




【与助尾根遺跡の復原住居】



【やまねワールド】NRC自然療法研究所/セラピースクール「シーズ」/所長山根康児ブログ





威風堂々とした復原住居で、この形をいわゆる「原始入母屋造(いりもやつくり)」と言います。

縄文人は案外と立派な家屋に住んでいたのだなぁ…などと思うわけですが、これはあくまで推定による復原なのです。

その推定の元となったのが、弥生時代の集落遺跡である登呂遺跡です。

登呂遺跡の竪穴式住居が茅葺きの入母屋造なのですが、それを復原するさらに元となったものがあったようです。

それは奈良県佐味田宝塚古墳出土の家屋文鏡(かおくもんきょう)に描かれていた入母屋造と、家の形をした埴輪に入母屋造のものが多く見られたことが根拠となったようです。

ついでに言いますと、登呂遺跡の入母屋造を復原する時、中国山間地に残っているタタラ場の建物も参考になさったとのことです。

タタラは蹈鞴(ふいごを踏むの意味)とも高殿(製鉄する高い屋根の建物の意味)とも書きますが、後者の高殿が示すとおり、高い屋根構造を持った建物なのです。

タタラ場では、長時間にわたって製鉄を行うため、建物の中が非常に高い温度になります。

その熱を放熱するために、屋根の上部が広く開いて換気しやすくなっています。

果たして、この換気用の窓は縄文時代の住居に適するものなのでしょうか?




つづく









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