ぼくは飛行機が好きです。

これは、祖母が北海道だったんで
小さい頃から飛行機に乗っていた
ってこともあるのかなーなんて思ったりします。

通算でも20~30往復くらいは
たぶん乗ってると思うんですが
(たいした回数でもないんですけどね)、
中には怖い思いをしたこともあります。

NRC3 BLOG ~ラジコンとエヴァ好き、脚フェチなぼくはデザインヲタク~

これは小学生の頃だったと思うんですが、
名古屋から札幌に向かう飛行機です。

いざ離陸するという段階の"最後の加速"のときに
「なかなか飛ばないなー」
と思ってたら、エンジントラブルとかで
そのまま引き返して修理しました。

どうりであの「Gを感じる加速」がなかったわけです。

で、1時間くらいそのまま機内待機ですよ。
そのころはDSとかもなにもなかったんで
子供には非常に辛かったですね(笑)

その修理が終わったあと、
無事飛ぶかどうかはちょっとドキドキでしたね(^^;
ここでこうやってこれを書いてるんで
もちろんなんも問題なかったんですけどい(笑)


ま、それはたいした経験じゃないんですが
冗談抜きで
「あ、落ちるのかな?」
っていう、若干死を覚悟したときがありました(^^;

これは……10年くらい前だったかなー。
これまた名古屋から札幌に向かう飛行機でしたね。

NRC3 BLOG ~ラジコンとエヴァ好き、脚フェチなぼくはデザインヲタク~

夜のフライトで、天気がよくなかったんですよ。
で、窓際に座ってたんですが
無事離陸したあと雲の中に入ってくと
稲光がよく見えるんで
「おおっ」と思いながらずーっと見てたんですね。

ふつう、一定の高度に行くまでは
しばらく上がり続けるじゃないですか?

そのときはしばらく上ってからも
なぜか水平飛行にならず、
いきなり下りだしたんですよね。

「あれ?」
と思いました。

まぁでも「必ず水平になるもんでもないのかな」と、
そんなに気に留めてたわけじゃなかったんですけど。

どれくらいの時間が経ったんですかね。

正直覚えてないんですけど。


と、突然――

バンッ!!

という音とともに
酸素マスクが落ちてきました。



……マジかよ(((( ;°Д°))))


いや、でも気圧の変化とかそういう場合にも
落ちてくる場合もあるはずだしな
……なんて思ったのもつかの間、

キンキュウコウカチュウ、
サンソマスクヲツケテクダサイ。
キンキュウコウカチュウ、
サンソマスクヲツケテクダサイ。


と機内に響きわたる無機質な電子音声。

それまでなごやかムードだった機内は
一気に張り詰めた緊張感に包まれましたね。
あのみんなの表情はヤバかったです。


乗客はおもむろに酸素マスクを装着し、
飛行機はそのまま降下。

とりあえずどんな状況かわからないので
もうとにかくみんな不安でいっぱいです。

無機質な電子音声がずっと繰り返されたまま
ただ降下していく中にいる、
あの不安に押しつぶされそうな気持ちは
いまも忘れられません。


「とにかく説明を――」

そう思い続けたまま、
もう10分以上は経っていそうな気分でした
(たぶん1~2分なんでしょうね)。

ようやく機長からの機内放送。

なにを言うのかと待つ、乗客のみんなのあの緊張感。

その機長の口から発せられたのは

「悪天候により
コクピットのガラスが割れましたので、
急遽新潟空港に緊急着陸いたします」

との言葉。

まだ不安は解消しず、一気にみんなはざわつきます。

そして、続けて
「なお、飛行には支障がございませんので
どうぞご安心ください」

この言葉を聞いて
それまで張り詰めていた空気が一気に緩みました。


その後、無事新潟空港に着陸。
バスでターミナルビルまで行く途中、
コクピットが見えましたが
ガラスはクモの巣状になっていました。

NRC3 BLOG ~ラジコンとエヴァ好き、脚フェチなぼくはデザインヲタク~

その後は飛行機がもう飛ばないんで
宿泊費を支給してくれたんですけど
その日中には行けないんで、もう大揉めでしたね。

揉めに揉めて2~3時間後、
それぞれ手配してもらったホテルに
みんなバスで送ってもらって一泊、
翌日無事札幌まで行けたというわけです。

NRC3 BLOG ~ラジコンとエヴァ好き、脚フェチなぼくはデザインヲタク~


どれくらいの頻度であるのかは知りませんけど、
珍しい体験をしましたね、ホントに。

いままでの人生で唯一
「あ、死ぬかも」
と思ったひとときでした(^^;


でも、そんな怖い思いをするとふつう
「もう乗りたくない」
とか思いそうなものですが、
ぼくはトラウマになることもなく、
飛行機が好きな気持ちは
まったく変わらなかったんですよねー(笑)