九重連山 三俣山でミヤマキリシマをながめる | 社会の窓

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九重連山 三俣山でミヤマキリシマをながめる

 

今日は山の様子が少しおかしい? 

すれ違う降りてくる登山者の顔が、みんななんとなくにやけているのだ

上機嫌になってやたら饒舌なものまでいる

山がすきな登山者はだいたい人づきあいが良いひとたち いわゆるちゃんとした社会人ぽい人たちではない

インターネットやSNSの愛好者の皆さんにはひきこまりとかニートというものには

馴染み深いか、想像が付くかたがおおいとおもいますが

「山岳人」という種類の人は、ひきこもる場所が山や森といった家の外であるだけで

ネット依存やひきこもりと同じベクトルを向いた、一般に社会の外縁にいる人々である

 

そういえば登山口のビジターセンターの職員も

質問したことと全然別なことをしゃべりつづけ

しゃべりながら目線は恍惚としてどこか別の世界をながめている

今日は、ピンポイントのベストコンディションで三俣山をおすすめします

と連呼した、本当に本当にと言葉をかみしめるようにつぶやいていた

 

しょうがないから三俣山へ行くことにした

三俣山は九重連山の窓口とういうべき長者原登山口から

正面にみえる、三つのピークが並んだまさに漢字の「山」の形をした山で

これぞ「ザ・山」という山である

あまりに姿があけすけなのと、登山道の大半は舗装道路という情報もあって

当初、あまり気が進まなかったのだが

一日お山で遊んで帰り道もこのビジターセンターの前をとおってかえるので

帰りにこの職員さんと顔を合わせたらきまずいことになりそうなので

忠告どうりきょうは三俣山へいくことにした

 

さて山頂近く

ミヤマキリシマ

 

すばらしい、絶景の一言に尽きる

これほどとは思わなかったし

ここに何度もきているという常連の登山者たちも

これほどの光景はこれまでなかったと口をそろえる

ベテランの登山者でも期待と想像をこえる光景がひろがってる

 

九州の山岳民族たちにとって

ミヤマキリシマは特別な植物なのらしい

各県ごとに登山ルートをまとめたガイドブックがあるが

九州の長崎、福岡、大分の各県版の表紙はこれみなミヤマキリシマである

おまえら、それしかないんか!という突っ込みもあるが

1000メートル以上の山肌をうめつくすミヤマキリシマのじゅうたんは

ここが神聖な場所であることを示して十分である

 

 

これは長者原登山口から望遠レンズで眺めたミヤマキリシマ

うえにあがるともうすごぴのです

こちらの方向からみえない向こう側のほうがさらにすばらしいのです

これは登山したひとにしかみることのできない

絶景なのです