■1歳女児木箱窒息死事件:「教えなければ…」、公判で被告の母が車椅子から涙/地裁 | 親子交流(面会交流)支援団体の代表であり、お坊さんでもあり、母でもある私の日々徒然日記

親子交流(面会交流)支援団体の代表であり、お坊さんでもあり、母でもある私の日々徒然日記

一般社団法人びじっと・離婚と子ども問題支援センターの代表理事であり、大法寺副住職でもあり。そんな自分の日々徒然日記。

 「母親として教えなければいけないことが、たくさんある。一日でも早く引き取りたい」。


 娘を2歳の時に手放し、18歳になるまで会えなかった母は、幼い孫の命を奪った娘の前で、そう述べた。


 1歳女児を木箱に入れて窒息死させたとして、監禁致死罪に問われた男性被告(38)と、被告の同居人の女児の母親被告(22)の裁判員裁判が9日、地裁で開かれ、女児の母親被告の母親(女児の祖母)が証人として出廷、母娘の関係を語った。


 女児の母親被告は3人きょうだいの末っ子として生まれた。2歳の時、両親は離婚。引き取った実父は中学1年のころに自殺した。女児の母親被告は父方の祖父に育てられた。祖父は被告が18歳の時に亡くなった。


 女児の母親被告と母親はその時まで、父親の家族の意向で会えなかった。


 被告は18歳で結婚、長女を出産する。そのころから母は女児の母親被告と買い物に行ったり、被告の長女と会ったりした。亡くなった次女の出産は、被告からの電話で知っていた。


 だが、暴力を受けたという夫から逃れ、ネットの掲示板で知り合った男性被告の家に身を寄せたことや、育児について、相談はなかった。「私は目の見えない病気で(娘は)相談しなかったのだと思う」。弁護側の質問に、車椅子に座った母親は答えた。


 母親は、孫の死を親族からの連絡で知った。


 「事件の原因をどう考えるか」。弁護側の問いに、「2歳という幼い時に手放した責任が、私にはある。被告にショックを与えたと思う」と涙声で答えた。


 この日の公判には、男性被告の兄も出廷。事件後に2被告の部屋に入った際、育児雑誌が数冊あった、と述べた。また、男性被告の代理人は一部保留していた罪状認否について、「男性被告の単独犯」と一部起訴内容を否認した。


【神奈川新聞 2011年3月9日】

http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1103090048/

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享年1歳。

改めて幼き御霊の御冥福を心よりお祈り申し上げます。合掌


$沙弥尼僧のつぶやきDiary



根本的な問題がどこにあるのか?


何故、被告の母親は、被告が2歳から18歳になるまで会うことが出来なかったのか?


何故、父親側の家族の意向で母子が会えなくなってしまっていたのか?


もしも・・・・。


もしもというのも虚しいことかもしれません。


しかし、


もしも、母子の面会交流ができていたならば。


もしも、母子の愛着が充分に育まれていたならば。


幼き命が失われることも無かったかもしれません。



面会交流の法制化を望みます。




もしも、あなたが離婚をするとしたら、

離婚時の子どもへの対応は、絶対に間違わないでください。  
 

離婚家庭は、ひとり親家庭ではありません。

父母が離婚したことは、自分たちに責任があるのではないかと子どもたちは自責の念を持ちやすいので、離婚は親の都合であり、子どもたちにはまったく関係がないことを伝えてあげてください。

父母が離婚しても、子どもたちを愛する気持ちに変わりがないこと。きちんと育てていくことを約束して、安心させてあげてください。愛情の冷めた両親の姿を見る子どもたちは、自分への愛情も冷めてしまうのではないかと不安を抱いてしまいがちなのです。

さらに、子どもたちに生まれてきてくれてありがとうと感謝の言葉をかけてあげてください。

両親の離婚を経験する子どもは、自分の存在価値を見失いがちです。ですから、生まれてきたことを祝福する言葉がけは絶対に怠らないでください。

自分たちが愛され、生きていていいんだと思えたときに、子どもたちは自分の足で立つことができます。


それが自立です。

夫婦が離婚するとき、どうぞ、子どもへの対応を間違えないようにお願いいたします。

初めのうち当人同士では、うまくいかない場合は第三者が父母の間に立って沈没させないよう舵取りをしていきますので、お気軽にご相談ください。


離婚後も協力育児をしていきたい両親を応援します。
面会交流仲介支援の
NPOびじっと・離婚と子ども問題支援センター


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