女児暴行死:亡きがらに虐待の跡 親族見守る中、ひつぎに | 親子交流(面会交流)支援団体の代表であり、お坊さんでもあり、母でもある私の日々徒然日記

親子交流(面会交流)支援団体の代表であり、お坊さんでもあり、母でもある私の日々徒然日記

一般社団法人びじっと・離婚と子ども問題支援センターの代表理事であり、大法寺副住職でもあり。そんな自分の日々徒然日記。

女児(5)が同居のベビーシッター、女性容疑者(34)=傷害致死容疑で逮捕=に虐待され死亡したとされる事件で、女児の亡きがらが2日、ひつぎに納められた。ほおにもおでこにも、虐待を受けた跡とみられる痛々しいあざが残っていた。

 女児の父親(48)は母親(47)と離婚して家を離れ、女児は11月初旬から父親と女性容疑者と3人で暮らしていた。親族らの話では、アンパンマンやテレビアニメ「プリキュア」が大好きだったという。

 母親の自宅に安置された亡きがらは白いワンピースとカーディガン姿。親族が見守る中、母親は女児の頭を抱きかかえて何度もほおを寄せ、父親はぐったり座りこんでいた。

 ひつぎには好きだったお菓子、女児が作った折り紙の手裏剣と折り鶴が入れられた。アンパンマンの指人形も左手の中へ。

 「人を愛する」という願いをこめ名付けられたという彼女は、わずか5年の命をどんな気持ちで終えたのだろう。ひつぎのそばに飾られた遺影は、帽子をかぶり、あどけない表情ではにかんでいた。【山本愛】

【毎日新聞 2010年12月3日 東京朝刊】
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20101203ddm041040179000c.html


享年5歳。

幼き御霊の御冥福を心よりお祈り申し上げます。合掌



$沙弥尼僧のつぶやきDiary



もしも、あなたが離婚をするとしたら、

離婚時の子どもへの対応は、絶対に間違わないでください。  
 

離婚家庭は、ひとり親家庭ではありません。

父母が離婚したことは、自分たちに責任があるのではないかと子どもたちは自責の念を持ちやすいので、離婚は親の都合であり、子どもたちにはまったく関係がないことを伝えてあげてください。

父母が離婚しても、子どもたちを愛する気持ちに変わりがないこと。きちんと育てていくことを約束して、安心させてあげてください。愛情の冷めた両親の姿を見る子どもたちは、自分への愛情も冷めてしまうのではないかと不安を抱いてしまいがちなのです。

さらに、子どもたちに生まれてきてくれてありがとうと感謝の言葉をかけてあげてください。

両親の離婚を経験する子どもは、自分の存在価値を見失いがちです。ですから、生まれてきたことを祝福する言葉がけは絶対に怠らないでください。

自分たちが愛され、生きていていいんだと思えたときに、子どもたちは自分の足で立つことができます。


それが自立です。

夫婦が離婚するとき、どうぞ、子どもへの対応を間違えないようにお願いいたします。
初めのうち当人同士では、うまくいかない場合は第三者が父母の間に立って沈没させないよう舵取りをしていきますので、お気軽にご相談ください。


アメーバ

もしも、あなたが再婚をするとしたら、

新たな異性と再婚する場合、離婚した父母は子に対して、親が再婚するとは≪「親は複数いる」「アディショナルペアレント(後から加わった親)」「実父は実父、継父は継父という個別の人間」という概念をとりいれた家族構築≫である事を教えることが大切である。

義理の子の新しい「父」や「母」になる必要はない、思い出を積み重ね家族になっていく。ステップファミリーではなく、パッチワークファミリーを目指そう。誰の為でもない、あなたとお子さんのために。


パッチワークファミリーとは子連れ再婚家庭の一つの概念である。再婚する男女に連れ子がいた場合、連れ子たちがカラフルな色の継ぎ接ぎ(Patchwork)に見立てる家族形態である。再婚する前が離婚であった場合、元の相手(子の実親)も含めた継ぎ接ぎとなる

パッチワークファミリーとは、子連れで再婚した場合、離婚した父母+同居親の再婚相手+新しい兄妹姉妹+別居親の再婚した相手+新しい兄弟姉妹+その背後にある親族が、つぎはぎのパッチワークのように繋がりあっていく家族形態。

ステップファミリーではなくパッチワークファミリーを目指そう!


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皆さんは、社会的養護という言葉を知っていますか?

社会的養護とは、まだまだ聞きなれない言葉ですが、なんらかの事情で家庭での養育・保護が得られない子どもを社会で養育・保護する仕組みのことです。

両親の離婚後、この社会的養護を受けなければならない子どもたちがたくさんいることを多くの皆さんに知っていただきたいと思います。

離婚の際、当事者たち(父母子ども)のみでは、離婚に至るまでの様々な過去のいきさつに縛られてしまい、起こっている問題に気がつけなくなってしまいがちです。

そのため、私たち第三者の立場の人間が冷静に問題点を見出して離婚後も父母のお互いがお互いを尊重しあい共同育児をしていきたいという想いになっていただけるように促していきます。

お父さんも、お母さんも、子どもたちも、それぞれが、それぞれにとって大切な人なのです。

面接交渉とは、
別居・離婚に際して子どもに父母が親としての配慮をするという概念の基に行われます。

面接交渉の仲介支援とは、
父母の対立が激しくて、子どもの意思が尊重されないということがないよう、子どもの健全育成のための親子交流を実現させ、父母の皆さんが自己選択・自己決定・自己責任において共同育児ができるようお手伝いをする子育て支援です。

もしも万が一、父母の一方が子どもの意思を操作したり、もう一方の親子関係を破綻させようとするなどの精神的虐待、父母並びに義父母からの身体的虐待など子どもの福祉が危険にさらされている場合には、第三者という立場で客観的に児童相談所や臨床心理士・精神科医との連携をとらせていただきます。

離婚後も協力育児をしていきたい両親を応援します。
面接交渉(面会交流)仲介支援の
NPOびじっと・離婚と子ども問題支援センター