市民自治ノート - NPOまちぽっとから

市民自治ノート - NPOまちぽっとから

 このブログは、NPO法人まちぽっと理事の伊藤久雄が書いています。このブログでは、「市民自治」の推進に必要なさまざまな情報や、NPO法人まちぽっとの活動などを発信していきます。

#森元首相と裏金議員の証人喚問 と #政治資金規正法の改正を求めます

 

 自民党の派閥とその所属議員が、政治資金パーティのパー券売上代金の一部を政治資金収支報告書に記載せず、一部のみを入金したり、あるいは派閥からキックバックを受けることにより、「裏金作り」を行っていたことが明らかとなり、大きな政治不信が巻き起こっています。

 

責任をとったのか?

 自民党の調査で不記載・誤記載があった国会議員・選挙区支部長は85名と報道されています。このうち大野泰正参議院議員、谷川弥一衆議院議員は、政治資金規正法違反により起訴されましたが、ほとんどの自民党議員は会計責任者のせいにして自身の関与を否定し、何の責任もとっていません。  

 

説明責任は果たしたのか?

 政治倫理審査会においても、出頭した自民党議員は、「裏金」の使途はおろかその原因すらも明らかにしていません。

 

ちゃんと税金を払ったのか?

 収入を偽っていたことになりますが、脱税で摘発されたり、追徴課税を受けてもいません。

トカゲの尻尾切り?

 世論の強い批判を受けて、2024年4月4日、自民党は、裏金事件に関わった安倍派と二階派の議員39名の処分を公表しましたが、裏金事件の真相は不明のままです。まるで「トカゲの尻尾切り」のような処分に<指導を受けてやっていたのになぜ処分されるのか>と不服審査を申立てる構えを見せている議員もいます。

 

真相解明のため、まずは証人喚問を

 政治家が政治資金規正法という法律に違反して、「裏金」を作っていたことが言語道断であることはいうまでもありません。その一方で、私たちは、今回の裏金事件の背景には企業献金の問題があると考えています。企業が金にモノを言わせて、政治家に献金をし、政治家の意思決定を歪めさせることは民主主義を破壊するものです。このような政治から脱却し、真の民主主義を取り戻すためには、今回の裏金事件の真相を明らかにすることがとても重要です。

 下村博文衆院議員とされる人物が裏金作りについて「森元総理が会長の時にスキームが作られた」と語る音声データの存在も報じられ、これに対し、岸田首相が森元総理に電話で聴取を行いましたが、それだけでは不十分です。裏金問題がなぜ起こってしまったのか、裏金は何に使われたのかなどを国会というオープンな場で、納税者である国民に対して説明する必要があります。

 

再発防止のために政治資金規正法の改正を

 また、献金であれば5万円以上は寄付者の氏名が政治資金収支報告書に記載されますが、パー券は20万円以上でないと氏名が出ないため、「パー券代金」という名目で多額の献金をしやすくなっています。こうした政治資金規正法の仕組みにもメスを入れる必要があります。

 よって、私たちは、裏金作りに関わった「裏金議員」、特に森喜朗元首相の証人喚問と、パー券代金名目での多額の企業献金を取り締まるよう政治資金規正法の改正を求めます。

 

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ふるさとの地域社会での生活は、私にとっては人生そのもの

 

裁判所には(東電福島第一の)過酷な事故、被害を真正面からみつめて

勇気をもって、事故に係る国・東電の責任を質してほしい

 

3/11仙台高裁第8回・原告意見陳述  (その4)  (了)

 └──── 福島原発事故津島被害者原告団 団長・今野秀則

 

6.改めて、ふるさとへの思い

 

◎ ふるさととは何でしょうか。

 私にとっては、この世に生を享け、地域社会の中で、歴史や伝統、自然や地域の人びととの交流・交歓などを通じ、私自身を形成した大本、根幹を成すものです。

 

◎ 地域に伝わる「津島の田植え踊り」という伝承芸能があります。300年来地区の4つの集落(行政区)に伝わり、住民は誇りを以て保存・継承してきました。

 阿武隈山地の太平洋側に面する津島地区は、冷涼な気候のため度々冷害に襲われ飢饉で苦しめられた歴史があります。

 このため、稲作の一連の所作を踊りにして、飢饉に苦しめられないよう豊作と地域の平安を祈ったのです。

 

 私自身も担い手の一人として加わりました。当初は、地域に伝わる伝承芸能を絶やさないよう一種の義務感で参加していたのですが、舞に加わったある時、私につながる多くの先人の祈りを込めて舞う姿がまるで映画のフラッシュバックの様に、突然私の心中に蘇りました。

 

◎ そうして連綿と紡がれた地域のつながりの中に私がいる、その一員になれた、なったのだとの意識が脳裏に迸って、地域社会で生きるとはこういうことだと改めて思い、胸が熱くなりました。

 こうした意味でも、ふるさとの地域社会での生活は、私にとっては人生そのものなのです。

 

◎ 私たちは「ふるさとを返せ」と原状回復を訴えて闘っています。

 私にとっては単に放射能汚染を除去した自然環境だけがふるさとの原状回復であるとは思いません。

 地域社会そのものが事故以前と同様に復することが原状回復であると思います。

 しかしそれは、事故後13年も経た現状では望むべくもありません。

 既に、地域社会は消滅したも同然だからです。

 せめて、事故以前と同様の放射能汚染のない環境に復して住民に返すのは、この過酷な事故を引き起こした国、東電の、国民、住民に対する当然の責務ではないでしょうか。

 

7.事故責任の問い無くして真摯な復興・再生はない

 

◎ 未曽有の原発事故を引き起こし、地域社会を丸ごと消滅させ、さらに言えば国土そのものを事実上失う事態を引き起こし、生きがいを感じて平穏に暮らす国民・住民の人生そのものを奪い、捻じ曲げ、苦しみを与え続ける責任は極めて大きなものです。

 

◎ 何度でも言います。

 私たち住民は、自然あふれる環境の中で、互いに協力して受け継がれてきた歴史や伝統、文化を大切に、地域に根付いた生活に楽しみを見出し、生きがいを感じて暮らしてきました。

 原発事故は、これらの一切を根こそぎ奪い去りました。

 この不条理な事態に、身が震える憤りとふるさとへの痛切な思いを胸に、異郷で避難生活を送らざるを得ない状況にあるのです。

 国・東電の事故に係る責任を問わずして、真の意味の復興・再生はないと言わざるを得ません。

 

◎ 裁判所には改めてこの未曽有の過酷な事故、及び被害を真正面からみつめてほしい。

 そして、一人の人間として、否、独立して良心に従い、法の精神を体現する司法を担うものとして、6.17最高裁判決の不当な判断に縛られることなく、勇気をもって、事故に係る国・東電の責任を質していただきたい。

 そして、私たち住民の悲痛な願いである「ふるさとを返せ」の原状回復の訴えに耳を傾け、過酷な被害が正当に評価され償われる判断を下されますよう、心から訴えます。

 

(2024年4月1日発行『原発事故被害者 相双の会』 

No143より了承を得て転載) たんぽぽ舎メルマガより転載

 

1800人「戦場にさせない」 新基地建設反対 4/14県民大集会

 

【14日】辺野古新基地を造らせないオール沖縄会議は、名護市の瀬嵩の

浜(せだけのはま)で「民意・自治・尊厳を守り抜く4・14県民大集

会」を開いた。

 1800人(主催者発表)が参加。「沖縄を2度と戦場にさせないと声を

上げ続けようなどと訴え、新基地建設の断念やオスプレイ配備撤回など

を求めた。

 玉城デニー知事が出席し、新基地建設に反対の意向を示した上で「新

たな自衛隊基地は造らせない」と述べ、米軍基地負担軽減がないままの

自衛隊増強に反対の意思を明確にした。

 玉城知事は、防衛省がうるま市の陸上自衛隊訓練場整備計画を断念し

たことについて「紛れもなく皆さんのカだ」と強調。

 「沖縄を二度と戦場にさせないという願いは、これから先の未来の

子どもたちに対して、私たちが今取れる最大の責任だ」と訴えた。

 

(琉球新報)

(4月16日「東京新聞」朝刊19面「辺野古・高江リポート」より抜粋)

たんぽぽ舎メルマガより転載

 

中国電力、中間貯蔵建設へ地質調査 計画に反対する住民ら30人ほどが抗議のため集合

山口県・上関、結果踏まえ議会検討

 

 山口県上関町で使用済み核燃料の中間貯蔵施設建設を計画する中国電力は23日、町にある社有地内の建設予定地で地質を調べるボーリング調査を開始したと発表した。同社はすでに進めている文献による調査と合わせて町に建設の適否を伝える。町は結果を踏まえ建設受け入れを議会で判断するとしている。

 貯蔵施設は、関西電力との共同運営を前提に計画している。

 中国電力は今回11カ所で調査を実施し、活断層の存在を調べる。期間は半年ほどかかる見通し。

 23日朝から社有地近くでは、計画に反対する住民ら30人ほどが抗議のため集合。調査開始の一報が入ると、一部は同社の準備事務所前に移動し沿道で反対を訴えた。        

 

(4月23日「共同通信」より) たんぽぽ舎メルマガより転載

https://www.47news.jp/10829955.html

連続セミナー「ミャンマーからの声を聞く」の映像記録を公開しています

 

署名活動の最新状況

 

日本はミャンマーに対して最大の援助国です。しかし、未遂クーデター以降も政府開発援助(ODA)を継続している他、軍のビジネスに関係する事業への公的資金供与を継続し、ミャンマー軍の暴力を止めるために、その影響力を正しく行使しているとはいえません。また日本では、自治を求める少数民族と呼ばれる人びとの暮らす地域の状況、多様な背景を持つ人びとの声が十分に知られてきませんでした。

この連続セミナーは、「#ミャンマー軍の資金源を断て」キャンペーン団体がプログレッシブ・ボイスと協力し、ミャンマーからの声を日本に伝えるため企画しました。現地の情勢や紛争の歴史的経緯、いわゆる少数民族居住地域での状況、日本政府や社会に対してミャンマーの市民社会の求めることは何かを、各地で活動してきたミャンマーの活動家・NGOスタッフなどをゲストスピーカーに迎えてお話を聞いていきます。現在まで第3回を開催しています。第4回...

 

全文を読む

署名活動についてのお知らせ · 連続セミナー「ミャンマーからの声を聞く」の映像記録を公開しています · Change.org · Change.org

シャンティ国際ボランティア会の活動報告

 

こんにちは、シャンティ国際ボランティア会です。

いつも活動をあたたかくご支援いただき、誠にありがとうございます。

 

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◆◇   活動報告    ◇◆

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<4/13‐14アースデイ東京2024@代々木公園に出展>

4/13(土)、4/14(日)、シャンティは東京代々木公園で実施された「アースデイ東京2024」に出展してきました。曹洞宗のブース内で、シャンティはキッズスペースを担当しました。

 

暖かく春らしいお天気に恵まれた2日間。ほっと一息つけるような場所づくりを目指し、来場者の方々に塗り絵やすごろく、民族衣装の着付け体験、翻訳絵本づくり体験などを楽しんでいただきました。

(広報・リレーションズ課 インターン トウ)

 

▼アースデイ東京2024@代々木公園への出展の様子はこちら

https://sva.or.jp/event/earthday2024/

 

<アフガニスタン|緊急人道支援2事業が終了>

昨年の夏からアフガニスタンで行ってきた緊急人道支援の2事業が無事終了しました。

なかなか支援が届かない場所に支援を届けることがシャンティの緊急人道支援の強みの一つですが、本事業の対象の一つであるヌーリスタン県もまさに秘境です。

 

経験豊富で熱意溢れる現地スタッフの頑張りのおかげで、配布後の事後評価では、対象者のすべての人から「生活の維持に十分役に立った」という評価をいただくことができました。(海外緊急人道支援課 瀧 )

 

▼アフガニスタン|緊急人道支援2事業が終了しました

https://sva.or.jp/activitynews/afghan_er202404/

 

<アフガニスタン|小中学校で始業式>

日本では、春の訪れと共に新学期が始まりました。

実はアフガニスタンでも、多くの地域で日本と同時期に小学校男女および男子中学校の新学期が開始しました。

一方で、2021年の政変から2年半以上が経った今も、中学生以上の女の子たちは学校に通って勉強することが許されない状況が続いています。

本日は、そんなアフガニスタンの始業式の様子について紹介します。

 

▼アフガニスタンの学校の始業式

https://sva.or.jp/shanticolumn/1904-2/

 

<カンボジア|コミュニティ学習センターと最終会議>

チョムリアップスオ(こんにちは)!

カンボジア事務所では2013年から、コミュニティ学習センター(CLC)事業に取り組んできました。CLCとは、図書館活動や識字教室などを提供する生涯学習の拠点です。

このたび、地域住民による運営能力が向上したことから、計画策定や資金調達などのフォローアップ活動を終了することになりました。

これまでの活動を振り返り、今後の方針について話し合うため、CLCや行政担当者と最終会議を行いました。

 

皆さまからの温かいご支援により、CLCは「みんなのための施設」として認識されるようになりました。

長年のご支援に感謝申し上げます。 (カンボジア事務所 山内)

 

▼カンボジア|CLC事業や最終会議の詳細はこちら

https://sva.or.jp/activitynews/cam240511/

 

<カンボジア|補習推進事業の最終モニタリングを実施>

カンボジアでは新型コロナの影響で子どもたちの学力低下が大きな問題となりました。

そこで、カンボジア事務所では2023年から僻地の小学校2校を対象に補習推進事業を行ってきました。

今回は、実際にデジタル動画を活用した補習授業や、各学校で始まった図書館活動の最終モニタリングを行いました。当日学校を訪れると、テスト結果で補修が必要と判断された子どもたちが、学習損失の影響が大きいとされる算数やクメール語を学んでいました。

 

この最終モニタリングをもって事業は終了し、今後は、学校が自ら補習授業や図書館活動を行うことになります。 (カンボジア事務所 山内)

 

▼カンボジア:最終モニタリングの詳細はこちら

https://sva.or.jp/activitynews/cam240403/

 

公益社団法人シャンティ国際ボランティア会(SVA)

シャンティメールニュース Vol.512(2024年4月26日号)

〒160-0015 東京都新宿区大京町31 慈母会館2・3F

TEL:03-5360-1233 FAX:03-5360-1220

MAIL:pr@sva.or.jp 

Websitehttps://sva.or.jp/

東京都 地域課題解決型空き家活用支援事業の事業者

 

東京都HP (5年度募集)

https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2023/05/09/04.html

 

東京都では、空き家を地域資源として利活用する取組を推進しています。

昨年度策定した「東京における空き家施策実施方針」を踏まえ、本年度から新たに、区市町村と連携し空き家の利活用を通じて地域の活性化や移住・定住の促進など、地域の課題を解決するための取組を行う民間事業者等を支援する事業を実施します。

つきましては、下記のとおり令和5年度の事業者を募集しますのでお知らせ致します。ぜひ、ご応募ください。

 

地域課題解決型空き家活用支援事業(概要)

https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2023/05/09/documents/04_01.pdf

 

令和5年度「地域課題解決型空き家活用支援事業」の選定

https://www.juutakuseisaku.metro.tokyo.lg.jp/akiya/tokyo_renrakukyogikai/data/akiya_renrakukyogikai_19_01.pdf

 

災害時の井戸活用促進/能登地震踏まえ指針策定/国交省

 

北陸工業新聞社 2024-04-25

 国土交通省は、災害発生時の井戸活用を促進するため、整備に関する留意点や先進事例を盛り込んだ指針の策を 以下、有料記事

https://www.kensetsu-news.co.jp/archives/514472

 

令和6年能登半島地震 緊急水源としての地下水活用事例

https://www.mlit.go.jp/mizukokudo/mizsei/content/001721306.pdf

災害時の井戸活用、8市町で未整備 能登地震の被災地域 能登半島地震

日本経済新聞 2024年2月19日

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUE1975Q0Z10C24A2000000/

 

国交省、厚労省/能登半島地震踏まえ上下水道の復旧方針検討、8月にも検討結果

 

日刊建設工業新聞 2024年3月12日

 

国土交通、厚生労働両省は能登半島地震の被災状況を分析し、上下水道施設の復旧方針などを検討するための有識者会議を立ち上げた。地震の特徴や被災状況を検証し、復旧の方向性を明確にする。さらなる耐震化に向けたハードの条件や上下水道一体での被災地支援体制といった地震対策の在り方も検討する。5月に中間まとめを示し、8月にも最終的な検討結果をまとめる。

 

12日に「上下水道地震対策検討委員会」の初会合を東京都内で開いた。国、地方自治体の職員や有識者など16人で構成する。委員長に就いた滝沢智東京大学大学院教授は「今回の地震の教訓を今後の地震対策に生かす。復旧の進め方をもう一度考え直す機会として、忌憚(きたん)のない意見をいただきたい」とあいさつした。

 

上下水道地震対策検討委員会

https://www.mlit.go.jp/mizukokudo/sewerage/mizukokudo_sewerage_tk_000874.html