新入社員とSNS~メモの代わりに写メを撮る~ | ジョカブロ!

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NPO法人日本オンラインカウンセリング協会(JOCA)の情報発信用のブログです!
講座などの開催情報から、コラムなどの掲載予定。

4月に入り新入社員の初々しいスーツ姿を見かけるようになり、春を感じています。

みなさんのこれからの活躍をお祈りしています。

さてさて、そんな一方で、先輩社会人の方々からは「ありえない新人」のお話を聞くことがあります。


そういったエピソードの中からSNSやネットに伴うものを複数回にわたって紹介したいと思います。


メモの代わりに写メを撮る


授業中の板書や掲示板のお知らせなど写真に撮影をすることもしている世代です。
ここに対して、手書きのほうが記憶に残るとか誠意がどうのこうのという話は、
感情論であり、紙の辞書を使うのか、電子辞書を使うのかの議論に似ている要素があると考えます。

正確性、スピード、どちらをとっても写メのほうが便利なのは言うまでもありません。


では、この方法を推奨するかといわれると答えはNOです。

それは、上記のような理由ではなく、
業務上に必要な内容というのは企業情報だという視点からです。
企業情報である以上、プライベイトの携帯で撮影をするというのはあまり望ましくはないでしょう。

流出するリスクは最低限にとどめる必要があります。

それは紙のメモでも同じではないかということですが、
そういう意味では、メモ帳は会社においていくよう指導することができます。

先ほど、正確性ということをあげましたが、それは悪用したい人にとっても同様です。
そして、最近の写真には様々なデータが含まれています
撮影地や、撮影をした機種など、設定を変更していなければ、写真に写っている内容以上の情報が手に入ります。

そういった機密情報が流出した際に、場合によっては企業機密を漏らしたことで、
懲戒処分なども想定がされます。
会社から賠償を求められたらどうなのか、そこまでを考えて写真を撮っているでしょうか。


このようなリスクを考えた際に、一概に便利だからと言って写メを推奨することは難しくあります。

そして、こういった企業のリスクを念頭に入れられるようなるようなことも社会人としては大事な心得です。

そういった視点を教えていくことも、先輩社員には求められるものではないでしょうか。