花粉の季節、インフルエンザ、風邪などの防止にマスクを着用する人が増えています。
昔のような布のマスクではなく、使い捨てのマスクというのもなんとなく使いやすさがあるのでしょうか。
そんなこの時期必須なマスクですが、最近では「ファッション」「仮面」のような役割で使用している人も若い世代で増えているようです。
メイクをする時間がとれなくて、文字通り隠す人もいれば、
マスクをして顔を隠すと、「顔が盛れる」(注:顔が全体が見えるときよりも、よく見える効果がある)とする人もいます。
口元を隠して「私、キレイ?」、、というとどうしても口裂け女が脳裏を横切りますが。
仮面という場合では、心理学には「仮面効果」という言葉があります。
これは他人に自分自身を認知・特定されないように変装して、自分自身を不特定多数化することで、
自分の本性が表れやすくなるというものです。
匿名性を高めるという役割を担っているのでしょうか。
先日ご紹介したハリネズミのジレンマ
でも紹介しましたが、
人と関わりたいけど、直接かかわることには少し抵抗がある人の心理にも通じるところがありそうです。
インターワイヤードのDIMSDRIVEが2014年3月に発表した調査結果によると、
この「伊達マスク」という現象は若い世代に、特に女性に多くみられるようです。
マスクがないと外出できない、マスク依存なんてことも実際にありそうですね。
実際そういった方のご相談もありますが、対人コミュニケーションに苦手意識がある場合も多い印象があります。