しかし、このストレス。解消しようとすることがストレスへの意識を増長させたりするから、なおのことタチが悪い。
で、どう処するか。
言葉にすると案外イージーだが、ストレスがなくならないことを前提に、開き直って上手く向き合う、つまり折り合いをつけることに尽きると思う。
上手く向き合う手順は次の通り。
まずは、ストレスの存在を認めて、良い子良い子してあげる。ネガなものが内在していると認識すること自体がストレスを生むし、存在を否定しても実際には消えないから、これまたストレスを生む。だから認めてあげる。悪者扱いせず、優しくしてあげる。
そして、予定調和の乱れを楽しむ。
これ、すごい大事です。
人はみな、特に習慣となっていることが自分の意図と無関係なところで乱されたり、予定が狂うとストレスを感じる。
いつもいると思っていた急行列車がそこにいなくて、各駅停車の電車がいただけでも、軽いストレスを感じる。ダイヤ大幅乱れとか、運休などと言われると、ストレスはハッキリ意識できるのではなかろうか。
つまり、無意識のうちに、「こうあるはず」という予定を作り上げ、その通りにならないと、予定が狂い、調和が乱れ、ストレスになる。
一方、予定通り行かないのも人生。ならば、その予定外をドラマとして楽しむ。「まじで?」と一瞬思う出来事があっても、「ほほう。そう来ましたか」とニンマリ楽しめればしめたもの。これをもって、ストレスと上手く向き合うと言うわけです。
如何ですか?
諸行無常という言葉は、変わらないものなど、この世にない、全てのものは変わりゆく、と教えてくれている。
変わる前提で、変わりっぷりを楽しむクセが付くと、人生もっと楽しめて、ストレスも一層減っていく気がします。
さ、今日はどんな予定外に出会えるでしょう?