昨日の午前中は、地元のおとめ山公園で恒例の緑祭りが開催されていたので、散歩がてらブラブラと出かけた。

 気分の良い初夏の日だ。


 そこでイベント開催にあたって、新宿区長である吉住健一氏の挨拶があった。

 何の変哲もない一般的な挨拶。それが区長の挨拶としては典型的で素晴らしいのである。

 それにしても、彼はどうしてこのような場に頻繁に出席して、オードドックスな挨拶を行うことができるのだろうか。

 それも区長として毎日のことであろう、どうしてストレスも感じずに自らの職務を適切にこなすことができるのだろうか。

 それは、どのような能力によるものなのだろうか。

 いつも私は不思議に思い、感心するのである。

 私にはとうてい真似をすることができない。


 私が、その能力を高く評価する(心酔して敬愛するという意味ではないが)政治関係者は、市議会議員から大臣経験者にいたるまで、この20年近くの政治人生の中では、ほんの十人にも満たない。

 そのうちの一人が、彼、吉住健一氏だ。

 これは彼が現在のように区長に就任する前、ずっと昔、彼が新人として新宿区議会議員として入って来た時から、強く感じていたことだった。

 彼が区長になる前、どこかの居酒屋で「どうしてストレスもなく、日常的な仕事をこなすことができるのか?」と質問したことがあった。

 それに対して、彼は(何を変なことを聞くのだろう)という顔をしながら、「別に普通のことでしょう」と返答したのだ。

 そういうことなのだろう。

 このように日常の仕事をきちんとこなす卓越した能力(そんなことは当たり前ではないかと思われる人もいるだろうが、これは当たり前の才能ではない)を具えた政治家は、彼の他には区議会議員で1人、国会議員で1人しか出会ったことがない。

 まさに首長にふさわしい能力といえよう。


 何かここまで新宿区長のことを褒めると、嫌らしい感じもするけど、私は自分が真に感じたことしか書かないので、これは本当のことだと受け止めて欲しい。




写真.JPG
新宿区長吉住健氏の挨拶