ボクは「家族サービス」という言葉に違和感を感じます。「家族って『サービス』することを意識する存在じゃないだろ」って思うから。サービスとかボランティアって言葉に、恩着せがましさを感じてしまうのです。
先生 その84
コラボセミナー、たっちゃんの相方は「オープンハートの会」 代表の古市佳央さんです。
どうでもいい話ですが、古市さんとボクは同じ年に生まれた同級生であり、誕生日が1日だけボクの方がお兄さんです。
前回のコラボセミナーの時に、打ち上げで名刺交換をさせていただいていたのですが、お話を聴くのは初めてでした。
顔には大きな手術の跡があり、常にサングラスをかけている姿からは、「大変な事故に遭われたのだろうな」とお察ししていました。しかし、本人は全然悲観的な雰囲気を持っていません。むしろ、少々毒舌混じりの話に、ドッカンドッカン笑わせていただきました。
古市さんの体験された九死に一生を得た話は、ご本人のサイト でご覧になっていただくとして、ボクが最も感動したのは、事故後の古市さんの考え方です。
「自分の命は人に生かされている命」
「生きている間はずっと幸せ」
という、愛と感謝に溢れている言葉を、僕等に教えてくれます。
古市さんは来月からC型肝炎の治療を開始することになりました。原因は、事故後に受けた輸血です。普通の人の感情なら、お医者さんや血液を提供してくれた人を怨むかもしれませんが、彼はこう語ります。
「ボクの今の体に流れる血は、あの時の輸血でなりたっています。ボクの命を救ってくれた人を怨むことなんかできません。だから病気にも感謝なんです」
言葉だけでなく、生き方そのものが「感謝」なのです。もうお釈迦さまやキリスト様の領域です。
そして最後に一番印象に残った言葉を、みなさんにシェアしたいと思います。ぜひ、一緒に実践しましょう。
「最大のボランティアは笑顔で生きること」
古市さんも、ボランティアという言葉が無くなる世の中を創りたいという思いをもってオープンハートの会を軸に活動されています。
ボクも、もっと大きな包容力で、周囲の人に愛で包み込める人になります。