「人は大体30代頃から、もう新しい音楽を聴かなくなる。30代からは、自分が若い頃に聴いていて好きだったアーティストをまた聴くようになる。」

以前、とあるミュージシャンの方のSNSにこう書かれていました。

あー、確かに…と思われた方も多いのでは。

大体30代頃くらいから自分の周りでも
「もう最近の曲わかんないだよね(^^;;」
という言葉をよく耳にしてました、はい。

私も20代の頃は、週に数回はCDショップへ行き、どんな曲が売れているのか、どんなすごいライバルたちが出てきているのか
、リサーチがてら猛チェックしていました。

その頃に比べたら、今はオリコンチャートに入ってるバンドでも知らない方達も多いですし、流行っている曲でも一曲きちんと歌える曲なんてないですね。

ただ、よくも知らないのに、最近の音楽シーンはつまんないよねぇ…なんて、昔の音楽はカッコ良かった的なことは言いたくはないなぁ、とは思ってて。
なので、語ることもないですね。
…音楽やってる人の発言とは思えないでけど。ぶー

そもそも、私の音楽への入り方が、【聴く音楽】ではなく、自己表現の一つとして、【やる音楽】からでしたので、昔からCDを山ほど聴いて色んなアーティストに詳しいというタイプではありませんでした。
それでも、もちろん好きなアーティストや影響を受けたアーティストはいますけどね。

最近は、自らそういうアンテナを立てていなかったので、「お‼︎誰だ⁉︎この曲歌ってるアーティストは⁈」なんていう、出会いもありませんでした。

昔、デビュー前のcoccoのインディーズ時代のシングルをタワレコの視聴機で聴いて「なんだこの曲⁉︎このタブーを破っちゃってる女の子、一体誰だ⁉︎」みたいな、ね、出会いは本当ないです。



けれど、最近色々と思うところあって、自分の音楽に対しての向き合い方をちょっと改めてみようという気持ちが湧き上がってきまして、、色々と考え始めて、あることを思いついたんですね。
で、なんだか突如楽しくなってきたんです。

そして、改めて良い曲を作りたい‼︎って思ったんですよね。


そんな矢先に、テレビでアスリート特集がやっていて、女子サッカーの澤選手の特集がやっているのを観てたんです。
すると、澤選手のエピソード以上に気になることが‼︎
それは、澤選手のエピソードVTRのバックで流れていた音楽でした。
私の聴いたことのない曲。
最初の歌い出し、最初の一小節の歌詞で鷲掴みにされたのでした。

「これはびっくり‼︎」

と思ったので、最初の歌詞をとにかく覚えることに集中して、急いでネットで検索。

なんて、ありがたい時代なのでしょう。
最初のワンフレーズの歌詞だけで、アーティスト名と曲名がすぐに判明。

そして、すかさずTSUTAYAへ駆け込み、楽曲をフルで聴くに至りました。


あー、私が好きそうな歌詞だわぁ。と、改めて自分の好みを再認識。
メロディよりも、やはり、私は歌詞ありきなんですよね。
自分の楽曲もそうですけど。

「君が好きだ!」

「君に会いたい」

みたいな、わかりやすくストレートな歌詞よりも、針でチクッと刺されるような、ちょっとひねくれてる…けれど、こういう愛ってあるよなぁ…みたいな歌詞が好きなんですよね。

まさに、そんな曲でした。

う、、嬉しい。

自身の音楽との向き合い方を決めた途端に、無意識にアンテナが立ち、そして、見事にアンテナに吸い付いてくれた曲。



以前、大きなCD屋さんで、大量のCDを目の前に、

「私は生きている間に、この世界にあるCDのうちの一体どれくらいを聴けるんだろう⁇」

と、あまりにもすごい量のCDを目の当たりにして、自分が生きている間に知り尽くせるものなど、そう多くはないんだろうな…と残念に思ったことがありました。


けれど、量ではなく、何と出会うか、が大事だなぁ…と今は思えます。
そして、その作品との出会いには必ず意味があるのだと。

それは、人との出会いもそうですね。
生きてる間に、この地球上の全ての人と出会うことは無理だけれど、この地球上にいる大勢の人間の中で、今自分が出会えてる人というのは、奇跡であり、必然であるんだなぁ、と。

これからの必然な出会いに、またワクワクします。


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2016年3月12日土曜日
【さすけ島ライブ 其の八 バンド祭】
@烏山TUBO
バョリン×フルートのラテンバンド【茂とラテンな仲間達】と【nowhere】のツーマンライブです‼︎
19:00open
19:30start
mc¥2,300+order

出演
バョリン弾きsasuke=サスケーニャすわゆか
caori:ボーカル、ギター
齋藤浩志:鍵盤、ギター
やまだ晴香:パーカッション
giz:ベース
シゲルンバ斎藤:コンガ
エルニーニョ尚久:ティンバレス
ラニーニャ美津子:フルート
and more…