陸前高田の「復興ドボク見学会」に参加して | 『5時からアイドル』まきりん社長ブログ

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朝は「仕出し屋まきりん」からスタートし、昼は「株式会社のびあという企画とPR会社の社長」、夕方は「5時からアイドルまきりん」となる人のブログです。
もと金髪長女とW王子こと双子男子の母で岩手県滝沢市在住。
カラオケの十八番は「あゝ無情」

タイトルが小学生の作文のようだけど
そういうツアーに参加してきたのは4/11(土)


「陸前高田の巨大ベルトコンベアーの
      見学会があるらしいですよ」


という情報をあまちゃんオフ会の某氏に聞いたのは
あまくらぶ卒業コンサートが久慈で行われた3月上旬。


翌日の日曜日は仕事パンパンだし、どうしようかな?と思ったけれど
「エイ!!なんとかなるべ」と参加を決意。
こちらが情報提供者の通称公団さん。





11:00に一関駅東口に集合。
ハイエース2台に18人が乗車。
ちなみにこのツアーは、ツイッターで募集したもの。
なので点呼はツイッター名で呼ばれる。




主催者のNさんが

「いやあ、すごくマニアックなツアーなのでマキリンリンさん
大丈夫かすごく心配してるんです」


と挨拶された意味がわかったのはそれから約1時間後。


まっすぐ陸前高田へ向かうのかと思いきや
なんと途中で、三菱マテリアル岩手工場(長坂鉱山)へ!!

そうなのだ

ここに参加しているのは

「土木や工場や工事現場や旧道が好きな人たちの集まり」!!

あとでわかったけれど、私が車でずっと隣だったOさんは
「団地」のスペシャリストで、
なんと「マツコの知らない世界」にも出演された著名人だった。


写真撮り忘れちゃったけど、結構な雨のなか
三菱マテリアル工場で約1時間。

みなさん夢中になって工場の写真を撮っていらしたのだ。
道理でみなさん、荷物がデカイと思ったら
あれカメラの機材なのね。

世の中には
重機や工場や工事現場が大好きな人たちがいて
そのための見学ツアーもあると聞いてはいたけれど
まさか自分もそうしたツアーに参加していたなんて。

たしかに超マニアックだ

私は工場だの橋梁だと重機だのに興味はないが
それらを夢中になって写真を撮りまくる人たちを見てるのはおもしろかった。

その後も、
「このトンネルかっこいい!」とか
「この橋梁はどうしてこれを使ったかなあ」
「このバイパスと旧道のつなぎおかしくね?」などという
会話を聞きつつ、陸前高田着。


私は約1年半ぶりの陸前高田。
街の風景が一変していました。






このベイブリッジみたいなのが、長さ約3キロにわたる巨大ベルトコンベヤー

約1800人が犠牲になり、市のほとんどが壊滅的な被害をうけた陸前高田は
市街地に約12Mのかさ上げを決意。
およそ1600億円を投じた巨大造成プロジェクトが進んでいるのだ。


今泉地区にある120Mの山を最終的には45Mまで切り崩すそうで
その土砂を運ぶためだけに建設されたコンベヤーが
「希望のかけ橋」と命名された巨大ベルトコンベヤー。




ここがベルトコンベヤーの出発点




約3キロ、「奇跡の1本松」の横を通り





かつては市の中心地であった場所へ土砂は運ばれる。


終点にはこの種の重機がたくさんある。
ツアーの参加者が
重機のメーカーはもちろん、
ベルトコンベヤーを作っている
会社の名前まで知っているのは、
やはりこの「ドボク好き」ならでは・・・だったけれど。



そして終点のすぐ眼の前に
当時のまま立つ米沢商会の3階建てのビル。




ビルの持ち主である米沢さんは屋上のこの階段を上り
まる1日救助を待ったそうだ。


「忘れないよ みんなと暮らしたこの街」の言葉が切ない。
かつての懐かしい街は12M下に埋められる。

なお、このビルは取り壊さず、このまま保存する意向だそうだ。





このツアーを企画してくださったNさんは
米沢商会の前の道路に魅せられ
陸前高田を訪問すること約20回





「ボランティアとか復興!!とか
そういう力の入ったもので
陸前高田を訪問するんじゃなくて
もっといい意味でゆるく訪問するきっかけを作りたいと
思ったんですよね」


とのことで
「復興ドボク見学会」を主催するのは2回目だそう。

ちなみに「希望のかけ橋」こと3キロの巨大ベルトコンベヤーは
9月末で稼働を終え、来年1月末には完全撤去の予定だそうだ。

なのでもう一度、企画してくれそうな気配。

そうだよね
力こぶのの入った支援活動!!じゃなくて
それぞれの趣味を活かしたツアーで訪問するきっかけを作るって大事だと思うし
そうした段階に入ってるような気がする。


こちらは
広田湾のかき小屋で牡蠣の夕食。
生ガキ→カキフライ→からごと蒸したもの→かきごはんと
旨かったよお。



宿泊組と別れ、私を含む日帰り組は
かつて鉄道があった地域を走るバスで気仙沼駅へ
そこから一関へ電車で帰ります。





こちらは一関から深夜バスで東京へ戻るというお2人。
「工場萌え」の共通の趣味で知り合ったんですって。
「ブログに載せていい?」と聞いたらOKでしたので掲載





いやいや今回の「復興ドボク見学会」
参加して本当に良かった。

街がまるごとなくなり、そして再生するというのは
こんな風に、風景が日々変わることなんだ
と思った。

希望の架け橋が運んだ土砂は
陸前高田に巨大な城壁を作り
その上に新たな陸前高田が作られる。

住居を建設できるようになるのは
平成30年の予定だそうだ。


そして、工事現場萌えする人たちだけでなくても
この巨大プロジェクトは
見るに値する。


っていうか、たくさんの人たちに変わりゆく陸前高田を見てほしい
と思った。

きっと100年以上先を考えた新しい陸前高田が
作られていくんだろう・・・


主催してくれたNさん、本当にありがとうございます。
そして
今までツイッターというと「あまちゃん」つながりが主だたけれど
そこにもうひとつ素敵な「ドボクつながり」が出来ました。

次は泊まりで参加したいな。

この復興ドボク見学会の様子はこちらをクリック→#復興ドボク見学会



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今年の寄付金は陸前高田の小・中学校へ!!
おかげさまで出店者は過去最多の56店を予定!!







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