【フィックスレコード】創り手の想い、聴き手の心得。 | ふぃっくすぷらす。 ~日常にうるおいを♪

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昨日の記事にもあるように、
私は、プチオーディオ(特にPCオーディオ)ファンである。
ちなみに、超初心者なので、胸を張って「ファン」、
ましてや「マニア」とは言えない。

普通の友人に、「オーディオが趣味」と言うと、
不思議がられることが多い。
どうやら理解ができないようだ。

ディープなオーディオファンはいざ知らず、
私がそれなりに力を入れる理由は、
「少しでもいい音を創ろうと
 力を注いでいる制作者がいるのなら、
 少しでもいい音で聴く努力を
 リスナーもすべきである」

という信念を持っているからだ。

この考えを持つきっかけとなったのも、
実はフィックスレコードさんである。

話は、2010年2月20日(土)に遡る。
「Soundgirl-音響少女-」のイベントが行われた日だ。
このブログでも何度か話題にしている岩井喬氏による、
オーディオ関連のイベントである。
私が参加した理由は、「Suaraさんが来る」から。
失礼ながら、実際に参加をする前は、
特にオーディオへの興味があったわけではなかった。

そのイベントを体験するまで、
私の意識の中で、「音楽」というものには、
「演じ手」と「聴き手」しか存在しなかった。
これは、私が10年間吹奏楽でフルートを演奏しており、
「音楽」=「生で演奏されるもの」という
イメージが強かったことも影響していたのだろう。
恥ずかしながら、ここで初めて、
音源を制作するエンジニア、
すなわち「創り手」の存在を意識させられたのだ。

その日の登場人物は、
前述の岩井氏、Suaraさんの他にも、
もうひとりおられた。
フィックスレコードのエンジニアである、
有村健一氏だ。
(本日の話題の主役です!w)

JVCケンウッド丸の内ショールームで
行われたこのイベントでは、
ビクターやケンウッドの機器を
用いた視聴だけではなく、
Suaraさん、有村氏に対しての、
さまざまなインタビューも行われた。
おふたりが、ご自身の音楽的ルーツも含め、
いろいろなお話をされたのだ。

有村氏は、1990年代後半から
AQUAPLUSにかかわっておられ、
PC版「WHITE ALBUM」が
最初の作品であったとのこと。
(私の記憶がうろ覚えだったらすみません・・・・・・。)
余談ながら、私がAQUAPLUSを知ったのは
『こみっくパーティー』(1999年初出)だったから、
既にその作品にはかかわっていたのではないだろうか。

このインタビューにおいて、有村氏は、
自身のエンジニアとしてのこだわりを、
熱く語っておられた。
それまでもAQUAPLUSの音楽に
何か他とは違ったものを感じていた私は、
ここで有村氏のお話を伺ったことで、
そのクオリティの高さがどこから来るのかが
わかった気がしたのだ。

そこで初めて「エンジニア」=「創り手」
というものが存在する、ということを知った私。
そのショールームにおいて、
実際に優れたオーディオ機器から流れる
そのこだわりに満ちた音を聴くことで、
今までの自分がいかに無知蒙昧であったかを、
まざまざと思い知らされたのである。

そこから、私は、「創り手」の想い
正面から受け止めるため、
「聴き手」として最大限の誠意
持とうと心に誓ったのだった。

この日は、私の音楽観に革命が
起こったと言っても過言ではない。
Suaraさんはもちろん、そのきっかけを与えてくれた、
有村氏、岩井氏にはどれだけ感謝をしても
し足りないくらいなのである。

なお、この日に聴いたウッドコーンシステムの
音色に魅せられた私は、
後日、Victorの「EX-AR7」という
コンポシステムを購入するのであった。

なお、この日に視聴したのは、
下記の音源である。

『POWDER SNOW』(『Pure』)
『Feeling Heart』(『ToHeart』)
『Ever Green Day』(TVA『ToHeart』)
『それぞれの未来へ』(『ToHeart』)
『形のない街を目指して』(TVA『こみっくパーティー』)
『赤い糸』(TVA『WHITE ALBUM』)
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『夢想歌』(『Suaraライブ2008 太陽と月の調べ』)
『Heart to Heart』(『AQUSPLUS LIVE 2008』)
『Until』(『AQUAPLUS LIVE 2008』)
『Free and Dream』(『AQUAPLUS FESTA 2008』)
『光の季節』(『Suaraライブ2007 惜春奏歌』)
『キミガタメ』(『Suaraライブ2008 太陽と月の調べ』)
『アオイロの空』(Suaraライブ2008 太陽と月の調べ』)
『memory(English ver.)』(『AQUAPLUS LIVE 2008』)
ショールームライブ『トモシビ』

『形のない街を目指して』を演奏しているのは
「Kaya」というグループですが、
今回の「花凛風月ツアー」でギターを演奏している
田村太一氏が所属してらしたそうですよ!!
他にも、『誰彼』のOP、EDなどをされてましたね♪

ちなみに、当日のSuaraさんの日記はコチラ

岩井氏の著作は、以下。
『新・萌えるヘッドホン読本』
『Soundgirl Duo』